妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼は異宙遊女屋からだった・・・
カゲチヨ「花魁が消えてる?」
フィーア「花魁といえば和風の娼婦じゃないですか。」
依頼人「あぁ、足抜けでもねぇ花魁たちが怖がって商売あがったりだ。」
でウチの女性陣を潜入させたいと・・・
カゲチヨ「でももし騙したら・・・」
シディ「わかっているな。」
カンナ「ひゃ~二人ともこわーい。」
ヒサメ「二人とも!」
依頼人「上等だ。こちとら大事な花魁たちがかかってる。」
フィーア「二人とも任せてください。もし男が尻を触って来てもこう腕を逆にぐいっと折り曲げますから。」
いやそれ銀〇のキャバ嬢のやり方!?
sideカンナ
さぁ、やってきました異宙遊女屋!
カンナ「よくよく考えて見れば女の色町で起こることの解決・・・〇屋の独り言を始めとした推理小説ではありがちな設定・・・ワクワクしてきたねー!」
フィーア「相変わらず発想が犯人ですね・・・」
ヨ―メイ「タダ飯でつられて来てみれば!私遊女とか無理です!!」
何言ってるの。伝説の遊女ヨ―メイちゃんなら助手に最適でしょ。
ヨ―メイ「だから伝説なんかじゃないですって!」
ヒサメ「それに頼もしいボディガードもいるし!」
ユカ「ねぇ、そこの振袖新造さんたち?私に身を任せてくれれば一気に太夫ですよ。」
イナバ「な、なんかこの振袖新造さん凄いお金持ってる!?」
ミツキ「私たちお客取れないんですけど・・・」
ユカ「大丈夫ですよ。夜が明ければ夢のように太夫に・・・」
ドカっ!
綾華「失礼しましたー・・・」
タツコ「もう!今日はヒサメさんたちの護衛でしょ!?」
依頼人「見張りがいるとはいえこの女本当に大丈夫か・・・?」
フィーア「強さは超一級品なのでなんとか・・・」
ヨ―メイ「そもそも振袖新造ってなんですか?」
イナバ「簡単に言ったら遊女見習いです。」
ジン「代打はしますが基本お客は撮りません。あ、私警護のジンと申します。旦那、あの妖精の女は確かに色狂いですがとんでもない手練れです信用していいかと。」
まぁ、手練れならわかるよね・・・そうしてアーシたちは中を案内される。
ヨ―メイ「綺麗な所ですね。」
イナバ「ここら辺で一番の店ですからね。」
ユカ「ふふふ・・・やっぱりサキュバス系が多くて最高ですね!」
ヒサメ「ユカちゃん・・・また目がとんでもないことに・・・」
ミツキ「サキュバス系は半数を占めてますからね。」
フィーア「皆前向きな顔で良いですね。」
遊女の強さに触れながらも私たちはエルフの太夫の座敷についた。
カンナ「やっぱりエルフはサキュバスにも引けを取らないね。」
ユカ「うぐふっ・・・」
ヨ―メイ「ぎゃああ!ユカさん鼻血が滝のように!!」
綾華「座敷汚したらダメですよ!」
タツコ「いや吸血鬼の血液操作で畳が汚れないようにしてる・・・」
フィーア「無駄にクオリティの高い配慮ですね・・・」
エルフ大夫「賑やかな人たちでありんすな・・・まぁそこの妖精さんはかなりの手練れ。禿に毛が生えたような譲さんたちよりはましなんし。」
まぁ、舐められちゃうか。
フィーア「生意気ですね。やっぱり男の腕をグイッと折り曲げて客をこっちに引き寄せましょうか・・・」
ミツキ「いやそれただの脅迫じゃないですか・・・」
イナバ「あはは・・・私たちもまともに話したこともないし太夫は姉さんだけですから。」
カンナ「でも狙われるとしたら一番有力だね。」
ジン「その通りです。なんとか見学につけさせましょう。」
ユカ「それなら私がお客になって・・・」
いや一見さんじゃ無理なんじゃ・・・
ヒサメ「確かに見た感じエルフ太夫さん全くお客さんの相手してないし・・・」
イナバ「会話は二回目からだし合うだけでもお金はかかりますよ。」
ミツキ「二回目で姉さんの好みでないと会えません。」
ヨ―メイ「お客選べるんですか!?」
イナバ「そうですよ。花魁はお客より上です。」
綾華「とんでもない世界ですね・・・」
タツコ「鬼滅の刃で見たことはあったけどぬかった・・・」
そうして仕事が終わると振袖新造さんたちは芸の練習を始めた。
フィーア「なるほど・・・自分磨きの時間ですか。ならば私も!」
ひゅ!しゅばっ!
イナバ「す、凄い切れのある舞・・・!」
ミツキ「着物で踊るのも結構な技術が必要なのに・・・」
ヨ―メイ「フィーアさんエルフ太夫にバカにされたからっていきり立ってますね・・・」
流石フィーアちゃん負けず嫌いだね!
カンナ「よーし!伝説の大道芸人ヨ―メイちゃんも傘に毬を載せて転がしながら傘を縦に一回転させる訓練だ!」
ヨ―メイ「だから無理ですって!ってカンナさんも三味線弾けるんですか!?」
カンナ「お父さんに教わってね!ほいほい!」
ぺぺん!
ヒサメ「私も縦笛くらいならお父さんに教わったから・・・!」
ぴーひゃら~!
綾華・タツコ「やっぱりクリスさんすごい・・・」
ユカ「くっ・・・私がお客ならお金の力で全員太夫なのに・・・!」
ヨ―メイ「やっぱり貴方キャバクラと勘違いしてないですか!?」
こうして就寝時間までアーシたちも芸を究めるために動いていた。
sideフィーア
就寝時間になった時に事件は動きました!
花魁「きゃぁああ!」
花魁たちの悲鳴が聞こえて部屋に行ってみると・・・
カンナ「部屋が荒らされてる・・・それにアーシたちの警護の穴をついて別の子を誘拐ということは・・・」
依頼人「あぁ、犯人はここを知り尽くしてるぜ。」
花魁「い、嫌だ!死にたくない!」
エルフ太夫「またでありんすか・・・」
ジン「部屋に戻ってください。ここは危険です。」
エルフ太夫「神隠しが怖くて花魁ができんすか。この程度で騒がねぇでおくんなし。」
花魁「は、はい・・・すみません・・・」
そうしてエルフ太夫は去っていきました。
ヨ―メイ「人がいなくなったのになんですか!」
ヒサメ「でもあの人の言葉で静まったね。」
悔しいですがやっぱり強者ですね・・・
カンナ「さて。パニックも収まったし調査といきますか。」
そうして調査してみると・・・
カンナ「荒らし方が妙だね・・・」
ヒサメ「物取りにしては荒らし過ぎで誘拐目的なら荒らさずに済むようにするはず・・・」
ユカ「ふぁああ・・・何ですか騒騒しい・・・」
綾華「やっと起きてきましたが・・・」
タツコ「ユカは一度寝ると起きなくなるよね・・・」
ある意味健康なんでしょうけど・・・
ユカ「ん?なんかここら辺がべとべとしますよ・・・?ゴキブリホイホイでもやったんですか?」
ヨーメイ「いやこれ蜘蛛の糸ですよ!?私にも足につきました!!」
カンナ「蜘蛛系の異宙人で遊女のいるところに出る・・・神隠し・・・もうちょっと共通点が欲しいな・・・イナバさん、ミツキさんちょっと調べて欲しいことが。」
フィーア「カンナちゃんもう真相に!?」
カンナ「うん、妖怪辞典に乗ってる異宙人だったのが幸いだったよ。」
イナバ「カンナさん!共通点がわかりました!いなくなった姉さんたち全員見受け話がありました。」
ユカ「遊女のゴール・・・まさか!」
カンナ「そう、対応策も全てわかった。ジンさん、見受けの話来てる遊女はいますか?」
ジン「エルフ太夫がいるが・・・」
カンナ「じゃあ交渉は・・・」
ヒサメ「私に任せて。」
sideヒサメ
エルフ太夫「なるほど・・・アンタの親友の話が本当だったとしてわちきにも逃げろと?」
ヒサメ「いいえ、戦場を貸してください。身代わりになります私は私にないものを持ってるあなた達を守りたいんです。」
エルフ太夫「いいでありんす。やってみなんし。」
そうして花魁の衣装を着て見受け話に来た。
見受け人「あれ?エルフ太夫は?」
ヒサメ「事情がありまして・・・今夜は私がお相手させてもらいます。」
見受け人「そ、そうか・・・忙しいもんな。浮気にならないのか?」
ヒサメ「太夫の指示ですからお気になさらず。」
すると・・・ひゅっ!
フィーア「やっぱりそう来ましたね!」
「何ッ!
カンナ「一名様地獄にご招待ー!」
ぼおお!
「あいちぃぃいい!」
カンナちゃんが見受け人を貫こうとしていた足を弾いてカンナちゃんが炎で部屋の中に閉じ込めてくれた!
カンナ「やっぱりね、見受け人と会う日にアンタは動くと思ってたよ。パニックにさせようと思ってたみたいだけど残念だったねエルフ太夫に一喝されてた花魁さん?」
花魁「ちっ・・・私は道半ばで死んだ遊女たちの怨念さ・・・幸せを掴んだ花魁たちに絶望を見せるためのね。まあ名探偵さんのおかげでパーだけどここで殺せばいいだけのこと・・・」
けどカンナちゃんの推理通りにことが進んでるね・・・
花魁「さぁこれでもってぐぬっ・・なんだ。」
ヨ―メイ「ふふふ・・・妖精王産の新鮮なリンゴにレモン。ハッカ油を使った協力弱体化薬ですよ!蜘蛛系異宙人なら数時間は手足がしびれるでしょうね!」
ヒサメ「怨念の集合体でもきついよね・・・女郎蜘蛛さん?」
女郎蜘蛛「おのれぇ!」
ユカ「それはこっちのセリフですよ・・・!可愛い美少女たちを足で串刺しとかありえません・・・ここで燃え尽きてください・・・」
ホルスの炎+第五形態
陽炎の増殖(サンシャイン・インクリース)
女郎蜘蛛「ぎゃぁあああ!燃える燃える!串刺しになる!!」
エルフ太夫「やっぱりあの子容赦ないでありんすね・・・」
綾華「すみません・・・座敷で炎使って・・・」
タツコ「でも確実に粉々だね・・・」
こうして戦いは終結した・・・
そうして私はエルフ太夫と話すことになった・・・
エルフ太夫「そうでありんしたか・・・主も地獄を見てきたでありんすか。」
ヒサメ「自分勝手な理由ですけどあなた達を守りたかった。私にない強さを持ってたから。」
エルフ太夫「同情ではないのでありんすね。」
純粋に憧れただけです。
エルフ太夫「さぁ、ヒサメさん仲間さんたちと共に戻りなんし。ここには戻らないことを祈ってやす。」
ヒサメ「まぁ、ウチ一人はまた来ると思いますけど・・・」
エルフ太夫「そうでありんすな・・・ふふふ・・・」
そうしてエルフ太夫と笑うのでした・・・