妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
うーん・・・ここどこ?
ヒサメ「確か部屋にいたら怪しいルイ君似の兎が出てきてでも怪しくないよって言うからついていったら穴に落ちて・・・」
カゲチヨ「よくそんなのに着いて行ったな!?」
ヒサメ「あれ?カゲ?」
カゲチヨ「俺はカゲチヨではない。トランプの兵だ。」
へ~・・・
ヒサメ「うん。で何してるの?」
カゲチヨ「つまらないこと言った奴みたいに扱うな!俺は本当にトランプの兵なんだよ!」
確かにその格好はトランプだし兎に穴、そしてトランプ兵・・・
ヒサメ「不思議の国のアリスじゃん!」
フィーアちゃんがドはまりした!
ヒサメ「ということはここは不思議の国なの?」
カゲチヨ「いやここは不思議の市だ。」
市!?
カゲチヨ「国じゃないし県でもない市だ。」
なんか規模感が小さい・・・
ヒサメ「でも不思議の市ってことは不思議なことが起こるの?」
カゲチヨ「あぁ、この市では沢山起こるぞ。例えばゲームのコントローラーが知らない間にメチャクチャ絡まってたりとか。」
不思議じゃないよ、よくあることじゃん・・・
カゲチヨ「あとは台風で休みになると普通の休日の倍嬉しい。」
ヒサメ「皆そうじゃない?」
カゲチヨ「時計のカチカチが一旦気になると不思議とずっと気になる・・・・」
それ皆あるんだって!
カゲチヨ「どうだ?こんな不思議が沢山あるんだ。」
フィーア・アサヲ「不思議だろ~?」
もうちょっとましなものないの・・・って増えてる!?
アサヲ「俺はスペードの19と。」
フィーア「バナナの3です。」
トランプにそんなカードないでしょ!
アサヲ「なんだかよくわからない兵が。」
フィーア「知らない間に増えている!」
カゲチヨ「それが不思議の市!」
兵隊「不思議だろ~?」
なんか求めてる不思議と違う!
ヒサメ「でもどうやったら戻れるんだろ・・・」
カゲチヨ「ならハートの女王に相談してみるといいぞ。」
アサヲ「ハートの女王はこの市を収めてる市長みたいなものだからね。」
行ってみるしかないな・・・
フィーア「でもハートの女王のところに行くには様々な不思議な場所が待ち受けているんです!」
そういうのやっぱりあるんだ!
アサヲ「スマホでは5分と出るのに実際に歩いたら10分かかる不思議な森。」
ヒサメ「たいていそんなもんだよね。」
フィーア「ずっと閉店セールをやってるのに全然閉店しない店。」
そういう経営戦略なんじゃ?
カゲチヨ「動く歩道にLEDライトとかあって最近作られたとしか思えない不思議な洞窟とか。」
それお父さんの森の採掘場!
兵士「ふしぎだろ~?」
不思議じゃないよ・・・
アサヲ「そしてその先にハートの女王のいる市役所があるの!」
ヒサメ「お城じゃないんだ!?」
カゲチヨ「市だしな。」
フィーア「そしてその市役所では不思議と長時間待たされる!」
アサヲ「不思議と電気も薄暗い!」
兵士「不思議だろ~?」
市役所ってそういうもんじゃない?
そうして私は兵士たちの言った不思議な場所を通り・・・
ミキ「次にお待ちの方どうぞ~」
市役所員だというミキの案内で窓口に行くと・・・
カンナ「アーシがハートの女王だよ。」
ハートの女王となのるカンナちゃんがいた・・・
カンナ「それであなたは元の世界に戻りたいんだね?」
ヒサメ「はい、そうなんです。どうやったら戻れるか教えてください!」
カンナ「簡単だよ!スマホで調べればいいの!ほら、元の世界はあっちだよ。」
歩いて戻れるんだ!
カンナ「歩いて5分って出てるから大体10分だね。」
全員「不思議だろ~?」
ヒサメ「もういいよ!」
カンナ「はい、ということでヒサメちゃんは元の世界に帰れたのでした!」
全員「めでたしめでたし!」
そうこれは学校の学芸会の劇でした・・・
ヒサメ「不思議な劇だよね・・・」
不思議の市のヒサメ
脚本 マチャソ
大道具 チダイ ノリコ
小道具 ククミ アコ
背景 ショウコ
アリス役 ヒサメ
トランプ兵役 カゲチヨ フィーア アサヲ
ハートの女王役 カンナ
兎役 ルイ