妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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歯医者は嫌だ後編

sideヒサメ

そうして部屋に来たのはいいんだけど・・・

 

歯医者「どうも今日はよろしくお願いしますね。」

 

・・・殺人現場?

 

フィーア(治療室ってこんなんでしたっけ?明らかにカンナちゃんが解体を終えた後の現場みたいになってるけど・・・)

 

そもそも歯医者ってチェーンソーとか使ったっけ・・・

 

ガシャンガシャン!

 

手錠で固定された!?

 

ヒサメ・フィーア(歯医者ってこんなんだったけえぇえええ!?)

 

歯医者「あー・・・二人とも大分腫れちゃってるね~ダメだよどうしてこんなんになるまで放置してたの。口っていうのは人間の玄関だからねここが汚い人は大体だらしない人が多いんだよ。」

 

いや先生の口が一番汚いです・・・!

 

フィーア(玄関のドア外れかかってるじゃないですか・・・)

 

歯医者「じゃあ治療を始めていこうか。まずは助手たちが見るからまぁ助手たちでもなんとかなる程度かもしれないしね。」

 

よ、よかった・・・あの人が治療するわけじゃないんだ・・・

 

歯医者「二人とも中山さんと戦闘妖精シャザーンさんどっちがいい?」

 

いや何あの戦闘ロボみたいなの!?中山さんは普通の人なのにー!!

 

ヒサメ・フィーア「中山さんがいいです!」

 

歯医者「あ、ちょっとフィーアさんが早かったね。フィーアさんが中山さんね。」

 

待ってぇえええ!!

 

フィーア(た、助かりました・・・)

 

中山(戦闘ロボ)「中山です。よろしくお願いしますね。」

 

フィーア(あ、貴方が中山ですかぁああ!?)

 

た、助かった・・・あっちの方がシャザーンさん・・・

 

シャザーン(戦闘ロボ)「よろしくお願いしますね。ヒサメさん。」

 

なんでぇええ!!どっちも戦闘妖精じゃん!っていうかこんなのお父さんの森でも見たことないし!

 

中山「では治療の前にシステムについて説明させてもらいます。」

 

シャザーン「当歯医者では治療はもちろん2度と虫歯にならないように予防対策の人体改造もサービスとして行っています。」

 

だからそれはもう歯医者じゃないでしょ!?

 

中山「Aコースは治療と改造がセット。Bコースは改造とドリンクバーがセットになっています。」

 

フィーア(もう完全にファミレスですね・・・)

 

ヒサメ「すみません、歯の治療だけっていうコースはありますか?」

 

シャザーン「そうなりますと一番近いのは治療とマッサージのZコース、治療とサラダバーのつくXコースですね。」

 

うーん・・・ここは無難に・・・

 

ヒサメ「じゃあZコースで良いです。」

 

取りあえず早く終わらせ・・・

 

マッサージ嬢「どうもよろしくお願いします。」

 

・・・・マッサージ嬢つけられた!!結局改造されてるじゃん!!

 

sideフィーア

 

あ、危なかった・・・私もあんなやる気にのない人形をつけられるところでした・・・ヒサメちゃん、そんなんだからいつも起こる不運に対処できないんですよ。私は戦闘妖精の件で学習済みなんです!

 

フィーア「あのすみません、私はXコースでお願いします。」

 

サラダバーというシステムで体に何かを取り付けられることはない・・・勝利の方程式はこっちだったんですよ!

 

お婆さん「ぼりぼり・・・・」

 

・・・・さ、サラダを食べてるお婆さん、略してサラダ婆つけられたー!!

 

しかもレモンドレッシングじゃないですか!最悪です!私和風かゴマダレ派なのに!

こんな趣味の合わないお婆さんと一緒にサラダをつつかないといけないなんて!!

 

中村「じゃあ下準備はこれくらいでいいか。」

 

ヒサメ(どんな下準備!?全く役に立ちそうにないんだけど!?)

 

それよりもこれ元に戻るんでしょうね!元の体を返してください!!

 

中村「じゃあお口あーんしてください。」

 

シャザーン「大きく開けないとドリルに触れたら顔吹き飛びますよ。」

 

ヒサメ(こ、怖すぎる・・・)

 

顎の骨外せって言ってるのと同じですよ!そのデカさのドリルは!!

 

ギャリギャリガリガリ!!

 

す、すごい音ですけど・・・

 

ヒサメ・フィーア(あんまり痛くない・・・?」

 

中村「改造によって貴方たちの体は治療の負担が軽減されるようになっています。」

 

シャザーン「痛みをあまり感じないのはそのおかげです。」

 

そ、そうなんですね・・・

 

中村「当医院では迅速な治療が売りですが患者の身にはそれだけ負担もかかるんです。」

 

シャザーン「改造手術を推し進めるのも安全に治療を行うためです。」

 

ヒサメ(改造された時点で安全もクソもないんじゃ・・・」

 

・・・ていうか。

 

マッサージ嬢・サラダ婆「ぎゃぁあああ!!」

 

全部あっちに行ってるだけじゃないですか!?

 

中村「痛みはほぼ彼女たちが肩代わりしてくれているので安心して受けてください。」

 

ヒサメ(いや安心できない苦しみかたなんですけど・・・)

 

シャザーン「彼女たちがいなければあの苦しみがもろに二人を襲っていたんですよ?」

 

痛み感じてないだけであんなことされるの!?カゲチヨだったら何回耐えられるか気になる自分もいてもう嫌です・・・

 

婆さんたち「た、助けて・・・」

 

ヒサメ(あの・・・やめて・・・私が悪いの?私がダメなの・・・?)

 

違いますよね?関係ないですよね・・・

 

しかも走馬灯まで流れてるじゃないですか!

私は悪くない私は悪くない・・・・

 

ぐしゃばきげぼぉぉぉお!!

 

歯医者「はい、治療終わりましたよ改造も直したのでお大事にー・・・」

 

ヒサメ・フィーア「・・・・・」

 

sideヤヨイ

 

あの・・・

 

ヤヨイ「どうしたんですか二人ともそんなに泣いて。」

 

ヒサメ「実は虫歯治療したんだよね。」

 

フィーア「全然痛くなかったです。」

 

それは良かったですね・・・

 

ヤヨイ「で、なんですかその鉄くず・・・かろうじて女の形になってますけど。」

 

フィーア「あぁ、実はそれに関してお願いが・・・」

 

ヒサメ「彼女たちは恩人なの・・・直すことってできない?」

 

いやどういうことですか!?

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