妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
ここ数日ニュースでひっきりなしに上がること・・・それは・・・
ニュース「正体不明のXーウイルスが蔓延しており感染者は増加の一途をたどっていて感染者が他の人々を襲う姿があちこちで見られます。」
そう、この地獄絵図な光景のニュースだった。
カゲチヨ「全くとんでもねーよな・・・」
ボティス「見ものじゃな。」
ユカ「何言ってるんですか!命の雫でも治療が追い付かないしこのまま女子に感染し続けたら世界中の女の子が・・・いや私を襲ってくれるならそれもありかも?」
ヒサメ「何お父さんに原因究明任されたのにポジティブシンキングしてるの・・・?」
フィーア「原因不明のウイルス・・・まさにバイオハザードですね・・・」
カンナ「症状は人を襲う理由は食人衝動に襲われた結果らしいよね。」
ボティス「どこかで聞いたことがある話じゃな。」
シディ「人間が人間を食べても美味しくはないだろうにな・・・」
ヒサメ「味の問題じゃないと思うけど・・・」
カゲチヨ「感染すると同族が美味しそうに見えるって話だな。種族が近いほど効き目も強いらしい。」
ユカ「しかも病気が感染しやすいんですよね・・・ん?考えれば他の病気に感染した子を直してお付き合いできるチャンス?」
カンナ「ユカ、いい加減にしないとヨ―メイちゃんに浮気してるって言いつけるよ。」
ユカ「それだけは勘弁を~!!」
ヒサメ・カゲチヨ・フィーア(言われても困るだけだと思うけど・・・)
ユカを注意しているとニュースで感染法が知らされた。
カンナ「血液感染ね・・・」
フィーア「町中血まみれですし出歩くにしても注意が必要じゃないですか・・・」
ユカ「まぁ、こんなこともあろうかと食料とか必需品は買いだめしておいたので安心ですよ。」
シディ「助かるな。」
こういうのは用意周到だよな・・・俺たちがユカに感心していると・・・
ドンドンドン!
ドアを叩く音が鳴り響く!
フィーア「ついにここにも感染者の魔の手が・・・」
カンナ「ウイルスなんて一気に燃やしちゃえば大丈夫でしょ。」
二人はさっそく迎撃準備を整える。
シディ「いや他にも何か聞こえるぞ。」
ヨ―メイ「ちょっとぉ!開けてください!!」
ユカ「ヨ―メイちゃんだ!ごちそうの用意を!シディさん!カンナお姉さま!」
カゲチヨ「いきなり食料使い果たす気か!」
そうしてヨ―メイをカレコレ屋に入れたのだが・・・
女の子「たす、けて・・・」
今にも泣きそうな女の子を連れてきていた・・・
ユカ「こ、この子は・・・まさかヨ―メイちゃんの愛人!?なにか不満なことが・・・」
カンナ「完全に違うでしょ・・・」
女の子「弟とはぐれちゃって・・・」
ヨ―メイ「近くにそれっぽい子はいなくて逃げる途中で引っ付いてきたんです。」
そうして結局俺たちは弟探しに町に繰り出すことになった・・・
sideカンナ
いや~こうして町を見ると壮観だね・・・
カンナ「見事に感染者全員人を襲ってるね・・・」
フィーア「もう完全にゾンビですしカゲチヨが近づいても案外バレないんじゃないですか?」
カゲチヨ「速攻でバレるわ!確かにゾンビに似てるけども!」
ヒサメ「町中あんな感じなんだよね・・・」
シディ「血の匂いも凄いぞ・・・」
けどあの中にいるなら・・・
カゲチヨ「感染してる可能性もあるよな・・・」
フィーア「何にしても手がかりがないと始まりませんし町を探ってみましょう。」
そうしてアーシたちは町を見回しながらこれからの事も話す。
カンナ「カゲチヨーワクチンとか作れないの?ヨ―メイちゃんとユカ、ボティスがあの子見つつ対処策探してるけどアーシたちもなんかしないとまずくない?」
カゲチヨ「できるかもしんねーけど発症すると同じ症状がでるからな・・・抗体ができるまでに他の奴を巻き込む可能性もあるしクールー病もある。」
ヒサメ「人を食べると新しい病気にもかかるってこと?」
カンナ「大丈夫!クール―病は脳が一番感染リスクがあるんだから!食べなければいいだけ!」
フィーア「そういう問題じゃないですよ・・・」
シディ「あの子の弟を探そう。隠れられる場所とかを見つけよう。」
シディの鼻も血の匂いで機能しにくいしね・・・
カンナ「小さい子だし建物の中に・・・ってあの人は普通にステーキ食べてるね。」
アーシが見つけたのはステーキ屋で肉を食べてる人がいた・・・
カゲチヨ「脅かすなよ・・・」
シディ「どうやら無事な人間もいるようだな。」
そうしてアーシたちはビルに入ったんだけど・・・
ヒサメ「ここ、ガラスだらけだ・・・」
カゲチヨ「なんか石があるぞ。この工場で作ってたのか?」
奥の方になんか透き通った石があった・・・
シディ「あっちから泣き声が聞こえたぞ。」
行ってみると・・・
弟「うぅ・・・痛いよ・・・」
どうやら弟みたいだね・・・
フィーア「見つかって良かったです・・・」
カゲチヨ「怪我してるみたいだぞ。」
ヒサメ「ねぇ大丈夫?もう怖くないしお姉ちゃんのところに行こう?」
弟「お姉ちゃん・・・うん、おなかすいた。」
ん?
カゲチヨ「ヒサ!」
ヒサメ「えっ!?」
カゲチヨがヒサメちゃんをかばって血を・・・
カンナ「まさか感染してるとは・・・まぁ、ユカちゃんなら最悪直せるか・・・」
シディ「とにかく安全なところに連れて行きたいんだ。心配してたぞ。」
弟「嫌だ!怖い!あっち行って!」
ぺしゃっ!
やばい・・・シディまで・・・
カンナ「うかつに近づけないしもうヒサメちゃんがスタンガンの要領で三人を気絶させて担ぎ込むしかないね・・・」
フィーア「ちょっとサイコな方法ですけどしょうがないですね・・・」
弟「おいしそうな・・・お姉ちゃん。」
シディ「そうだな・・・ヒサメは美味しそうだ・・・」
フィーア「シディさん!食べるなら私から最初にしてください!私も感染してお互いの肉を食べ合いましょう!」
ヒサメ「フィーアちゃんもヤンデレすぎない!?」
フィーア「気絶させるんですよね?ならシディさんは頑丈ですからしこたま殴らないとダメじゃないですか!」
シディがヒサメちゃんを食べようと接近したところにフィーアちゃんが蹴りを入れて止めた!
シディ「フィーア・・・どいてくれ。ヒサメが美味しそうなんだ・・・手荒な真似はしたくないんだが・・・」
フィーア「やっぱりエグイ蹴りですね・・・日が沈んで私を上回ってますよ。でもお父さんに言われたじゃないですか力に任せすぎだって。」
シディ「うぐっ!?」
そういうとフィーアちゃんは合気道の要領でシディを投げ飛ばした!
そして・・・
フィーア「こういうのは愛する人にやるのは一人で死地に行くときなんですが・・・」
ズガンっ!
シディ「ぐぬっ・・・!」
首筋に強烈な手刀を叩き込みシディを気絶させた・・・
カンナ「えぐすぎでしょ・・・日が沈んでたとはいえ・・・」
フィーア「あとはウイルスで多少理性が飛んでたから勝てましたね。」
ヒサメ「血も触れることなく完全勝利じゃん・・・」
カゲチヨ「すまねぇ・・・本来なら俺がすぐ出るべきだったろうに・・・本当に三人とも美味しそうで・・・」
やっぱり感染してるじゃん!
カンナ「ヒサメちゃん!電撃で気絶させて!」
ヒサメ「うん!」
カゲチヨ「食いてぇ!」
カゲチヨが電撃を次々と躱す!
フィーア「普段ならすぐに感電するのに・・・」
カンナ「何で理性飛んでたほうが強いの!」
アーシが手を伸ばす軌道を読んで水球にカゲチヨを突っ込ませた!
カゲチヨ「ガボガボ…」
弟「食いたいけど・・・お姉ちゃんたち強い‥‥」
さて弟もアーシたちの強さに怯えてるけどユカに電話するか・・・
そう思っていたら・・・
ユカ「皆さん!お待たせしましたー!」
ユカとヨ―メイ、ボティスが駆け付けてくれた。
ボティス「そい。」
ボティスが石を壊したら・・・
シディ「うぐ・・・首が痛い・・・だが元に戻った?」
カゲチヨ「がぼぼ!んが!」(元に戻ったから解除してくれ!)
弟「ここは・・・」
三人とも元に戻ったみたい・・・
ヒサメ「あの石って何だったの?」
ボティス「あれは異宙の植物じゃ。」
ユカ「生態はキノコと同じでウイルスじゃなくて胞子を吸い込むことで同族への食欲が倍増するらしいんですよ。森にはない植物だったので調査が遅れました。」
ヨ―メイ「あれは本体が死ねば胞子も死ぬらしいですからもう安全ですよ!」
シディ「助かったぞ三人とも・・・」
ユカ「あの女の子は森に預けてありますから弟さん連れてすぐに行きましょう!」
sideヒサメ
私たちは混乱が収まったお祝いとしてステーキ屋に来ていた。
カンナ「にしても二人とも真っ先にヒサメちゃんを食べようとするなんて案外スケベなんだね。」
フィーア「そうですよ、私に食欲わかないとはどういうことですかシディさん、あの三つ目の人にも言っちゃいますよ。」
カゲチヨ「そういうことじゃねーだろ!?」
シディ「すまん、ヒサメ・・・それとフィーアそれは勘弁してくれ。」
ヒサメ「大丈夫だよ、気にしてないし。」
ヨ―メイ「二人は何を張り合ってるんですか・・・」
ユカ「私が感染したら真っ先にヨ―メイちゃんを食べますから安心してくださいね!」
ヨ―メイ「セイレーンの混血に言われたら怖いですしそんなことになったら絶体絶命じゃないですか!」
そうだよね・・・まぁ二人がステーキ奢ってくれるし許すけど。
カゲチヨ「にしてもヒサはあの後なのによく食べれるな・・・」
カンナ「いつもアーシのことサイコ呼ばわりしてるけどヒサメちゃんも結構サイコだよね。」
失礼だな~・・・これは普通の肉だよ。