妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideクリス
今日はカンナやフィーア、リルとキャッチボールをしていた。
クリス「行くぞー!フィーア。」
フィーア「またキャッチボールですか・・・」
リル「緊張します・・・」
クリス「親子の会話といえばキャッチボールだよ。コミュニケーションを照れくさがってちゃダメだ。」
カンナ「いやそれ男の子でやるもんじゃない?」
クリス「とりゃー!」
カンナ「うわっ!?剛速球すぎだよ!!」
カンナがとっさに躱してしまう!
ガシャーン!!
考古学者「何をしてるんだ!ボールを投げて土器を壊すなんて!」
クリス「すみません。ウチの娘たちとご迷惑をかけたみたいで。」
フィーア「あんな剛速球カンナちゃんに獲れるわけないじゃないですか・・・」
リル「清々しいまでの連帯責任ですね・・・」
カンナ「そうだよ!」
考古学者「あぁ・・・せっかく出土した貴重な土器が・・・」
フィーア「っていうかこんなところで何やってたんですか?」
カンナ「多分遺跡の発掘じゃない?」
考古学者「その通りだ!大昔の人たちの生活の跡なんだ。」
リル「私別の星から来たのでこういうのは初めてなんですよね・・・」
クリス「よし!ならお詫びに俺達に手伝わせてくれませんか?壊してしまった土器はもう直しましたので・・・」
考古学者「なんてスピードだ!よしわかった!」
sideカンナ
カンナ「この穴が縄文人の住んでた家の跡なんだよ。」
フィーア「なるほど・・・」
クリス「縄文ヒルズって呼ばれてて縄文セレブ御用達の高層マンションだったんだよ。」
リル「凄いですね!」
絶対嘘でしょ!!
クリス「しかも駅から徒歩五分!」
カンナ「絶対嘘だよ!」
考古学者「そしてそこの土器が大昔の人たちの使ってたツボや皿なんだ。」
リル「じゃあゲームとかおさかなくわえた野良猫を追いかける主婦も発見されるんですか?」
いやいや流石にそんなのは・・・
考古学者「いやゲームはないがおさかなくわえた野良猫を追いかける主婦なら発見されたぞ。」
フィーア「とんでもない化石ですね・・・」
考古学者「ここの遺跡はユニークなものが多い。私でもわからないのが出てくることが多い。」
クリス「よし。俺達は土器を組み立てる仕事をしてみるか・・・」
そうだね・・・
カンナ「でもこれお手本のないパズルを組み立ててるみたいだよ・・・」
これも違うし・・・
フィーア「こんなものー!!」
ちょっと!何土器の欠片をぶん投げようとしてるの!!
フィーア「私は過去にこだわらない女なんです!やっぱり考古学者でもないのにこんなのできるのお父さんくらいですよ!」
リル「しょうがないですね・・・私のオーバーテクノロジーで作ったパズル自動組み立て手袋を使えば・・・」
クリス「す、すげぇ・・・どんどん組み上がっている!」
そうして組み上がったものは・・・
カンナ「これはお椀かな・・・?」
リル「はい、でも口をつける部分が剃刀みたいに鋭いんです。」
フィーア「怪我しませんか!?」
クリス「これはおそらく縄文時代のジョークグッズかいやがらせ道具・・・現代でいうプープークッションだな・・・」
こんなのジョークじゃなくてマジの奴じゃん!
リル「あとなんか宇宙生物の卵があったんです。」
宇宙生物「ぴぎゃー!!」
土器じゃないんだ!?
リル「あとはラブレターを渡そうか迷ってる女子高生の土器・・・いや土偶が発見されましたからね・・・」
カンナ「なんでそんなものが・・・」
フィーア「あとは注射を待つ小学生の像ですね・・・」
本当に何でなの!?
考古学者「うわああ!?貴重な遺跡で・・・ってあれ?本当に正しく組み合わさっている!」
えぇえ!?じゃあ本当に大昔の人がこんなのを!
クリス「どうしてこんなのを作ったか知りたい?」
カンナ「知りたいよ!」
クリス「これは・・・ドキドキする土器ってダジャレだ!」
そ、そんなわけ・・・ないよね?