妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
うーん・・・良く寝た・・・気持ち良い朝だね。
ヒサメ「なんか足が重たい気がする・・・でも顔洗わないと、あれ?なんかやけに水が怖い気が・・・ってひぃ!水が怖くて触れない!一体どうなって・・・あれ?」
鏡を見るとなんだか血色の悪い顔になっていた!
ヒサメ「もしかしてゾンビになってるー!?」
私は急いでカレコレ屋に向かう!
カンナ「あー・・・ヒサメちゃん来たんだ。」
か、カンナちゃんまでゾンビになってる・・・
フィーア「聞いた話だとお父さんたち技術班がゾンビウイルスの研究中に失敗したせいで
全世界にゾンビウイルスがばらまかれたみたいなんです・・・」
えぇ!?じゃあなんで自我が・・・
ヨ―メイ「ユカさんの話だと研究の結果自我を保てるように改良したウイルスみたいなんですよね・・・」
ヨ―メイちゃん随分ぐったりしてるね。
ヨ―メイ「足が遅いせいでバイトに遅刻して大変でしたよ・・・」
カンナ「確かに足遅いもんね・・・アーシなんて拷問器具持とうとしたら重くて腕もげたし・・・」
シディ「体ももろいものな・・・でも生えてきて良かった・・・俺もゾンビになったからか元気になれないんだ・・・」
ゾンビだから生気とか湧かないもんね・・・
フィーア「まさかゾンビがこんなに大変とは・・・カゲチヨの苦労が初めてわかりました・・・」
カンナ「マジで大変だよ・・・」
カゲチヨ「おーい!なんか大変なことがってうわっ!」
ドンッ!
ヒサメ「あぁああ!腕がもげた!」
カゲチヨ「わ、わりぃ!大丈夫か!」
気をつけてよ!カゲは吸血鬼の力もあって体が丈夫なんだろうけど私たちはもろいんだから!
ヒサメ「っていうか全然お腹が空かない・・・なんか腐ったものが沢山食べたくなってきた・・・」
カンナ「ゾンビだから新鮮なものが嫌いになってるんじゃ・・・」
嫌だー!!これからブルーチーズ(青カビ使ってるもの)や納豆しか食べられないなんて!
sideカンナ
そうしてアーシたちは外に出てみると本当に町の人たちがゾンビになっていた・・・
アサヲ「おぉ!あの人セクシーな腐り方だな!」
チダイ「話しかけてみるか・・・」
ミキ「ねーねー!こんな風に皮膚剥がしてみたんだけどどうかな?」
綾華「オシャレですね!」
フィーア「早速美的感覚がゾンビになってます・・・」
ヒサメ「ゾンビ社会ってグロすぎるでしょ・・・」
シディ「うぬ?あのゾンビたちはショッピングモールに押し寄せてるぞ。」
あぁ、ゾンビ映画ではあるあるだよね・・・
ユカ「ヨ―メイちゃーん!お父さんがごめんなさいね!」
ヨ―メイ「いやぁああ!?ユカさん!」
ユカ「ヨ―メイちゃんはゾンビになってもセクシーで可愛いです!早速墓場でいちゃいちゃ・・・」
カンナ「それ死亡フラグでしょ・・・」
ユカ「はっ!?そうでした・・・ヨ―メイちゃんとイチャイチャできないなんて地獄です!一刻も早く人間に戻してもらわないと!」
お願いします!
sideフィーア
クリス「いやー・・・マジでごめんね。」
私達は地球にある研究室に来ていた・・・
ヒサメ「日差しが滅茶苦茶きついしどうにかしてよ!」
フィーア「シディさんとカゲチヨさん以外早く動けませんもんね・・・」
カンナ「改めてカゲチヨの大変さが身に染みたよ・・・」
カゲチヨ「なんかうれしいような感じがして複雑だな・・・」
クリス「今丁度試作品が出来たんだ。閻魔ちゃん世界の薬師如来のキノコと命の雫をブレンドした液体の薬で全世界に霧状にしてばらまけば解決なんだけど・・・」
カンナ「アーシが被験者として打つ!これじゃ重いものも持てなくて趣味ができないよ!」
ヒサメ「私だってばらまく準備が整う間腐った者か人間しか食べられないなんて嫌だよ!」
何やってるんですかカンナちゃん!
カンナ「そっちこそ離してよ!」
フィーア「あぁもう!ふたりとも喧嘩したら・・・」
ゾンビ「うぉぉぉぉ!人間になりた~い!」
クリス「しまった!薬を求めたゾンビたちが押し寄せて来た!」
シディ「仕方ない!俺が・・・うぬ!?殴ったら腕がもげてしまった・・・」
ヨ―メイ「シディさーん!!?早く動けても体のもろさは他のゾンビと一緒なんですね!?」
カゲチヨ「とにかく階段を上るぞ!?ってなんで皆登らないんだ!?」
な、なんか体が拒絶反応を起こして・・・
ゾンビ「よこせぇえ・・・」
ヒサメ「いやぁああ!?」
カンナ「ちょ・・・急に離したら・・・」
バシャ。
モブ「おぉぉ・・・人間に戻れたぞ!」
カンナ「あー!!折角の薬が・・・」
いや・・・なんかあの人・・・
ヨ―メイ「美味しそうですね・・・」
クリス「皆落ち着いて!」
!?お、お父さん何を・・・
モブ「ぐあぁあああ!!」
た、食べられちゃった・・・
クリス「全員ゾンビということは一人でも人間がいたら狙われるんだ。だから世界にばらまけるようにしないといけないから我慢してね。」
はい・・・
sideカゲチヨ
そうして数週間後
ヒサメ「うーん!発酵食品美味しい!」
フィーア「シディやカンナちゃんが色々レパートリーを増やしてくれて助かりましたね。」
おかげで腸内環境整いまくりになったしな。
ぷしゅー・・・
あれ?なんか霧状のものが!
キラキラ・・・
カンナ「あれ?元に戻ってる!」
フィーア「お父さんがやってくれたんだ!」
シディ「良かった・・・」
ヒサメ「カゲ―!」
良かったな・・・皆!
カンナ「でもこれもカゲチヨが味わってる苦労のほんの一部なんだよね。」
フィーア「ゾンビの他にも吸血鬼としても気をつけないことがありますもんね。」
ヒサメ「それなのに助けてくれてありがとね!」
シディ「カゲチヨには依頼でいつも世話をかけてるからな。」
み、皆!
ヒサメ「今日は久しぶりに新鮮なものが食べたい!」
カンナ「いいね!焼肉とか!」
フィーア「刺身もいいですね・・・」
シディ「あぁ、皆で買い物に行こう!」
やっぱり皆はゾンビじゃない方が一番だな・・・
ヒサメ(ああ・・・・でも・・・)
カンナ(なんか・・・)
四人(新鮮な人肉が食べたくなってきた・・・)
まだウイルスが抜けきってなかったが焼肉を食べてる間に抜けた・・・