妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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セルフガソリンサービス開始!

sideアインズ

今日は俺たちはトッププレデターの開発した自動運転の車に乗っていた・・・

 

ツェーン「意外と快適ですね・・・」

 

ノイン「まぁ、快適なんだけどさ・・・なんかスピード落ちてない?」

 

ホントだ・・・

 

ナビ「ガソリンがなくなりました・・・」

 

アインズ「マジかよ・・・すぐに帰ろう・・・」

 

ナビ「あと50メートルくらいしか走れません。」

 

何でだよ!もっと早く言えよ!

 

ナビ「忘れてました。うっかりうっかり。」

 

ノイン「うっかりするなよ!?」

 

ツェーン「こうなったら近くで給油するしかないですね・・・近くにガソリンスタンドはありますか?」

 

ナビ「検索・・・40メートル先にガソリンスタンド エコロジーフェアリーがあります。」

 

え・・・?

 

ノイン「フェアリーってなんか嫌な予感しかしないんだけど・・・」

 

そうして止まってみると・・・

 

カゲチヨ「いっらしゃいませー!ってお前らかよ!?」

 

ノイン「何でガソリンスタンドなんてやってるの!?」

 

カンナ「分かんないの?石油は全てのエネルギーの元。つまり石油を制したものが人類を制したも当然!アンタたちに勝ったも当然ってことだよ!」

 

ツェーン「文ちゃんやられましたね・・・」

 

確かに一理あるな・・・

 

ヒサメ「まぁ、妖精王の森は全部電気自動車だったりIHになってさらには再生可能エネルギーの使用率100%だけど地球での需要はあるからガソリンスタンドやろうってことになったんだよ。」

 

ノイン「何そのノリの軽そうなビジネス・・・」

 

アインズ「取りあえずガソリンは入れてくれるんだろ?」

 

フィーア「当たり前だのくらっかーですよ!砂糖水満タンですね!」

 

ノイン「違うっつーの!!ガソリンだって言ってるだろ!」

 

カゲチヨ「ガソリンならそこの給油機でいれろよ。」

 

まさかべらぼうに高いんじゃ・・・

 

ツェーン「安い・・・レギュラーガソリンだって150円くらいするのに45円・・・!」

 

ヒサメ「まぁ、セルフサービスだしね。」

 

なるほど人件費を浮かしてその分安く売るってことか・・・

じゃあ入れるか・・・

 

給油機ロボ「レギュラーガソリンですね。かしこまりました。ではどこをほりますか?」

 

え・・・?

 

ノイン「ちょっと待て・・・掘るってどういうこと!?」

 

フィーア「言ったじゃないですか。セルフサービスだって。」

 

カンナ「セルフサービスだからまずは油田をほるところからスタートだよ!」

 

アインズ「恐ろしく最初のところからセルフが始まった!」

 

ツェーン「45円ってこのロボの起動するときの値段だったんですね・・・」

 

シディ「かなりの高性能に仕上がってるからしっかりサポートしてくれるぞ。」

 

ヨ―メイ「地質の検査から採掘機械の操作までやってくれますからね。」

 

ノイン「だからってここまでのセルフは・・・」

 

ヨ―メイ「じゃあいいですよ?よそに言っても?」

 

足元見られてる・・・

 

ツェーン「こうなったら掘るしかないですね・・・とりゃ!」

 

給油器ロボ「あぁ、そんなところ掘っても無駄ですよ。石油というのは太古の生物の屍骸が長い年月をかけて化学変化して生まれるもの・・・どこからでも湧き出るわけではありません。まずは地質を調べましょう。」

 

マジか・・・

 

sideカゲチヨ

 

そうしてアインズ達は異宙のとある地に来ていた・・・

 

ノイン「ここなら湧き出そうだね・・・」

 

作業員「ここいらでいいんですか?」

 

アインズ「まずは調査ボーリングからだな。」

 

カゲチヨ「案外根気あるんだなあいつら。」

 

ヒサメ「まぁ、迷子の子供にも根気強く話しかけてたってお父さんの調査で言ってたしね。」

 

シディ「やさしさはあるんだろう。」

 

カンナ「さて石油が湧き出るかお手並み拝見だね。」

 

ずどどど・・・

 

ツェーン「ここじゃなかった・・・」

 

給油機ロボ「そう簡単には見つかりませんよ・・・」

 

その後も根気よくロボを使いながら調査していくがなかなか出そうになかった・・・

 

ノイン「ここもダメか・・・」

 

作業員「旦那たち・・・諦めましょうぜ。俺達の給料もらわねぇと・・・」

 

アインズ「これでどうだ!」

 

あれは・・・友達のお母さんの作ったパイ!

 

作業員「こんなの三日くらいしか持ちませんぜ・・・」

 

ツェーン「なら三日働いてください・・・」

 

凄い根性だな・・・

そうして三日たったころ・・・

 

給油機ロボ「皆さん!作業員たちが逃げてしまいました!」

 

ツェーン「くっ・・・!」

 

カンナ「ついに窮地に追い詰められたね・・・」

 

フィーア「どうするんでしょうか・・・」

 

給油機ロボ「諦めますか?」

 

ノイン「冗談じゃない・・・!引き下がらないんだからね!例え三人だけでも・・・」

 

給油機ロボ「貴方たちだけじゃないですよ・・・私も掘ります!」

 

ヨ―メイ「あの人たちの信念がロボの心を動かした!」

 

すげぇ!!

 

そうして何百回目かの挑戦の時だった・・・

 

アインズ「給油機!回転数を上げてくれ!」

 

ノイン「絶対に来る!はっ!止めて!」

 

ずごごごご!

 

ヒサメ「この地響きって・・・」

 

カゲチヨ「まさか・・・!」

 

ズゴ―ン!!

 

油田を掘り当てたー!!

 

シディ「やったな三人とも!」

 

ツェーン「えぇ・・・これでようやくガソリンを入れられる・・・」

 

ノイン「アンタたちには一つのサービスのありがたみを感じることになったよ・・・」

 

カンナ「いやまだガソリンは入れられないよ?」

 

アインズ「は?」

 

給油機ロボ「これはまだ原油ですからガソリンに精製しないといけません。」

 

フィーア「というわけで精製工場を作るための鉄鉱石を掘り当てて。」

 

ノイン「やってられるかー!!」(ヘカトンケイルの巨腕)

 

ズガ―ン!!


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