妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
あれ?おかしいな・・・
カゲチヨ「どうしたんだよヒサ?」
ヒサメ「数学の教科書がないの・・・」
休み時間中に予習しとこうと思ったんだけど・・・
カンナ「数学の教科書がないって!」
フィーア「皆で探しましょうか?」
そうだね・・・
カンナ「待って・・・それは学校の不思議消える教科書かも・・・」
な、何で怪談風に蝋燭を・・・?
カンナ「これはある生徒が実際に体験した話なんだけどウチの学校では偶に教科書が消えるらしいの!!」
ひぃいい!!
フィーア「ヒサメちゃんほどじゃないですけどちょっと不気味かもしれないですね・・・」
カゲチヨ「いやよくありそうな話じゃね?」
カンナ「何言ってるの!!うちの学校や町にはこういう怪談の話が認知されてるだけで49個あるといわれてるの!!」
カゲチヨ「確かに俺達よく怪談の話にも巻き込まれてるけど・・・」
ヒサメ「そんなにあるの!?」
震えが止まらないよ・・・
カンナ「でもこの話はこれで終わりじゃないの・・・教科書が消えた生徒は三日以内に・・・」
三日以内に・・・?
カンナ「ロッカーから身に覚えのないカビたパンが~!!」
ヒサメ「ひぃぃい!二重の意味で怖いぃい!」
フィーア「なんか学校あるあるになってきましたよ!!ヒサメちゃんは食べ物粗末にしたくないだけでしょ!」
カゲチヨ「いやだけど怖くはないぞ!!」
ゼクス「悪い、ヒサメはいるか?」
ゼクス君?
ゼクス「数学の教科書借りたから返しておくぞ。」
あ、そうだ。ゼクス君に貸してたんだって・・・
カゲチヨ「ということは・・・」
カンナ「そういうときもあるよ。」
フィーア「やっぱりでたらめでしたか・・・」
カンナ「そんなことない!この学校でも心霊現象が確認されてるの!!」
いつになく力説・・・
ゼクス「どんなのがあるんだ?」
カンナ「走る人体模型って言ってね・・・これはある生徒が見たらしいんだけどウチの学校の人体模型は皆が寝静まってから廊下を走ってるんだよ~!!」
ヒサメ「いやぁああ!!」
カゲチヨ「確かにそれは怖いかもな・・・」
フィーア「夜になったら競争したいですね・・・」
カンナ「いや夜中じゃなくて朝五時くらいなの。」
ゼクス「健康的だな!!」
早朝ジョギング!?
ゼクス「全部胡散臭い話ばっかりだしカンナももう少しまともな物語を読んだらどうだ?」
カゲチヨ「そうとも限らねぇだろ。日本の怪談話や海外のホラーにも名作は沢山あるからな。ろくろ首やのっぺらぼう、フランケンシュタインも文学的に認められてるんだ。」
そうなんだ・・・
フィーア「ってことはカンナちゃんが仕入れた学校の怪談にも名作があるってことですか?」
カンナ「そう!そして私は京極夏彦や小泉八雲のように本を出すの!!」
夢が壮大!
カゲチヨ「じゃあカンナが実際にみたものを作品にした方が良いんじゃねぇか?」
ヒサメ「なんか怖い話ないの?」
私たちはカンナちゃんに聞く。
カンナ「特にないかな・・・あえて言うなら昨日誰もいない音楽室のピアノが勝手になっていたことくらいかな。」
ゼクス「十分怖いぞ!!」
フィーア「じゃあ今日の放課後見に行きましょう!」
えぇ!?
sideカゲチヨ
ヒサメ「み、皆で行く必要あったかな・・・?」
フィーア「怖いでしょうがもしかしたら不法侵入した異宙人かもしれないですし行って損はないですよ・・・」
というわけで音楽室に来たんだが・・・
ゼクス「音はなってないな・・・」
カンナ「おかしいな・・・でも昨日は絶対聞こえたんだよ。」
ヒサメ「昨日は誰かいたんじゃないの?」
いやでもこの音楽室は勝手に入れないはずだよな・・・ん?
カゲチヨ「何で俺達音楽室に入れてるんだ?」
カンナ「職員室から鍵をかっぱらったの!」
普通にヤバいじゃねぇか!!
カゲチヨ「しかし考えたら誰もいないのに勝手になるわけ・・・」
バーン!!
うお!!
カゲチヨ「おい!本当になったぞって・・・」
全員いなくなってる!!
カゲチヨ「一人にするなよ・・・」
フォレス「あれ?カゲチヨ先輩?」
お前はユカの友達の・・・
フォレス「私いつも放課後にピアノの練習をしてるの。」
なるほど、小さいフォレスが演奏してたから誰もいないように見えたのか・・・
フォレス「ところで私は窓の隙間から入ったけどカゲチヨ先輩はどうやって入ったの?」
カゲチヨ「しまった・・・早く鍵を返さないと・・・」
ぴんぽんぱんぽーん・・・
神谷「音楽室のカギを勝手に持ち出した奴はこい・・・逃げるなよ?」
これ今日一番怖いぞ!!
フォレスの活躍もありなんとかバレずに返せた。