妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
うぅうう・・・
ヒサメ「怖いよ・・・」
カゲチヨ「ヒサ!?そんな泣いてどうしたんだよ!」
ヒサメ「メチャクチャ怖いことがあったの・・・」
カンナ「怖いこと!?どんなホラーなの!?」
フィーア「まだ決まったわけでもないのにこの騒ぎよう・・・」
でも皆がいてくれて良かったよ・・・
ヒサメ「実は昨日学校の帰り道のお地蔵さんがグリフォンや槍が襲ってきてたから助けたんだよ・・・あと小雨だったから傘もあげたの・・・」
フィーア「いいことしたんですね。」
ヒサメ「それで家に帰ってその日のよるズシンズシンって不気味な音が聞こえてきて何かなって思って外に出たら扉の前に昼間のお地蔵さんが立ってたの!怖いよー!!」
カゲチヨ「確かにびっくりするな!」
それだけじゃないの!
ヒサメ「しかも食べ物とか置いていったの!」
カンナ「それは怖くないでしょ・・・っていうかそれ恩返しじゃん。」
恩返し?
カンナ「かさじぞうって名作があって雪の日におじいさんがお地蔵さんに笠を掛けてあげるんだけどそしたらお地蔵さんが恩返しに来るって話だよ。」
カゲチヨ「ヒサの心に感動した地蔵が恩返ししたってことだな。」
フィーア「ヒサメちゃん神様に好かれそうな性格ですもんね。」
ヒサメ「ん~でももうちょっとセンスを良くしてほしかったな・・・」
カンナ「ヒサメちゃんもお米とかもらったの?良かったじゃん。」
ヒサメ「まぁそうなんだけど・・・他についてきたのが苺ジャム、マーマレード、マーガリンじゃお米食べる気失くさない?」
フィーア「それは確かに食べる気失くしますね・・・」
ヒサメ「まぁ、美味しかったんだけど・・・」
カゲチヨ「食べたのかよ!」
ヒサメ「あとは最新ゲーム機かな。」
カゲチヨ「最後めっちゃいいの来た!!」
カンナ「羨ましすぎる!!」
ヒサメ「でもこれお父さんから誕生日プレゼントで貰っちゃってるんだよね・・・」
カゲチヨ「カンナ・・・」
カンナ「当然・・・!」
フィーア「恩返し狙ってますね!」
sideフィーア
放課後行ってみると二人とも地蔵をメチャクチャ磨いていた・・・
カゲチヨ「よし!できた!」
ヒサメ「ちょっと!なに彫刻刀で顔を濃くしてるの!!」
カゲチヨ「地蔵もイケメンになりたいと思ってな!これは喜ぶぞ!」
カンナ「アーシも見て!昔話ではお地蔵さんは寒そうにしてたから・・・だからこれが正解だよ!」
ダウンジャケット着せるのは不正解ですよ!!
ヒサメ「そもそも今そんなに寒くないし・・・」
こんなんで恩返しされるんですかね・・・
sideカンナ
楽しみだな~・・・
ヨーメイ「楽しむのはいいですが・・・なんで私の部屋で待つんですか!!」
カゲチヨ「だってうちに地蔵が来たら怖いだろ?」
カンナ「罰当たりでメチャクチャにされるリスクも加味してだし荷物受け取ったら帰ってもらうから!」
ヨ―メイ「宅配ですか!?しかもウチの部屋で罰当たりのリスクヘッジはやめてください!!」
ヒサメ「でもあの感じじゃ恩返しなんてされないでしょ・・・」
ズシン・・・ズシン・・・
カンナ「この音って・・・」
ヒサメ「私が聞いたのもこの音だよ!」
カゲチヨ「地蔵が来た!」
フィーア「どっちの地蔵が来たんでしょうか・・・」
カゲチヨの地蔵が来た!!
ヨ―メイ「ヒサメさんから聞きましたけどあんなので良いんですね・・・」
カゲチヨ「きたきた・・・これは・・・食べかけのあんぱん・・・ちくしょー!!」
やっぱダメだったね・・・
ズシン・・・ズシン・・・
カンナ「来た来た~!」
ヒサメ「寒くない日にもらって嬉しいのかな?」
さーって・・・お礼は・・・
カンナ「同じダウンジャケット・・・返品された!!」
ヒサメ・ヨ―メイ・フィーア(やっぱり・・・)
カンナ・カゲチヨ「納得いかない!」
お地蔵さんが帰った後私たちは叫んだ!
ヒサメ「きっと露骨に恩返しを求めるからだよ・・・」
カンナ「つまり恩返しが目的だとバレちゃダメってことだね。」
カゲチヨ「サンキューヒサ。勉強になった。夜も遅いし送っていこうか?」
ヨ―メイ「私たち同じアパートに住んでますよ?」
フィーア「そもそもアパートにいますしね・・・」
カンナ「じゃあヒサメちゃんアーシの部屋で晩御飯食べて言ってよ。」
それならいいでしょ?
ヒサメ「食べる食べるって・・・私のゲーム機狙ってるでしょ!!」
ヨ―メイ「貴方たちが一番怖いですよ!!」
そんな~まさか~(棒読み)