妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日は暖かいいい日だな・・・
カンナ「ホント冬地獄だったし早く夏来て欲しいよね。」
ヒサメ「そうかな?夏の方が嫌じゃん。暑いし。」
カンナ「いや何言ってるの?どう考えても寒いのが嫌じゃん。」
ヒサメ「いやいや暑いのがいやじゃん。」
カンナ「いやいや日は短くなるし気分も上がらないし最悪じゃん!」
ヒサメ「いやいや、暑い方がムシムシして食べ物痛むし、虫もすごいし汗ばんで気持ち悪いし最悪じゃん!」
カンナ「それはヒサメちゃん胸大きいからじゃないの?」
ヒサメ「はぁ!?カンナちゃんも大きいじゃん!」
ヨ―メイ「私からすれば自慢にした聞こえません・・・」
っていうかなんか不穏な空気が・・・
カンナ「暑い方がいいって言ってるじゃん!」
ヒサメ「どう考えても寒い方でしょ!」
ヒサメ・カンナ「戦争だー!!」
フィーア「また変な展開に・・・」
sideフィーア
カンナ「寒いと乾燥して静電気とか出て髪跳ねるしヘアスタイル決めにくいの!」
ヒサメ「暑い方が熱中症もあるし汗で化粧とか落ちると思うけど?」
シディ「二人ともどうしたんだ?」
フィーア「実はですね・・・」
帰ってきたシディさんに私は事情を説明する。
ヨ―メイ「しかしこの二人が喧嘩するなんて珍しいですね・・・」
カゲチヨ「二人とも頑固なところあるしこういう仲いい二人が爆発すると厄介なんだよな・・・」
カゲチヨとヨ―メイも珍しい二人の喧嘩に困惑を隠せない。
カンナ「カゲチヨは暑いのと寒いのどっちが好き?」
カゲチヨ「俺は寒いのが好きだな。日が短いし物静かだからな。」
カンナ「はい、ヒサメちゃんとラブラブ乙しばらく話しかけないで。」
カゲチヨ「そこまでか!?」
カンナ「寒い方が良い派は友達いなくて陰キャだから静かなのが好きってことでしょ?」
ヒサメ「勝手に決めつけないでよ。っていうか熱くなりすぎだよ?そっかー暑いの好きだから頭冷やす方法知らないんだー。」
カンナ「ふーん・・・やるんだ。」
ヒサメ「そっちこそ!」
フィーア「もうやめてくださいよ!二人とも家に帰ってテレビ電話とかで喧嘩してください!周りにも迷惑でしょ!!」
くだらない喧嘩でまた乱闘になりそうだったので私は言う。
カンナ「なるほどね。流石フィーアちゃん。」
ヒサメ「家に帰る・・・つまりホームグラウンドに帰れということ!」
カンナ「それぞれのホームグラウンドで白黒つけろなんて流石バトルジャンキーのフィーアちゃん!」
ち。違いますよ!?
カゲチヨ「フィーアが勝負好きすぎて誤解されてる・・・」
ヒサメ・カンナ「行ってきます!!」
ヨ―メイ「全然話聞かずに行ってしまいましたね・・・」
もう二人とも頭冷やした方が良いです・・・
sideヒサメ
よし、着いた・・・私はテレビ電話をカンナちゃんにかける。
カンナ「で、ヒサメちゃんはどこにいるの?」
ヒサメ「私は世界で一番寒い場所ヤクーツクにいるの。ここは寒い派閥のホームグラウンドだよ。」
カンナ「見るからに寒そうじゃん。」
外気温-50度、最低気温は-71度だからね・・・
ヒサメ「・・・・」
カンナ「ちょっとヒサメちゃん厚着してるのに震えてるじゃん!」
ヒサメ「ふふふ・・・雪女のDNAのおかげでそこまで寒くないし暑いより全然いいよ。汗で服が透けていやらしい目でも見られないし最高だよ。」
うぅうう・・・
カンナ「体は正直だね。」
う、うるさいな!
ヒサメ「ほら空気も美味しい・・・すー・・・げほげほっ!!」
カンナ「ヒサメちゃん!?」
住人「アンタ何馬鹿なことしてるんだ!!」
ヒサメ「深呼吸しただけなんですけど・・・」
住人「-50度の空気なんて直接吸ったら死ぬだろ!そのマフラー越しにゆっくり吸わないと!」
そ、そうだったんだ・・・
住人「肌が露出してたら氷系の異宙人でもない限り10分で凍傷になるぞ!」
10分・・・
ヒサメ「そういえば町のあちこちにパイプがある・・・」
住人「ガス管さ。地中だと凍結するからな。液体だって空中に撒くと霧なるからな。」
カゲだったら動画映えしそうって喜ぶかな・・・
sideカンナ
ふふふ・・・
カンナ「そっちは大変そうじゃん・・・こっちは凍傷の心配はないし快適だよ~!」
ヒサメ「どこにいるの?」
カンナ「世界一暑い街のジャコババードだよ!酷暑の町として有名で過去最高は51度!」
ヒサメ「暑すぎじゃん。」
カンナ「凍傷したり飲み物まともに飲めないところよりはましでしょ!ってありゃ・・・」
ヒサメ「ふらついてない?」
カンナ「地面が柔らかくなってるの!!」
ヒサメ「独特な言い訳。」
カンナ「本当だよ!アスファルトは50度を超えたら解けるんだから!」
ヒサメ「そうなんだ・・・」
バシャ!
カンナ「な、何するの!?」
住人「何ってボランティアだよ?」
カンナ「どういうこと?」
住人「ここは暑すぎるから定期的に水を浴びないと生きていけない、だから歩いてる人に水をかけているんだ。」
確かに楽になってきたかも・・・服も水がすぐに蒸発してるし・・・
住人「明日には飲める水が枯渇するから今のうちの買っておいた方が良いよ?」
マジか・・・アーシは早速水を買いに行ったんだけど・・・
カンナ「た、高い・・・」
商人「熱波で停電が起こってろ過ができない上にダムの水が枯渇してるからな。高騰してるんだ。」
ん?つまり・・・
カンナ「アーシが能力で水を浄化していれば儲けられる・・・そして水かけやを始めれば大儲け・・・」
ヒサメ「ボランティアもいるのに図太いね。」
sideヒサメ
そうして生活してるわけなんだけど・・・
カンナ「ヒサメちゃん飛んで移動してるの?」
ヒサメ「うん。体を冷気でガードしながらね。ここだと移動も一苦労だからね。バイトしながらの生活だから冷蔵庫なくても食べ物保存できるのには大助かりだけど。」
カンナ「っていうか町中の車全部エンジンついてるけど盗まれないの?」
ヒサメ「仕方ないんだよ。エンジンオイルも凍り付くからかけてないと廃車になるからね。」
暑いのが恋しくなってきた・・・
ヒサメ「カンナちゃんは何やってるの?農業?」
カンナ「水かけやや浄化作業でもらえる報酬だけじゃ不安定だと思ったの!干ばつや熱さに強い作物で稼いでるの。しかも発展途上国の街だから農業しかないの。」
ヒサメ「きつそうだね・・・」
カンナ「水やりとか液体農薬は能力でなんとかなるけど耕すのは手作業だからきついかな…機械買うお金まだまだ溜まってないし・・・寒いのが恋しくなってきたかな・・・」
カンナちゃんもなんだ・・・
ヒサメ「ねぇ・・・」
カンナ「お互いの生活交換してみない?」
ふふふ・・・
ヒサメ「同じこと考えてた。」
カンナ「そりゃそうなるでしょ。」
そうして私たちは入れ替わってみた!
ヒサメ「あぁ・・・」
カンナ「これは・・・」
ヒサメ・カンナ「気持ちいい~!!」
何この気持ちよさ!
カンナ「まるでサウナのあとの水風呂!!そうか!」
ヒサメ「寒暖差で体が整ってるんだ!」
すごいよこれ!
ヒサメ「暑いのも悪くなかったんだ・・・」
カンナ「寒いのもなかなかありなんだね・・・」
sideヨ―メイ
そうして二人はカレコレ屋に戻ってきました・・・
ヒサメ「結局喧嘩は引き分けになっちゃったんだよね。」
シディ「結局、暑くても寒くても良いところ・悪いところがあるということだな。」
カンナ「その時の気温を楽しむしかないってことだね、今度皆で行ってみない?」
それは良いんですけど・・・・
フィーア「それでいいんですね・・・?」
カゲチヨ「遺言はよ・・・!」
カンナ「あれ・・・?なんか二人ともメチャクチャ怒ってる?」
フィーア「当たり前でしょ!!何十日間カレコレ屋に帰ってこなかったと思ってるんですか!結局依頼は三人もしくはヨ―メイと一緒にこなさないといけなかったんですよ!」」
カゲチヨ「しばらく休み返上だからな・・!」
ヒサメ「えぇええ!勘弁してよー!!カゲほら!ヤクーツク取れた液体を撒いたら霧になるって動画撮ってきたんだ!バズりそうだから許してー!!」
カンナ「フィーアちゃん・・・・ジャコババートのある国パキスタンのお菓子ハルワ!ナッツとゴマとドライフルーツが材料でかなり甘いんだよ。」
カゲチヨ・フィーア「うぐっ・・・!」
流石二人とも・・・二人のツボをよく掴んでますね・・・