妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
フィーア「ここを通りたければ私を倒していきなさい!」
渡り廊下でフィーアが仁王立ちしている姿があった・・・
カゲチヨ「なにやってんだ・・・?」
ヒサメ「フィーアちゃんが渡り廊下で仁王立ちしてて通れないんだよ・・・」
ヒサに来て欲しいって言われてきたけどこれのことを相談したかったのか・・・
フィーア「私は牛若丸の物語に出てくる弁慶のような豪傑になりたいんです!」
カンナ「確か源義経の幼名で平安時代に活躍した武者で書物なら義経記、江戸時代では歌舞伎や能にもなってるんだよね。」
カゲチヨ「弁慶は牛若丸のお供で大男で五条大橋ってところで弁慶が千本目の武器を手にしようとしてるところに牛若丸が現れて弁慶を倒して部下にするって話だな。忠義が見られる話なら勧進帳って話があるな。」
フィーア「その通り!だから私とドッジボールで勝負したら通してあげます!」
何でドッジ・・・
フィーア「ドッジボールはボールをぶつけあう危なめなスポーツ・・・合戦と変わりありません!そして私は制服の第二ボタンやリボンを奪い取って千個集めてシディさんに愛の証として献上するんです!」
カンナ「色んな恋愛のジンクスがごっちゃになりすぎでしょ!」
ヒサメ「っていうかよくみたら・・・」
アサヲ「うぅう・・・いてぇ・・・」
百合子「強すぎます・・・」
ククミ「相手は一人なのに・・・」
すでに敗者の群れが・・・
ヒョロロロ~・・・
カンナ「なんか縦笛の音が聞こえる・・・」
フィーア「この音は!まさか!」
カゲチヨ「知ってるのか?」
フィーア「知らないですけどなんかライバル登場って感じじゃないですか。」
ヒサメ「雰囲気で言ったんだ・・・」
ユカ「私です!」
ユカかよ!
ユカ「音楽室に二番乗りくらいして女子が置いたリコーダーを内緒で吹こうと思ってたのにフィーアお姉さまが邪魔で通れないんですよ。」
カンナ「こんな色欲に満ちた牛若丸嫌だ・・・」
フィーア「ココを通りたければ私にドッジボールで勝ってみなさい・・・」
ユカ「そりゃ!」
フィーア「うぐっ!」
カゲチヨ「なんか一瞬消えたぞ!?」
ヒサメ「どうなってるの!?」
ユカ「透明人間の透明化にア・バオア・クーの気配消し、さらには麒麟の超スピードで背後に回りこんでぶつけたんです!」
カンナ「たかがドッジボールにそんな強力な異宙人の能力をぶっこむとは流石ユカ・・・」
フィーア「い、いやまだです・・・二回勝負です・・・不意打ちでなければ私は弁慶に憧れる女!耐えきってキャッチです!」
諦めろよ・・・
ユカ「でも面倒ですね・・・どうしたらギブアップするんでしょう・・・」
カンナ「弁慶の泣き所とか狙うとか?」
ヒサメ「あぁ、脛に当てれば確かに倒れるかも・・・」
ユカ「うーん・・・でも足だと当たってるか判定するの面倒でごねられるかもしれませんしやっぱり正面突破です!」
バシンっ!
フィーア「ぐはっ!は、早い・・・参りました・・・」
ある意味正々堂々なのか・・・?
sideヒサメ
ユカ「じゃあお願いしますね。」
フィーア「はい、わかりました。」
今日は休みだったんだけどグラウンドになんでかユカとフィーアちゃんがいた・・・
カゲチヨ「何してるんだ?二人とも。」
フィーア「私は勝負に負けたのでユカのお願いを一つ聞くことになったんです・・・つまり家来と主の関係!」
カンナ「そこまで一緒じゃなくていいんじゃない?」
ヒサメ「でもユカちゃんのお願いって何?」
ユカ「それはね・・・この前フラグちゃんたちにやったことの罰をなくすためのドッジボール大会のメンバーとして出場してもらうんですよ!」
なるほどね・・・
ユカ「これもいうなれば合戦・・・ユカ氏と綾氏の合戦なんです!」
カゲチヨ「そんな平氏と源氏みたいに言うのか・・・」
フィーア「そして綾氏とは誰のことなのか!」
カンナ「綾華のことでしょ。」
分かりやすいよね・・・
ユカ「じゃあ行きますよ!フィー慶!」
フィーア「はい!ユカ丸様!」
戦力的には最強だけど大丈夫かな・・・
sideカンナ
タツコ「さぁ!始まりましたドッジボール二対にの対決!司会は両者の友人タツコがお送りします!」
カゲチヨ「人数少なすぎだろ!」
タツコ「チーム綾氏のメンバーは綾華とフォレスです!」
綾華「今度こそ反省させます!とりゃ!」
おぉ!氷を纏わせた強烈なボールだ!
ユカ「ひらり!」
綾華「くっ!」
タツコ「流石ユカ!麒麟のスピードと天狗の能力を使った身のこなし!まさに牛若丸の動きを彷彿させられます!」
ヒサメ「タツコちゃん解説うますぎじゃない!?」
フィーア「次はこっちボールです!そりゃ!」
フォレス「痛い!」
あぁ!適確に顔を避けて体を狙われた!
タツコ「流石はフィーア先輩!針の穴を通す投げで顔面セーフを防いだ!」
カゲチヨ「流石勝負で契約してるだけあって容赦なし・・・」
早速二対一になった・・・
綾華「しょうがない・・・こうなったら先にフィーアさんを狙います!」
また氷を纏ったボールが迫ってきた!
フィーア「ユカほどじゃないから耐えられます!」
タツコ「おぉっと!フィーア先輩冷気をもろともせずにキャッチ!まさに弁慶のような胆力!」
綾華「やっぱりとんでもないですね・・・」
ユカ「これでとどめです!とりゃ!」
綾華「天狗の能力で軌道が・・・ぐはっ!」
綾華もアウトになった!
タツコ「試合終了!勝った二人にはまさに牛若丸と弁慶のような絆が生まれているでしょう!」
フィーア「やりましたね!ユカ!今度ヨ―メイの魅力を聞いてあげますからシディさんの魅力も聞いてください!」
ユカ「は?なんでヨ―メイちゃんを奪おうとする敵のことを聞かないといけないんですか?弱点なら良いですけど。」
そう言ってユカは去っていった・・・
フィーア「そ、そんな~・・・」
フィーアちゃんが泣いてる・・・
タツコ「これは新しい弁慶の泣き所だー!」
カゲチヨ「まぁ泣くよな!」
これは脛よりもきついでしょ・・・