妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ダサい女神

sideカンナ

アーシたちは山に来ていた・・・

 

カンナ「いやー・・・なんで早く気づかなかったかな・・・アーシたちはトッププレデターを追い詰めるためにカレコレ屋始めたんだからそもそも生態系を支配してないとだめだったんだよ・・・」

 

シディ「どういうことだ?」

 

カンナ「この鼠算式に増えていく生物を放てば奴らは駆除のために表に出てこざるを得ないってわけだよ!」

 

カゲチヨ「にしてもヤヨイに作ってもらったこの生物兵器可愛いな・・・」

 

ヒサメ「観賞用になって駆除されにくくしてるんだって。」

 

完璧な作戦ってわけ!

 

フィーア「ピクニックがてらに組織にたどり着けていいんでしょうか・・・あ、泉です。ここなら増殖しやすいんじゃないですか?」

 

シディ「うむ。ここにマットを敷いてお弁当にしよう。」

 

そうしてアーシたちは生物兵器を遊ばせていた・・・

 

フィーア「ふふふ・・・可愛いですねー。」

 

カゲチヨ「おーい!少しは手伝えよ!」

 

わかったよって・・・あぁ!

 

カンナ「ヤヨイちゃんに作ってもらった兵器が!?」

 

ヒサメ「おぼれちゃってる!!」

 

シディ「この木の枝につかまるんだ!!」

 

あぁ!沈んじゃった・・・

 

カゲチヨ「何で目を離したんだよ!!」

 

カンナ「カゲチヨが手伝えっていうから・・・ん?」

 

なんか泉が光ってるね・・・

 

女神「この泉に落としたのはこの金の生物?それとも銀の生物?」

 

え・・・あぁ・・・

 

カゲチヨ「だせぇ・・・気絶するほどダサすぎるな・・・」

 

ヒサメ「フィーアちゃんよりもダサくできる人なんていたんだね・・・」

 

フィーア「どういう意味ですかそれ!?」

 

シディ「俺たちが落としたのは普通の生物だ。」

 

女神「あ、貴方たちはとても正直でした。お礼に金と銀の生物を・・・」

 

シディ「いや、ダサいからいらないな!」

 

ヒサメ(シディー!!?)

 

カゲチヨ(んなはっきりと・・・)

 

それがシディの美点ではあるけど・・・

 

女神「うぅぅう!!はっきり言われた!!正直者すぎてもう嫌!!」

 

フィーア「案の定泣きましたね・・・」

 

sideヒサメ

 

私たちは女神様の話を聞くことになった・・・

 

女神「始まりは・・・あの木こりでした・・・」

 

女神様のセンスは昔から悪く正直者の木こりに金銀アイテムを与えたら仲間の木こりにバカにされるのを目撃し嘘つきの木こりには古い斧を与えたらビンテージものとして評価されてしまったという・・・

 

シディ「まぁ、古いものも評価されることもあるからな。」

 

女神「この泉で物を落とした人間に金銀アイテムを見せたんだけど・・・」

 

カンナ「どれもダサい・・・」

 

フィーア「本当に私以上ですね・・・」

 

女神「そんなに私のデザインはダメなの!?」

 

カゲチヨ「正直言うと・・・ダサい。」

 

女神「正直者を褒めたくて始めたことなのになんで私にはデザインのセンスがないの・・・」

 

カンナ「デザインのセンスがないなら磨けばいいの!」

 

女神「センスを磨く!?」

 

カンナ「可愛いは作れ・・・作り出そうよ・・・可愛いものを作れるセンスを!」

 

フィーア「カンナちゃんのファッション講座を受けたら私だって変われたんです。きっとできますよ!」

 

女神「私もやれるの!?」

 

そうしてカンナちゃんによる血のにじむようなレッスンが始まった・・・

 

デザイン毎日数百枚作り出す基礎編、辛口の評論家にアドバイスをもらい自分の至らないところを心に刻みつけることのできる客観編、その後はコンテストに応募させて挫折を味合わせた・・・

 

sideカゲチヨ

女神「どうかしら・・・」

 

何でだよ・・・なんで修業したのに前より酷くなってんだよ・・・

 

カンナ「まさかここまで酷いとは・・・」

 

シディ「うむむ・・・」(口を塞いでる)

 

ヒサメ「ま、まるで別人のようですね・・・」

 

フィーア「以前より大分洗練されてきましたね・・・」

 

カンナ「もう、こうなったら実戦で自信をつけさせるしかないですね・・・」

 

ユカ「森に来いってどういうことでしょうか・・・」

 

ヒサメ「ちょっと!ユカちゃんで大丈夫なの!?」

 

俺の作戦はこうだ・・・

 

カゲチヨ「女神様けっこう美人だからな。多少デザインがダサくてもユカなら女神様の勧めるものを受け取るはずだ!」

 

ヒサメ「なるほど!流石だね!」

 

するとユカが泉にやってきた・・・

 

ユカ「はぁ・・・早く漫画読みたいのに・・・ってあぁ!落としたあぁ!」

 

女神「お前が落としたのはこの金の漫画か?銀の漫画か?」

 

くっ・・・予想はしていたがやっぱり微妙だな・・・

 

カンナ「もうユカの女好きにかけるしかないでしょ・・・」

 

ヒサメ「お願い・・・お願い・・・」

 

フィーア「貴方の欲を解き放ってください・・・」

 

ユカ「・・・私が落としたのはどちらでもそして普通のものでもありません。」

 

女神「え・・・?」

 

あれ・・・なんか変な感じに・・・

 

ユカ「私が落としたのは恋心・・・私女神さまに恋してしまいました・・・!」

 

女神「えぇえええ!?」

 

カゲチヨ「最悪だー!!」

 

ヒサメ「早く止めないとー!!」

 

ユカ「デザインなら私が考えてあげますからねー・・・」

 

女神「いやぁああ!」

 

カンナ「まさかの斜め上を言ったね・・・」

 

フィーア「あんなきざったらしいセリフを言うとは・・・」

 

 

 

 

 




結局生物は帰ってこなかった・・・
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