妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日は依頼で海に来ていて終わったところだったんだが・・・
亀型異宙人「行きましょういいから!」
カゲチヨ「えっ!ちょうわぁああ!」
俺は突然海から現れた亀型異宙人に乗せられて海の中に来た・・・
異宙人の能力なのか水の中でも呼吸は出来たが・・・
カゲチヨ「どこに連れてくんすか!?」
亀型異宙人「竜宮城です!」
助けてもないのに!?
カゲチヨ「なんで連れてくんだ?」
亀型異宙人「実は今乙姫さまがお腹を空かせてしまい怒っているんです。」
え?
亀型異宙人「誰でも良いから食わせろって。」
イメージと違いすぎるだろ!
カゲチヨ「俺を食わせる気かよ!っていうかどんな乙姫だよ!」
亀型異宙人「はい、乙姫さまは体長八メートルの巨体で非常に凶暴な性格の大男です。」
女ですらない!何で姫なんて呼ばれてるんだよ!!
亀型異宙人「基本的に乙姫さまは足から食べていきます。一番おいしい頭は最後に楽しむんです。」
カゲチヨ「意外とグルメだった!!」
亀型異宙人「あと食事中に口をひらくのでくちゃくちゃと音を立てますね。」
カゲチヨ「人間そんな風に食うなんてグロテスクすぎるだろ!!」
亀型異宙人「いや人間を食べるのは今回が初めてで・・・一番の好物はカメなんです。僕の代わりに誰か食わせたいと思ってら偶然海岸を一人で清掃しているあなたに出会ったので。」
お前の身代わりかよ!!
亀型異宙人「僕が昔から仲良くしてた亀たちは皆食べられてしまいました・・・」
それは可哀そうだな・・・
亀型異宙人「乙姫さまが僕を食べたいって言ったので僕の代わりに差し出しました。」
やっぱりこいつがクズだった!!
カゲチヨ「竜宮城って天国みたいなイメージあったのに・・・」
亀型異宙人「大丈夫です、ちゃんと本物の天国にはいけますよ。」
腹立つな・・・
亀型異宙人「こうして生き延びてやりますよ・・・くくく・・・」
マズイ・・・水中じゃこいつが有利だしウイルスで動けなくしてもこの深い海で岸まで泳げるかわからないぞ・・・
亀型異宙人「あ、乙姫さまだ!乙姫さま~!僕の代わりにこいつを食べてくださーい!」
ガシッ!
亀型異宙人「えっ!」
パクッ・・・
アイツだけ食べられて助かった・・・じゃない!
カゲチヨ「がぼぼ・・・」
溺れそうだしすぐに乙姫が来る・・・
カンナ「カゲチヨー!大丈夫!?」
カンナ!
カンナ「カゲチヨの発信機の場所が海のど真ん中だったから心配になったんだよ!」
カゲチヨ「今助かったところだよ・・・」
俺はカンナに連れられて乙姫から逃げた後事情を説明した。
カンナ「まあ乙姫も人間食べるほど切羽つまってなかったってことだね。」
カゲチヨ「カメ同士なら助かってたけど流石に人間は食べたくなかったってことか・・・」
まぁ好物があったらそれ食うよな・・・
カンナ「そういえば遠くからくちゃくちゃ聞こえたけどあれなんだろ?」
やめてくれ・・・さっきの頭を残すのを考えたらめっちゃグロくて吐きそう・・・