妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヨ―メイ
私はカレコレ屋とリサイクルショップの買い出しのために皆さんと歩いていたんですが・・・
男性「いらっしゃいませー!いらっしゃいませー!」
お店の前で必死に呼び込みをしている人を見つけました・・・
カゲチヨ「あれ?太田山さんじゃねーか?」
太田山「あ、カゲチヨさん!」
知り合いですか?
シディ「あぁ、この間公園で異宙の巨大ザリガニに襲われているところを助けてあげたんだ。」
どういう状況ですかそれは!?
太田山「その節はありがとうございます!」
ヒサメ「あれ?この間お礼で食べさせてもらったときはフランス料理屋をやってましたよね?」
太田山「ええ、いうほどフランス料理出さずに仏壇ばかり売ってたらお客さんこなくなっちゃって・・・」
ヨ―メイ「なんで仏壇なんて売るんですか!?」
太田山「人に言われたんですよ。今や飲食の時代は組み合わせの時代だって。」
カンナ「手品が楽しめるバーとかギャラリーと組み合わせたカフェとかあるよね。」
太田山「そう!だからフランス料理に仏壇を組み合わせてみたんです!」
だからなんでですか!?
ヨ―メイ「フランス料理と関係ないですよね!?」
太田山「関係ありますよ!だってフランスって漢字で書くと仏って書くでしょ?」
カンナ「上手い!!」
そこですか!?
フィーア「で今度はイタリア料理と何を組み合わせたんですか?」
太田山「自分からぶつかって高額な損害賠償を要求する当たり屋とイタリア料理を組み合わせました!」
絶対お客が来ない理由がわかりましたね・・・
ヒサメ「料理はおいしいのに・・・」
ヒサメさんがそういうって相当ですね・・・
カゲチヨ「組み合わせが良くないんだよ。例えば立ち食いソバ屋のスタイルと組み合わせた店があるけど椅子を用意しないことでお客さんの回転率とスペースの確保につながる、そして価格も抑えられるみたいだぜ?」
カンナ「良かったらアーシたちで店をプロデュースしてあげようか?」
太田山「え!?いいんですか?これはありがたい!!」
絶対嫌な予感しかしませんよ!?
sideカンナ
というわけで!
カンナ「立ったままでどんな商売ができるか考えてみましょう!」
ヨ―メイ「普通ならラーメンとか蕎麦じゃないですか?」
古いよヨ―メイ!あっと驚くような業種で絶対の付加価値をつけるんだよ!
太田山「あぁ!葬儀屋さんなんてどうでしょう!」
ヨ―メイ「な、なんでですか!?」
シディ「遺体を立たせれば遺族も生きてると感じさせることができるということだな!」
画期的!!
ヨ―メイ「嫌ですよ!そんな葬儀屋さん!!」
フィーア「ビジネスホテルなんてどうでしょうか?客室にはベッドも椅子もない、いい鍛錬になりますよ。」
カンナ「ビッグアイデアだよフィーアちゃん!それならクローゼット程度の部屋でもいける!」
ヨ―メイ「絶対嫌ですよ!」
ヒサメ「スイミングスクールとかどうかな?」
カンナ「立ち泳ぎしか教えなければお風呂サイズでも十分行けるね!」
カゲチヨ「水の量も少なくて経済的だしそのままお風呂に入ることもできてとってもエコだな!」
ヨ―メイ「ちょっとどれもこれも無茶過ぎますよ!!」
そうして数日後・・・
お客様「何をしてるんだ!?」
太田山「いやーうちには立ち専門のドッグランでして・・・」
カンナ「ほら!二本足で走るの!」
お客様「ふざけるな!犬が二本足で走るわけ・・・」
シディ「おぉ!頑張ったな!」
流石シディ!
お客様「嘘だろー!!」
sideフィーア
カンナ「ということで若干のコンセプトずれが世間の理解を得られませんでした・・・誠に残念です。」
フィーア「シディさんのおかげで二本足で走れるようになったのになんで理解されなかったんだか・・・」
シディ「仕方ないさ。」
ヨ―メイ「若干じゃありませんしシディさん凄すぎますよ・・・」
カンナ「そこで考え方を180度転換させるの!たったままっていうのはあくまでお客様の都合。人間はだれしも立ったままっていうのは苦痛だったんだよ・・・皆座りたい・・・もういっそ寝そべっていたい!」
ヨ―メイ「想像を絶しますよ!!」
太田山「それだー!!」
ヨ―メイ「アンタバカですか!?」
ー数日後ー
バンド「じゃあ次の曲行くよー・・・」
お客様「おーう・・・」
~♪
バンド「いややれるか―!」
カゲチヨ「寝そべったままのヘビメタ・・・意外といけるな!」
バンド「嘘だろー!!」
sideヒサメ
カンナ「姿勢は楽だった・・・けど何でもかんでも楽な姿勢でいいというわけではなかったんだよ!」
太田山「カゲチヨさんの演奏以外あんなに盛り上がらないとは・・・意外でした・・・」
カゲチヨ「俺の時代はまだ早すぎたってことだな・・・」
ヨ―メイ「いや来ないですし分かってたことでしょ!」
立ったまま寝そべったまま何ごとも極端だとだめ・・・
カンナ「つまり考え方を90度だけ変えてみたの!!」
フィーア「180度から90度・・・」
シディ「それはつまり・・・」
カンナ「そうだよ!中腰だよ!!」
ヨ―メイ「そういう折衷案が一番ダメですよ!!」
ー数日後―
カゲチヨ「いいか。途中で立ったり座ったりしたら三倍に跳ね上げますからね!」
お客様「もうだめだー!!」
はい料金三倍です!
お客様「冗談じゃない!こんなのできるわけ・・・」
カンナ「お手本でしたらあちらに・・・」
フィーア「意外と楽勝ですね・・・」
お客様「えー!!」
sideヨ―メイ
太田山「うぅ・・・もうどうすれば・・・」
諦めた方が良いんじゃ・・・
カンナ「立ってもダメ・・・ねそべってもだめ中腰もダメじゃ一体どんな姿勢なら・・・ん・・・?待てよそうだ!」
太田山「!何か思いついたんですか!?」
カンナ「発想を360度転換すればよかったんだ!」
360度って・・・
数日後・・・
太田山「はい、ハンバーグステーキのお客様!」
カゲチヨ「いやー大盛況だな・・・」
シディ「まさかあんな発想の仕方があるとは・・・」
フィーア「盲点でした・・・」
ヒサメ「やっぱり美味しそう・・・」
カンナ「そうでしょ・・・この座って食べられるレストラン!」
普通ですよ!!