妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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田舎でカレコレ屋

sideカゲチヨ

今日は暇だった皆はテレビを見ていた・・・

 

カゲチヨ「こらー!!お前ら天気が良いんだからトッププレデターの情報集めようぜ!!」

 

カンナ「えー!昨日だって聞き込みして成果なかったんだし今日くらい休んだって罰は当たらないよ~」

 

カゲチヨ「こういうのは日々の積み重ねなんだよ!」

 

ヨ―メイ「いつも依頼サボろうとするカゲチヨさんがいいますか?」

 

フィーア「カゲチヨが片っ端から怪しい奴に話聞いてるけど大体いつも警棒で叩かれてるところを私たちが助けてるだけじゃないですか。」

 

カゲチヨ「うるせー!泣くぞ!」

 

シディ「皆ピリピリしてしまっているな・・・里帰りして自然の中で気分をリフレッシュするか?」

 

ヒサメ「でも妖精王の森の中は事業で皆せわしないし・・・」

 

確かにちょっとリフレッシュに出かけた方がいいのか・・・?

自分の無自覚な苛立ちにそう思っていると・・・

 

男性「おはようございますー。」

 

なんか業界人っぽそうな人が入ってきた・・・

 

ヨ―メイ「おはようございますって・・・今は昼間ですよ。」

 

男性「あー!なさいめんご!私はキー局でプロヂューサーをしているものです。」

 

あの履歴書を書いて欲しいって依頼人が就職したところか・・・

 

男性「実はカレコレ屋の皆さんにうちの番組に出て欲しいんです。」

 

ヒサメ「あ、これって田舎で○○って奴知ってる!」

 

カンナ「確か色んなことを田舎で挑戦する番組で、この前は田舎でペガサスに乗りながら大道芸をしていたよ。」

 

それ田舎でなくても凄いと思うんだが・・・

 

男性「今回ぜひともカレコレ屋さんに田舎で何でも屋!やって欲しいんですよ~!ヨ―メイさんにもサポート役として出て欲しいんですよね~!」

 

ヨ―メイ「えぇええ!!」

 

シディ「だが田舎と限定してしまったら何でもじゃなくなるんじゃ・・・」

 

男性「もちろん出演料はたっぷりと!」

 

カゲチヨ・ヨ―メイ・カンナ「やります!!」

 

フィーア「即決!?」

 

男性「それに依頼にかかる実費も番組で負担しますよ?」

 

ヒサメ「すごい!至れり尽くせりだよ!」

 

これはやるしかないな!

 

sideオーナー

 

私とスズキ、サトウは用事があったのでリサイクルショップにいたのだが・・・

 

ナレーション「田舎で○○!今週は田舎で何でも屋を営むカレコレ屋と臨時バイトのヨ―メイさんをゲストに迎えています。」

 

ヨ―メイとカレコレ屋!?

 

オーナー「最近バイトに顔出してないと思ったらこんなところにいたのか・・・」

 

サトウ「面白そうなことやってんな!」

 

スズキ「どうなったんだろうな・・・」

 

そうして番組は始まった・・・

 

sideナレーション

 

ここは異宙でも指折りに田舎の地域、今日はこちらでカレコレ屋さんが依頼をこなしていきます。しかしこんな田舎に依頼はあるのでしょうか?

 

カゲチヨ「田舎っては聞いてたけどマジで何もないな・・・」

 

ヒサメ「取りあえず住人の人に声を掛けた方が良いんじゃない?」

 

カンナ「そうだね、あのーアーシたちどこかに困っている人とかいませんか?手伝いたいんですけど・・・」

 

住人「うーん、今は特にないかね~」

 

フィーア「あぁ・・・逃げられてしまいました・・・」

 

そりゃそうでしょう。まだ来たばかりの知らない人に手伝うと声を掛けられても自給自足をしてきた人たちでも不審に思い困惑してしまいます・・・

 

シディ「他の人にも訪ねてみよう!」

 

そうして粘り強く依頼がないかと声をかけても皆自分の力でなんとかしているので何でも屋をあまり必要としていませんでした・・・

 

ヨ―メイ「まさか田舎の人たちがここまでたくましいとは・・・」

 

ヒサメ「異宙人も自分たちで撃退してるのには驚いたよね・・・」

 

カゲチヨ「何でも屋どころか腹もすいてきたしな・・・」

 

このままでは依頼をこなすどころか寝る場所も確保できません。これは大きな誤算か?カレコレ屋、ところがそこに救いの手が!

 

老人「もし、そこの方。」

 

カンナ「な、なんでしょうか?」

 

このご老人は近所に住む寺内甚五郎さん81歳。近所でカレコレ屋の噂を聞き付けやってきたそうです。

 

寺内「よければうちに来ないかね?」

 

フィーア「本当ですか!」

 

ヨ―メイ「助かりましたー!!」

 

捨てる神あれば拾う神あり。カレコレ屋の皆さんは寺内さんの家にお邪魔することになりました。

 

寺内「田舎料理でお口に合うかどうか・・・」

 

ヒサメ「いえ、ものすごく美味しいですよ!!」

 

シディ「うむ、ぜひレシピを教えて欲しいくらいだ。」

 

お婆さん「おらやだ!シディさんにそう言われるなんて若返っちゃうわー!」

 

都会では味わうことが少ない素朴でシンプルな田舎料理、普段はどんなもの食べてるんでしょうね?

 

ヨ―メイ「最近はリサイクルショップでの失敗のせいでずっとフィーアさんから差し入れてもらってる昆虫食を食べてたんですよねー」

 

どんな失敗したらそうなるんだ!?そんなに虫を食べて大丈夫なのかヨ―メイさんと差し入れをしているフィーアさんは!!

 

カゲチヨ「いやーこんなに良くしてもらってありがとうございます!」

 

ヒサメ「困っていることがあったら是非!」

 

寺内「いやいや!そんなつもりで呼んだんじゃない。」

 

フィーア「それじゃ私たちの気が済みませんよ!」

 

そうして翌日カレコレ屋はピスタチオ農家の寺内さんの農作業を手伝うことになりました。

 

お婆さん「まぁ、異宙の能力で素早く収穫して電気まで賄ってくれてしかもぐっすりと眠れるようにも・・・助かるねー!農業機械いらずで助かるわー!」

 

ヨ―メイ「いえいえ、どうってことありません!」

 

カンナ「農作業系の依頼はあんまりなかったけど楽しいですよ!」

 

最初はぎこちなかった農作業でしたが日を追うごとに上手になっていき今じゃ熟練の農家と引けを取りません。すっかりカレコレ屋は地域に受け入れられて依頼も来るようになりました。

 

カゲチヨ「ここに来れて本当に良かったと思ってます。」

 

ヨ―メイ「人の温かさがこんなに癒してくれるのかって思えますよね・・・」

 

フィーア「これからも地区のために頑張っていきます!」

 

田舎にはなにもない・・・だからこそ何かを見つけられるのかもしれません・・・少なくともカレコレ屋の皆は人として大切なものを見つけられました・・・

 

田舎で○○また来週!

 

sideオーナー

 

ただの農家になるまでだったな・・・

 

サトウ「まぁ依頼はこなしてたから何でも屋か・・・?」

 

スズキ「だとしても農家メインだっただろ・・・」

 

カゲチヨ「ただいま戻りましたー!」

 

おぉ・・・帰ってきたのかってカゲチヨがすっかり顔に泥付けて田舎の農作業ファッションで帰ってきた!

 

ヒサメ「あ、サトウ君にスズキ君!これ隣の農家さんからのお裾分け!」

 

スズキ「水水しい野菜だ・・・」

 

ヨ―メイ「オーナーにも!」

 

すっかり田舎に染まってる・・・

 

フィーア「これからも何でも屋をやりつつ依頼ないときは農家もやっていきます!!」

 

カンナ「むしろ老後は農家だね!!」

 

シディ「うむ!」

 

完全に農業好きになっていてめんどくさくなったな・・・

 

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