妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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妖精王のお化け屋敷

sideカゲチヨ

俺達はクリスに招待されてお化け屋敷に行くことになった・・・

 

ヒサメ「はぁ・・・嫌だな・・・なんで皆お化け屋敷好きなんだろう・・・」

 

ヒサはメチャクチャ怖がってるけどな・・・

 

カンナ「生き物は常に外敵から身を守るために木を張り詰めてたの。けど人間は文明によってその恐怖を取り除くことに成功して今やその恐怖を感じることは少ない、けどお化け屋敷はそこで恐怖を味わうことで解放されたときに生きているということと充実感を味わうことができるのが醍醐味なんだよ。」

 

シディ「お、ついたみたいだぞ。」

 

シディの指さしたところにあったのは・・・

 

ヒサメ「恐怖ののろい亀の館?」

 

フィーア「これ単に亀が歩くの遅いとかそういう感じなんじゃないですか?」

 

んなベタな・・・

そうして入ったんだけど・・・

 

亀「・・・・」

 

カゲチヨ「やっぱりのろい亀が歩いてるだけだな・・・」

 

カンナ「おかしいな・・・」

 

クリス「お前の…後ろだー!!」

 

ぎゃぁぁあ!!

 

クリス「どうだった?」

 

ヒサメ「早速びっくりした・・・」

 

カンナ「まさかの緩急をつけての驚かせ方・・・流石お父さん。」

 

クリス「今回のお化け屋敷は人間の心理の裏を突くのが恐怖のポイントなんだ。あえてお化けが出そうなところから出さずに日常の風景からお化けなどの恐怖を出現させるのがポイントなんだ。」

 

シディ「分かりにくいな・・・」

 

クリス「例えば携帯電話の店員が週末フットサルの審判をやっていた時に驚きに近いかな。」

 

シディ「なるほどな。」

 

クリス「後ラブコメで例えるならものすごい美人がゴミ屋敷に住んでいたりとか。」

 

わかったよ・・・

 

クリス「じゃあ体験してもらうよ・・・お菓子の国の冒険をね。」

 

ヒサメ「なんかタイトルが全然怖くないんですけど・・・」

 

カンナ「それがもうお父さんの術中なんだよ・・・」

 

俺達はちょっと気を張りながら進んで行った・・・

 

sideヒサメ

 

なんかファンシーな雰囲気なんだけど・・・

 

シディ「これが意表を突くためのものという奴か!」

 

「ようこそ!私はお菓子の国の妖精!年齢は34で苗字は田中っていうの。」

 

モニターの妖精が意外とリアルな苗字!?

 

フィーア「これは意外ですね・・・」

 

妖精「ここはお菓子の国、でも本当は焼肉が好きなの。」

 

カゲチヨ「いきなりお菓子から脱線した!」

 

フィーア「しかも年相応に好きな物ですね・・・」

 

妖精「へっくしゅ!」

 

しかもオッサンみたいなくしゃみ!

 

カゲチヨ「何で編集でカットしないんだよ・・・」

 

カンナ「アイドルにとってこれを使われるのほど怖いものはないね・・・」

 

別の怖さがあるね・・・

 

妖精「今日はお菓子の国をめぐりましょう!さぁ!目の前の扉を開けて!」

 

まさかここでお菓子の化け物とかおどろおどろしくなるんじゃ・・・・

 

カンナ「そりゃ!」

 

扉を開けると・・・

 

シディ「ファミレスの従業員の控室だな・・・」

 

フィーア「す、すみませんでした!」

 

カンナ「び、びっくりした!!」

 

ヒサメ「こんな恐怖でいいのかな・・・?」

 

妖精「ここが本当のお菓子の国。間違えずにあけてね、へっくし!」

 

またおっさんみたいなくしゃみを・・・

 

カゲチヨ「じゃあ開けるか・・・」

 

そうして開けてみると・・・

 

お婆さん「いらっしゃいませー・・・」

 

まさかの和菓子屋!!

 

sideフィーア

ここまでのファンシーな雰囲気をひっくり返すまさかの和風要素・・・

 

フィーア「流石お父さん侮れませんね。」

 

お爺さん「ぐぅぅう!?」

 

お婆さん「どうしたんだい!?」

 

お爺さん「胸が苦しい!!」

 

そ、そんな!

 

フィーア「医者を呼んできます!」

 

カゲチヨ「ヒサは心臓マッサージと必要なら電気ショックを!」

 

ヒサメ「わかった!」

 

そうして応急処置を行った結果・・・

 

医者「しばらくは安静にしていてください。」

 

お婆さん「あぁ・・・こんなときに敏夫がいれば・・・」

 

お爺さん「その名前を出すな!」

 

なにか事情がありそうですね・・・

 

カンナ「立ち入った話をしますけど敏夫とは・・・?」

 

お婆さん「私たちの一人息子でねぇ・・・十年前好きなことだけで生きていくと言って家を飛び出して動画配信で食べていこうとしてるんです。」

 

カゲチヨ「まさか同士がいようとは・・・」

 

ヒサメ「そんな無茶な・・・」

 

お婆さん「あの子がこの店を継いでくれればいいんだけどねぇ・・・」

 

シディ「わかった!その息子さんを見つけよう!」

 

フィーア「情報も少ないですけどやりますか!」

 

医者「私にもお手伝いをさせてください。」

 

じゃあ行きますか!

 

妖精「その必要はないわよ。」

 

あぁ!お菓子の妖精さん!

 

妖精「私本当は・・・妖精じゃなくて・・・」

 

カゲチヨ「まさか敏夫・・・」

 

妖精「本当は触手の妖精なんです!」

 

カンナ「す、すごいねばねばしてる・・・」

 

妖精「和菓子屋をやりたいと思ってたんです!」

 

カゲチヨ「絶対ダメだろ!飲食やらせたら!!」

 

そうですよ!!

 

医者「親父・・・良い後継者見つかったな!」

 

貴方が敏夫ですか!!?

 

そうして私たちはお父さんのところに戻ってきました・・・

 

クリス「どうだった?」

 

ヒサメ「怖くはなかったけど・・・」

 

フィーア「なんか意表だけはつかされましたね・・・」

 

クリス「うーん・・・そうか。」

 

え?何で立ち去るんですか?

 

カンナ「最後に上手いこと言うとか改良するとかないの?」

 

クリス「いや?ないよ?」

 

カゲチヨ「裏にレストランがあるからうらめしやーとか。」

 

クリス「ないね。」

 

あぁぁああ・・・・

 

カンナ「まさかのオチ無し!?」

 

全員「こわいぃぃい!!」

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