妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヨ―メイ
はぁ・・・今日は好きなあたりめを買ったんですけど値上げされてましたね・・・
ヨ―メイ「私に許された小さな幸せもいつまでもつか・・・」
ユカさんに相談してみる?いやそんなことしたら「もっと沢山良いもの食べないとダメッ!」と高級な食べ物を沢山用意してきて胃もたれするのがオチ・・・
ネコ「にゃー」
な、なんですか?
ヨ―メイ「だ、ダメですよ!ってうわ!」
あー!あたりめが!!って赤信号!!
ドンっ!
ヨ―メイ「え?これ私のせいですか?」
でも強奪しようとした猫の自業自得ですし追いかけなくても同じ展開に・・・
「あのすみません・・・」
え?
sideユカ
ーしばらくしてー
うぅう・・・・
ヒサメ「ユカちゃん、心配しなくてもヨ―メイちゃんなら大丈夫だよ。」
カンナ「そうそう、ああ見えて悪運は強いからきっと大丈夫。」
ユカ「でも、でも!バイトの時間になってもリサイクルショップにいないんですよ!折角除くために色々準備してたのに・・・」
フィーア「それはそれでヨ―メイは不運に巻き込まれてますね・・・」
シディ「取りあえずカゲチヨに見てきてもらおう。」
ユカ「いえ。こうなったら全員で部屋に突撃しましょう!」
わたしたちはカゲチヨと一緒に家の前までやってきました!
ユカ「あとはヨ―メイちゃんの部屋をピッキングで開けて・・・よし!開きました!」
カゲチヨ「ナチュラルにストーカーの技能が役に立っててやべーな・・・」
取りあえず部屋に突撃すると・・・
ユカ「そんな・・・部屋が荒らされてる!!」
まさか誘拐犯に・・・
カンナ「いや!棚の上にヨ―メイが・・・って・・・」
フィーア「きゃぁあああ!可愛い!何で猫耳と尻尾をつけてるんですか!」
ヒサメ「やっぱりフィーアちゃんは動物なら見境なしだね・・・」
でもどうしてこんなことに・・・
シディ「確かヒサメのときは催眠術だったな。」
カンナ「オーナーに電話したけど薬は使われてないって。」
カゲチヨ「催眠術なら猫耳と尻尾は出ねーはずだしな・・・」
じゃあ早く理由を究明しないと!
ユカ「カレコレ屋に依頼を出します!早急に原因を探してください!!」
ヒサメ「あー・・・それなんだけど・・・」
シディ「実は今日依頼があってやらないといけないんだ・・・」
ユカ「ヨ―メイちゃんより依頼を取るというんですか!!」
カンナ「依頼人との信頼もアーシたちには大事なの!それに大丈夫!カゲチヨとフィーアちゃんは置いてくから!」
カゲチヨ「はぁ!?どうして俺が・・・フィーアとユカだけでいいだろ?」
カンナ「だってアーシたちだと逃げられるし・・・それに・・・」
フィーア「よーしよしよし・・・!」
ぎゅうう!バキバキ・・・
ヨ―メイ「にぎゃぁああ!?」
ユカ「フィーアお姉さま離して!一旦離して!ヨ―メイちゃんの背中が怪しい音を立ててますから!」
カンナ「フィーアちゃんを引きはがすのにやっぱり男では欲しいからさ・・・・」
カゲチヨ「わかった・・・」
カゲチヨさん早く手伝ってー!
sideフィーア
さーて!お世話開始ですよ!
フィーア「毛糸玉ですよ!ころころー!!」
ヨ―メイ「にゃおー!」
カゲチヨ「相変わらずいつものクールキャラが吹っ飛んでるな・・・まぁ楽できるからいいけど。」
ユカ「でも二人とも楽しそうですよ。」
よーし!お次は・・・
フィーア「猫じゃらし!ほらほらこっちですよー!次はこっちー!」
私は麒麟の高速移動で猫じゃらしを揺らす場所を変えます!
ヨ―メイ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
カゲチヨ「猫になっても体力が増えるわけじゃないよな・・・」
ユカ「なんかヨ―メイちゃんが遊んでもらってるというより遊びに付き合ってる感が出てきましたね・・・」
ヨ―メイ「にゃー!にゃー!」
カゲチヨ「なんだ?こっちになんか要求してるぞ?」
ユカ「私にはわかります!おそらくごはん!!待っててください!最高の魚料理でもてなします!」
ユカが凄いスピードで飛んで行って・・・
ユカ「マグロにサーモン、カンパチ、カツオ・・・他にも沢山釣ってきました!」
カゲチヨ「デカすぎだろ!部屋に入れる前に切ってこいよ!!」
とんでもないデカさの魚を大量に持ってきました・・・
フィーア「相変わらず性格に問題が無ければハイスペックなんですよね・・・」
カゲチヨ「お前が言うか・・・?」
フィーア「なんか言いました?」
カゲチヨ「何でもないです。」
ということで昼食は私とユカで調理した魚料理祭りとなりました。
フィーア「焼き魚はもちろん刺身やホイル焼き、ムニエル。海老なんかは天ぷらにもしてあります。」
ヨ―メイ「にゃー!!」
ユカ「喜んでくれてよかったです!」
カゲチヨ「じゃあ頂くか・・・ってぐべっ!」
なんといきなりヨ―メイがカゲチヨを床にひれ伏させた!
フィーア「猫は人間見下してるっていいますけど・・・」
ユカ「どうやらカゲチヨさんのこと思いっきり見下してるようですね・・・」
カゲチヨ「何で二人のことは見下さないんだよ!?」
そりゃ愛が伝わってるからですね!
ユカ「フィーアお姉さまのはまた抱き着かれたら死ぬっていう恐怖じゃ・・・」
フィーア「普段ストーカーしてる人にだけは言われたくないです。」
sideカンナ
アーシたちは依頼を早く終わらせることが出来た。
ヒサメ「シディが頑張ってくれたおかげだね!」
シディ「ヒサメも頑張っていたじゃないか。」
ヒサメ「やっぱり動物化してるから心配だしね。」
カンナ「そんなに心配しなくてもヨ―メイならフィーアちゃんとユカが愛してるから大丈夫だよ。」
ヒサメ「うん、だから心配なんだけど・・・」
そうして歩いていると・・・
フードの男「そこのお嬢さん・・・見える・・・見えるぞ。貴方にまとわりつく亡者の念が!」
え!亡者!?
カンナ「アーシは!?アーシにはいないの!?」
フードの男「うーん、貴方はなぜか亡者たちが逃げていますね・・・よほど生前の亡者に酷いことをしてるのでは・・・」
何で!?検討もつかない!?
ヒサメ「やっぱり・・・」
シディ「だが楽しそうだな。やってもらったらどうだ?」
カンナ「そうだよ!せめてヒサメちゃんについてる亡霊がみたいよ!」
ヒサメ「えぇ・・・?」
フードの男「私はさすらいの霊媒師。昨日この町にやってきてね。今はただで死者を召喚するサービス中なのさ。」
シディ「死者を召喚?本当にそんなことできるのか?」
カンナ「シディ、遅れてるね!アメリカなんかの海外だと霊能力で捜査することもあるほどなんだよ!異宙に転生したんだから霊能力者がもっと生まれていてもおかしくないよ!」
ヒサメ「やっぱり詳しいねカンナちゃん・・・でもそんな都合よく現れるものじゃ・・・」
霊能力者「本当だとも!昨日は猫の死に立ち会い心を痛めた少女のために猫の霊を召喚したのだからね!」
ん?それって・・・
カンナ「その子ッて紫色の髪で片眼を隠した子じゃなかった?」
霊能力者「あぁ・・・確かにそうだったな・・・」
まさか・・・
sideカゲチヨ
カゲチヨ「猫の霊が憑依してる!?」
俺はヒサたちからの電話を聞いて度肝を抜かれた!
カンナ「そう!つまり霊能力は本当にあったってことだよ!ヨ―メイをこのままテレビに出演させれば霊能力を世界にもっと発信できるよ!!」
フィーア「今はそこを気にしてる場合じゃないですよね・・・?」
ヒサメ「うん、その場では猫の霊と話して帰ったんだけど未練が強すぎて魂がくっついちゃったんじゃないかって。」
ユカ「元に戻す方法はあるんですか!?」
シディ「やった本人は召喚専門らしくて未練を晴らせば元に戻せるかもねと・・・」
なんだその適当な霊能力者!?
カンナ「このままだと魂が完全に一体化して元に戻れなくなるって言ってたし未練探さないといけないからとりあえず猫が事故に遭ったって言う交差点に行ってみるね!」
あ!おい!・・・切れた・・・
フィーア「そういえばカゲチヨにも甘えてくるようになりましたね・・・」
カゲチヨ「これも猫化が進んでる要因だっていうことだな・・・」
ユカ「そんな・・・嫌ですよ・・・ヨ―メイちゃんは猫の事故を自分のせいだって思い込むくらい優しいのに・・・」
フィーア「でも天牙の断ち切りを使うにしても融合しつつある魂を切り分けるなんてお父さん並みに精密操作でもないと無理ですよ?」
ユカ「大丈夫ですよ・・・サトリの能力を全開に使って猫の声だけを聞きわければ・・・」
そうしてユカはヨ―メイの胸に耳を当てて目を閉じて集中し始めた・・・
カゲチヨ「なんかこうしてみるとスキンシップしてるようにしか見えねぇな・・・」
フィーア「珍しく真面目にやってるんですから静かに・・・」
ユカ「あたりめ・・・食べたい・・・食べれなかった・・・そうか!事故の様子も浮かんできました!この猫はヨ―メイちゃんのあたりめを奪って逃げてそのまま車に轢かれたんです!」
なるほどな・・・ヨ―メイあたりめ好きって言ってたっけ・・・
フィーア「そういうことなら買ってきます!」
フィーアがダッシュで買ってきたあたりめを・・・
ユカ「ヨ―メイちゃん・・・戻ってきてください・・・」
ユカが涙を流しながらまるでポッキーゲームのように食べさせ始めた・・・
ヨ―メイ「にゃー!」
カゲチヨ「なんか恋愛漫画の感動シーンみたいだな・・・」
フィーア「まぁ食べさせてるものがあたりめだということを除けばロマンチックなシーンではあるんですけどね・・・」
俺たちがそんなことを思っていると・・・
ヨ―メイ「うむうむ・・・あれ?私は・・・?ってなんでユカさんとあたりめでポッキーゲームみたいなことをうむむむ!!」
ユカ「ヨ―メイちゃん・・・元に戻って!あなたのせいじゃないんだからー!」
ヨ―メイ「もう戻りましたうむむ!!舌!舌を入れちゃダメですぅうう!!」
良かった・・・元に戻ったのか・・・
カンナ「おーい・・・未練が分かった・・・ってもう未練は晴れたみたいだね。」
ヒサメ「まぁ、あたりめでポッキーゲームみたいなことした後ユカちゃんにディープキスされてるしね・・・」
シディ「ヨ―メイ戻って安心したぞ!」
ヨ―メイ「うむむー!!」(早く助けてくださーい!!)
カゲチヨ「ヨ―メイも元に戻ったし一件落着だな!」
フィーア「猫ヨ―メイの写真も撮れましたし私としては大満足ですね!」
さて!あとはラブラブなお二人の邪魔をしないように帰るかー!
ヨ―メイ(見捨てないで―!!)
ユカ「なんてことなんでしょう!ヨ―メイちゃんの目が虚ろに!もっとあたりめを食べさせて人口呼吸を!」
ヨ―メイ(だから元に戻ってるんですってー!!)
こうして夜になってあたりめがなくなってユカが寝るまでこれは続いたという・・・