妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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注文のされる料理店

sideカゲチヨ

ヒサメ「じー・・・・」

 

ヒサが学校帰りにめっちゃお店をガン見してる・・・

 

カゲチヨ「ヒサそんなにお店を見てどうしたんだよ・・・」

 

ヒサメ「だって美味しそうな料理店が出来てるんだもん!」

 

フィーア「本当にヒサメちゃんってグルメですよね・・・」

 

ゼクス「行くのか?豪華そうなお店だが・・・」

 

ヒサメ「うぅん・・・依頼料が入らないと絶対無理だよ・・・生活もあるから無駄遣いできないし・・・」

 

まぁ、そうだよな・・・

 

カンナ「道に100万円とか落ちてたら全員で行けるんだけど・・・どっかに落ちてないかなー・・・」

 

そんなことないと思うぞ・・・カンナが先に行ってしまったので俺達も追いかけようとするとカンナが戻ってきて・・・

 

カンナ「ヒサメちゃん!早速行こう!」

 

ヒサメ「拾ったの!?」

 

ゼクス「ラッキーってもんじゃないな・・・」

 

というわけで俺達も連れて行ってもらえることになった・・・

 

sideヒサメ

 

うわ~やっぱり店内も豪華だよ!

 

カゲチヨ「でも店には誰もいないぞ?」

 

ゼクス「壁に何か書いてあるぞ?」

 

フィーア「何何・・・当店は注文の多い料理店ですって書いてありますね・・・和洋中何でもあるってことでしょうか?」

 

カゲチヨ「いや聞いたことあるぞ・・・これは宮沢賢治の注文の多い料理店だ!」

 

カンナ「何それ?」

 

カゲチヨ「二人の男が料理店に迷い込むって話なんだけどその料理店から金属製のものを外せとかクリームを塗れとか怪しい注文がくるんだ・・・」

 

ゼクス「何でそんな奇妙なことを・・・」

 

カゲチヨ「それは二人を食べるためだ!その料理店は料理を出す店じゃなくて来た人を料理にする店だったんだよ!」

 

ヒサメ「ひぃい!!何それ怪談!?」

 

カゲチヨ「いや一応童話だ・・・妹に読んでたのを思い出したんだ・・・」

 

そういえば他にも注文がある・・・

 

ヒサメ「店内で従業員がまかないを食べていることがありますほっといてください。」

 

ゼクス「店長のコック帽が長すぎますがいじらないでください。」

 

フィーア「テーブルクロスがはんぺんでできています。お召し上がりください。」

 

カンナ「店長は元気がない時はキッチンから出てきません。そっとしておいてあげてください・・・店長ってカゲチヨと同じ陰キャ?」

 

カゲチヨ「ほっとけ!ナイーブなんだよ!!っていうか変な注文ばっかだな!!」

 

これただのダメな店じゃ・・・

 

ネコ異宙人「ひょ、ひょっとしてお客様ですか?いらっしゃいませ!」

 

あ、店員さんは猫の異宙人なんだ・・・

 

ネコ異宙人「貴方たちは記念すべき一組目のお客様です!」

 

ゼクス「始めての客なのか!!」

 

ネコ異宙人「何故か皆張り紙を見て帰っちゃうんですよね・・・」

 

まぁ名作を知ってればそうだよね・・・

 

ネコ異宙人「味は確かなんですけどね・・・店長!お客様来ましたよー!」

 

するとキッチンから長いコック帽が!

 

フィーア「本当に長いですね!?」

 

ネコ異宙人「お客様!店長のコック帽はいじらないでください!」

 

そうだった・・・

 

カンナ「いじられるの嫌なら取ればいいのに・・・」

 

ネコ異宙人「それは店長のポリシー上できません・・・んぐんぐ・・・」

 

ゼクス「接客中にはまかない食べるのは流石にほっとけないぞ・・・」

 

とんでもない店に来ちゃった・・・

 

sideフィーア

 

そうして料理に舌鼓をうちましたが・・・

 

フィーア「本当に味は一流でしたね。」

 

カゲチヨ「テーブルクロスのはんぺんも病みつきになったしな・・・」

 

食の細いカゲチヨも全部食べられるほどでした。

 

ネコ異宙人「いががでしたが・・・まぐまぐ・・・」

 

ゼクス「まだ食べてるのか・・・」

 

ヒサメ「美味しかったです!」

 

カンナ「お店の方の注文が多すぎるしまかないは人目のないところで食べたほうが良いよ。内装をこんなにこらせてるんだし・・・」

 

ネコ異宙人「そう言われましても・・・この店は店長が注文の多い料理店の経営スタイルに憧れて作った店なんです。」

 

フィーア「ただでさえ人食い異宙人もいるこの世の中に適応できるスタイルじゃないですね・・・」

 

ネコ異宙人「確かにレストランは皆に食事をしてもらうことが第一・・・間違っているかもしれませんね・・・」

 

あ、キッチンからコック帽がでてうなずいてます・・・

 

ネコ異宙人「店長も頷いてますしこれからはお客様に注文するのはやめにします!」

 

ヒサメ「じゃあ最後にこっちから注文いいですか?美味しい料理のお礼を言いたいので店長を呼んできてくれませんか?」

 

ヒサメちゃん・・・

 

ネコ異宙人「わかりました!お安いごようです!」

 

そうして呼び出しに行ったんですけど・・・

 

ネコ異宙人「すみません!お客様!店長は嫌なことがあったから絶対にキッチンから出たくないそうです!」

 

フィーア「カゲチヨさんよりもメンタル弱いですね!」

 

ゼクス「接客業に絶望的に向いてないな・・・」

 

カゲチヨ「俺だってそこまでじゃないぞ・・・」

 

ヒサメ「何があったんですか?」

 

ネコ異宙人「ここに来る前に大金を落としたらしいんですけど・・・」

 

え?大金を落とした・・・・

 

カンナ「ここは奢るからごちそうさま~!」

 

ちゃんと返しなさい!!




その後ゼクスに引っ張られて返したそうな・・・
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