妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
思えばこのときに引き返すべきだったんだ・・・
ヨ―メイ「実は美味しい店を見つけたんですよ!」
ヒサメ「え!?どこどこ!」
ヨ―メイ「富士の樹海です!」
フィーア「なんでそんなところに?」
カンナ「迷うでしょ・・・」
ヨ―メイ「都会の喧騒を忘れてお食事って書いてありますし行ってみましょうよ!」
いや、迷うだろ・・・
ヨ―メイ「それだけ迷う迷うって言ってたら死亡フラグの逆の理論で迷いませんよ!」
シディ「そうなのか?」
ヒサメ「迷うとしても視点切り替わってからだろうし行こうよ!」
何でだよ!
ー数時間後ー
全員「迷った・・・」
やっぱりな・・・
sideカンナ
案の定じゃん!
フィーア「食料と水は用意しましたけどどうしましょうか・・・」
シディ「匂いを辿ろうにも木の匂いや動物の糞の匂いで麻痺してしまう・・・」
カゲチヨ「景色ずっと同じだからもう全然道わからねぇな・・・」
カンナ「こういう時はその場に待機して救助を待つのが普通なんだけど・・・」
ヨ―メイ「えぇ!ここまで来たからには絶対店に行きたいですよ!」
ヒサメ「うんうん!」
我儘な人たちもいるし・・・
カゲチヨ「そもそも救助が早く来るかもわからねぇよな。」
カンナ「この世界では助けるなんて概念希薄になってるからね。」
デスゲームがあって見捨てる奴も多いんだからもう末期でしょ・・・
フィーア「じゃあ店にたどり着くか下山できないと死ぬってことですね・・・」
嫌だけど行くしかないね・・・
他のお客「あれ?どっちだ?」
お客「どこに店があるんだ?」
シディ「他のお客も迷っているな・・・」
フィーア「まぁ、店の経営方針が迷走してますしね。」
お客「もうやってられるか!体力のあるうちに山を下るんだ!」
ヨ―メイ「私たちもやっぱり降りた方が良いんじゃ・・・」
カゲチヨ「いや俺たちは山を登るぞ。」
ヒサメ「流石カゲ!お店見つけるまでは帰れないよね!」
カゲチヨ「そうじゃねーよ!?山道を見つけるんだよ。山は上ると道が狭くなっていくからな。」
カンナ「それに下ったら下ると広がるし下ったら谷になってる場合もあって方向感覚がさらにおかしくなって迷い続けることになるんだよ。」
でも流石カゲチヨ!ソロキャンのついでで登山動画を見てただけあるね!
カゲチヨ「まぁな!」
sideフィーア
じゃあここで救助を呼びましょうか。
フィーア「山道の近くにいれば救助隊がすぐに見つけてくれる。」
ヨ―メイ「樹海って電子機器を無効化する魔の森じゃないんですか?」
カゲチヨ「んなの小説やドラマのイメージでついたもんだろ。実際には樹海でも電波は届くしコンパスも普通に使える。」
シディ「うぬ、コンパスは持ってきているぞ。」
ヒサメ「えぇー・・・お店・・・」
ヒサメちゃん・・・食に命かけすぎですよ・・・
カゲチヨ「じゃあフィーア頼む。」
任せてください・・・!?しまった。
フィーア「充電忘れてた・・・」
カゲチヨ「何やってんだ!俺が・・・あ、俺もゲームしてて残量なかった。」
カンナ「もう、ドジだな・・・あ、アーシもオカルトサイト調べててない。」
シディ「二人とも・・・しまった。画面がひび割れて壊れやすくなってしまっている・・・」
ヒサメ「私も食べログ見ててない・・・」
ヨ―メイ「私は仕事の電話聞きたくなくて捨てました。」
・・・・
カゲチヨ「全員携帯電話の携帯の意味を帰れたら辞書で引いてみよう・・・」
そうですね。
sideシディ
俺達は山道に沿って下っていると・・・
ヨ―メイ「痛っ!」
ヨ―メイが転んでしまったら助け起こすと・・・」
ヨ―メイ「ぎゃぁあ!服が血まみれです!」
ヒサメ「他の人の血がついちゃったんだよ!ほら!あそこに死体あるす!」
しまった!熊もでることを忘れていた!
シディ「早くここから離れるぞ!熊は鋭い嗅覚で追いかけてくるんだ!早くここから離れるぞ!」
俺達は急いで離れたが・・
ガサガサっ!
カゲチヨ「うお!」
カンナ「まさか熊・・・」
ひょこ、
ヒサメ「シカか・・・びっくりした・・・」
ヨ―メイ「全くです・・・」
待つんだ!ヨ―メイ!!
ヨ―メイ「え?うぎゃぁあ!」
ヒサメ「す、すごい突進で吹っ飛ばされた・・・」
シディ「シカは臆病な動物だからな・・・どんな動きをするかわからないんだ・・・」
ヨーメイ「け、結界で守れましたけどすごい衝撃でした・・・」
そうして降りていると・・・
ヒサメ「やったー!お店にたどり着けたぞ!」
カンナ「まさか降りた先に偶然あるとは・・・」
カゲチヨ「メチャクチャラッキーだな・・・」
そうして俺たちは料理に舌鼓を打ったのだった・・・