妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
カンナ「う~ら~め~し~やー!!」
ヒサメ「ひぃいぃい!!」
いきなり寺に呼び出したと思ったら早速ヒサを驚かせてるな・・・
カゲチヨ「今日は何するんだよ?」
カンナ「夏の夜にお寺でやることなんて肝試しに決まってるでしょ?」
フィーア「シディさんはヒサメちゃんを驚かせるのは嫌だって言ったからゼクス君とユカが来てくれてます!」
ゼクス「帰りたい・・・」
ユカ「眠いです・・・」
こいつらも不憫だな!
カゲチヨ「だいたいこの寺そんな有名な怪談もねぇだろ?」
ユカ「ここに出るのは意味のないことが大好きなお坊さんだけですよ。」
カンナ「いやマイナーな怪談だけど出るらしいんだよ・・・40万年前に足をくじいて死んだ原始人のお化けが!」
カゲチヨ「40万年経ったのにまだ出るのかよ!?」
フィーア「足くじいただけで死ぬってどんだけ弱いんですか!」
ヒサメ「ひぃいいい・・・・あぁあ・・・」
ゼクス「けどヒサメはメチャクチャ怖がってるな・・・」
今のでかよ・・・ということで二人一組。俺はヒサと一緒に行くことになったんだが・・・
ヒサメ「いやー!楽しい肝試しだったね!よし!帰ろう!」
カゲチヨ「今から始めんだよ!」
ヒサメ「肝試しなんてして本物のお化け出たらどうするの!?」
カゲチヨ「大丈夫だよ・・・まずこのお墓を抜けて・・・」
ヒサメ「お墓ー!!」
カゲチヨ「古井戸まで行って・・・」
ヒサメ「いやあああ!!」
カゲチヨ「お寺に戻ってきたら・・・」
ヒサメ「あぁあああ!!」
カゲチヨ「・・・ゴールだってよ。」
ヒサメ「うぅううう・・・」
怖がり過ぎだろ!ゴールは別に怖くねぇだろ!
ヒサメ「いやだよぉお・・・怖いよ・・・」
全く・・・皆先に行っちまったんだから早く行こうぜ・・・・
カンナ「うらめしやー!!」」
ヒサメ「なんか出たぁああ!!」
カゲチヨ「いやこれは皆が怖がらせようとしてるんだよ。カンナだろ?」
カンナ「違っ・・・アーシは狼男だ!」
いやそれシディで見慣れてるだろ・・・
ヒサメ「何だ、お化けじゃないんだ。」
そうなるよな・・・
フィーア「魔女ですよー!」
ヒサメ「お化けじゃないね。」
ゼクス「河童だぞ!」
ヒサメ「珍しいね!」
ユカ「強盗ですよ!」
ヒサメ「物騒だね・・・」
カンナ「火事だー!!」
ヒサメ「早く消火しに行かなきゃ!」
幽霊やお化け以外なんも怖くないんだな!
そうしてお墓を通り抜けた俺たちは次は古井戸前に来た・・・
ヒサメ「どうやらお化けは全くいないみたいだね!」
カゲチヨ「すっかり平気そうだな・・・」
男の声「一枚・・・二枚・・・三枚・・・」
ヒサメ「なんか数える声がするけどなんだろ?井戸からするけど・・・」
カゲチヨ「またカンナたちだな・・・」
男の声「あ・・・一枚足りない~!」
ヒサメ「なにかが一枚足りないみたい・・・」
カゲチヨ「これはあれだな・・・前に行った四谷怪談と同じく日本三大怪談に数えられる怪談でお菊さんっていう人が主人の皿を割ってしまってその咎を受けて井戸に投げ落とされて死んでしまったんだ・・・それからお皿を数える声が聞こえるようになったんだ。」
ヒサメ「そうなんだ・・・なんか可哀そうだね。とりあえず何がないのか聞いてみようよ。」
まぁ、そうだな・・・
ヒサメ「お皿が無くて困ってるんですか?」
男の声「違います!パンを食べるとお皿がもらえるキャンペーンのシールが一枚ないんです!」
あれかよ!
ヒサメ「あ、井戸の近くに落ちてた。ありましたよー!落としますね!」
男の声「助かりますー!」
なんだよこの肝試し!
sideユカ
はぁ・・・疲れました・・・
ヒサメ「井戸に戻ってきたよ!」
カゲチヨ「これでゴールだな。」
カンナ「ヒサメちゃん全然こわがらなくてつまらなかった・・・」
ゼクス「あんなごまかし方したからだろ・・・」
本当ですよ・・・
カゲチヨ「あれじゃあな・・・それに古井戸の奴とかグダグダだったしよ・・・」
え?
フィーア「古井戸・・・?」
ユカ「お菊さん?古井戸では何もしてないですよ?」
カンナ「そもそも井戸は狭くて降りて登れなくなったらヤバいし・・・」
カゲチヨ「は?ってことは・・・」
男の声「五枚・・・六枚・・・やったー!応募できてお皿がもらえる!」
全員いる・・・けど・・・
フィーア「まさか!」
ゼクス「幽霊か!?」
ヒサメ「でもいい人そうだったし一緒にシール集めようかな・・・」
怖がってくださいよ・・・