妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼は宗教だった・・・
カゲチヨ「友人が変な宗教にハマって行方不明?」
依頼人「はい、すでに一か月立ちます・・・何度かその宗教団体に問い合わせたのですが一向に取り合ってもらえず」
ヒサメ「警察には連絡したんですか?」
依頼人「個人の意思と言われると対応できないようで・・・」
フィーア「卑怯ですね。依頼を受けましょう。」
俺達は早速宗教の施設に潜入することにした・・・
カゲチヨ「新興宗教なのにセミナーか。」
ヒサメ「山奥なのに人が多いね・・・」
フィーア「電波も届かないですし怪しさしかないですね・・・」
シディ「セミナーとは何をするんだ?」
カンナ「本当の笑顔の作り方を教えますだって、宗教も結局はビジネスだし良い教義っぽいけど・・・」
さてどうなのか・・・
教祖「皆さまお待たせしました。我らがほほ笑みの星へようこそ!当セミナーは皆様に笑顔が作るパワーをお届けします。笑顔とは人ができる唯一の表情!人間関係を円滑にして幸せを呼ぶための手段なのです!」
カゲチヨ「胡散臭えけど一応理にはかなってるな。」
カンナ「まぁ、最近はこういう心理学や科学的なものを用いないと人が集まってこないからね。」
フィーア「カンナちゃん妙に詳しいですね・・・」
カンナ「今度お父さんに提案するんだけどヒサメちゃんの可愛さをあがめさせる教団を作ろうと思って勉強中なんだ。」
ヒサメ「絶対やめてよ!?」
教祖「本日は皆様に本物の笑顔の作り方をお伝えいたします。皆様が首につけているのは笑顔探知機、笑顔が点数で表されますよ。」
えーっと点数は・・・
カゲチヨ「70かよ・・・」
フィーア「65・・・そんな下手くそですかね・・・」
ヒサメ「90って出たけど・・・ちょっと待ってカンナちゃん100!?」
シディ「凄いな!」
カンナ「こんな面白いものなんだもんワクワクするよ!」
流石だな・・・
教祖「試練を与えたいと思います。それh50点を下回ると死んじゃいますから。」
参加者「いやいや笑えねぇよ・・・うぐっ!!」
!?首輪に何か仕掛けが!
カンナ「なるほど・・・外れないし力も封じてある・・・そういう感じね・・・」
ヒサメ「カンナちゃんこんな時でも点数が下がってない・・・」
フィーア「ある意味私とは違ったポーカーフェイスですね・・・」
sideカンナ
そうしてアーシたちは体育館に移動させられた・・・
教祖「笑顔の試練その!本物の笑顔は何があっても動じません。尊い犠牲があってもです。」
ヒサメ「見てあの子!」
そこには子供がいた・・・
教祖「あの子は神聖なる生贄、周囲には飢えた犬、彼が食べられても笑顔でいられたら合格です。」
シディ「ふざけるな!」
教祖「あるいは代わりに自ら犠牲になれば即座に犬が首輪に仕掛けた薬で眠り皆を救えます。」
やれやれ・・・またこれ系ね・・・
カンナ「カゲチヨ、今回も悪いんだけど・・・」
カゲチヨ「分かってるよ。」
シディ「今助ける!:
フィーア「シディさん!」
アーシとカゲチヨが作戦を共有している間にシディとフィーアちゃんが犬に突っ込んでいく。
フィーア「あぁもう!笑ってるから力があんまり出ません・・・精々合気道でぶん投げることしか・・・」
ヒサメ・カンナ(それができるだけ凄いでしょ・・・)
シディ「だがほとんど力が使えないぞ・・・」
でもシディとフィーアちゃんのおかげで犬が少年に食いつくことはなさそう・・・
少年「あれ?わんわん寝ちゃった・・・」
当然カゲチヨの数字はゼロになっている。
ヒサメ「カゲ!」
シディ「何をしてるんだ!」
フィーア「また無茶して・・・」
カゲチヨ「わりぃな・・・」
教祖「素晴らしい自己犠牲!迷いなく命を差し出すとは!」
カゲチヨ「がはっ!」
そうして第一の試練は終わりカゲチヨは係員に回収される。
フィーア「で、カゲチヨが内部潜入してる間いくらくらい時間稼ぎすればいいんですか?」
カンナ「あちゃー・・・やっぱりバレる?」
ヒサメ「当たり前。カゲのことだからあっさりOKしたんでしょ?」
シディ「全くカゲチヨは・・・」
カンナ「まぁ、試練にもよるし皆の混乱具合にも左右されるかな・・・」
ヒサメ「手段は選んでられなさそうだしね・・・」
そうして第二の試練が始まった・・・
sideフィーア
次は学校で鬼ごっこですか・・・
教祖「迫る恐怖でも笑顔を作り出せるか。さいころの目の数だけ生き残れば試練は終わります。1ですね。」
鬼はチェーンソーを持った薬か何かで興奮した男だった・・・
カンナ「ジェイソンにオマージュ受けすぎでしょ・・・」
そういうのとじゃないと思うけど・・・
麒麟の力さえあれば何十時間でも勝負を伸ばせるんですけど今は使えませんからね・・・
そうして参加者は瞬く間に脱落して私だけになってしまった・・・
鬼「ぉぉぉ・・・ぐう。」
その瞬間鬼は気絶してしまった・・・
カンナ「ふぅ・・・ギリギリだったよカゲチヨ。」
カゲチヨ「しょうがねぇだろ!地下とかあって全体把握に時間がかかったんだよ!」
ヒサメ「でも無事でよかった!」
フィーア「危なかったですよ。笑うから力抜けますし・・・」
カンナ「力が使えればアーシは普通に戦えたんだけどね・・・」
シディ「流石だな。そんな訓練をしてたのか。」
シディ以外(多分そういうことじゃない・・・)
そうして私たちは鍵を外して地下に行くことになった・・・
カンナ「病院みたいな施設ってことは・・・抜き取るためかな?」
カゲチヨ「あぁ、首輪には仮死薬が仕込まれてて鮮度保護のためだろうな。」
ヒサメ「酷い・・・」
フィーア「本人の意思だから警察も呼べないわけですか・・・違法なドナーカード扱いですね。」
カゲチヨ「全くだぜ・・・」
シディ「依頼人の友人は・・・」
カゲチヨ「間に合わなかった・・・」
ならしっかりとボコボコにしないといけませんね。
フィーア「くらえ!昇竜拳!!」
係員「ただのアッパー!!」
カンナ「やっぱ笑ってない方が力出るんだね・・・天井のめり込んでる。」
ヒサメ「笑顔の点数低いの気にしてるのかな・・・」
そ、そんなことないですよ!?
教祖「ひ、ひぃ!!」
カゲチヨ「スマイルだろ?スマイル?」
カンナ「じゃじゃーん!ヤクナ特製の薬!カゲチヨ打ち込んで!」
ぶすっ!
教祖「痛い!!」
カンナ「笑わないと表情筋崩壊して地獄の痛みだよ?」
最後はカンナちゃんとカゲチヨによって地獄を味わった・・・
sideカゲチヨ
やれやれ・・・
カゲチヨ「やっぱカンナはエグイぜ・・・」
ヒサメ「今度はどうしたの?」
カゲチヨ「最後教祖は狂って笑いっぱなしになった・・・」
ヒサメ「はは・・・走ったからお腹空いちゃった。」
シディ「ヒサメの食べたいものを作ろう。」
ヒサメ「やったー!やきそば5人前!」
カンナ「もう朝なのに焼きそば・・・」
フィーア「まぁ好きですけど・・・複数人前食べるのは決定ですか・・・」
全く・・・
カゲチヨ「・・・やっぱ笑顔は自然が一番だな。」