妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は・・・
すみれ「私は伊集院すみれ、お嬢様よ。ここは迷子センターであってるかしら?」
シディ「違うぞ、カレコレ屋だ。」
フィーア「まぁ、依頼ならあなたを預かりますし探し人も見つけますが・・・」
カゲチヨ「いきなり迷子センター扱いって失礼だな。」
でも身なりからもお嬢様ってわかるな・・・報酬は期待できそうだな。
カゲチヨ「なんの依頼でここに?」
すみれ「・・・あなたクビよ。」
いきなりの解雇通知!?
すみれ「あ、ごめんなさいつい癖で。黒髪の目つき悪い男の人ってすっごくクビにしたくなるのよね。」
どんな癖だよ!
フィーア「どんな知り合いがいたらそんな癖がつくんですか・・・」
シディ「お嬢様、依頼内容を教えてもらえないだろうか?」
すみれ「あなた・・・ごっついイケメンね!いいわ、依頼しましょう。私の執事が迷子になったの。でもどうせ私を迎えに来るから執事は探さなくていいわ。」
カゲチヨ「それお前の方が迷子じゃねぇか?」
すみれ「あなた、代わりの執事をやって頂戴。あとそこの金髪娘とゾンビっぽい顔色した方もメイドと執事になれ。」
フィーア「偉そうですね・・・執事さんも苦労してそうです。」
俺達は自己紹介をして依頼のために着替えをする・・・
フィーア「まさかこんな時にカンナちゃんとヒサメちゃんは別の依頼とは・・・」
カゲチヨ「二人だったら得意そうだったんだろうけどな・・・」
sideカンナ
アーシは依頼で迷子の犬を探していた・・・
ヒサメ「いないね・・・もう一人頼めばよかったかな・・・」
カンナ「こうなったらゼクス君を・・・」
呼ぼうと考えたその時だった!
執事「お嬢様ー!どこにいらっしゃるんですかー!隠れてないで出てこいやー!」
ヒサメ「流石にゴミ箱にはいないと思うよ!?」
カンナ「執事なのにドンドン口が悪くなってる・・・」
執事「貴方は・・・」
そうしてアーシたちは自己紹介をした・・・
ヒサメ「何か困りごとですか?」
田中「私は執事の田中と申します。こことは異なる世界でとあるお嬢様にお仕えしていたのですが今朝朝食の最にお嬢様が落としたスコーンを追いかけていたところ謎の穴にすってんころりんと落ちてしまい迷い込んでしまったのです・・・」
おむすびころりんの西洋版があるとは・・・
田中「しかもあのば・・・お嬢様が迷子になってしまい・・・」
今バカって言いかけなかった?
ヒサメ「それは心配ですね。この辺りは色んな生き物がでますから危険ですし私も一緒にお嬢様を探します!」
えぇ!?
カンナ「ヒサメちゃん今は犬探しもしてるんだよ!?」
田中「そうですよ。それに私はお礼に差し上げられるものは何も・・・」
ヒサメ「じゃあ迷子の犬探し手伝ってください。それならカンナちゃんも良いでしょ?」
全くお人よしだな・・・・
田中「よろしくお願いします!ヒサメさん!カンナさん!」
カンナ「じゃあお嬢様の特徴を教えてくれますか?」
田中「そうですね・・・お嬢様は私をすぐクビにします。あとすんげぇバカ。」
そんな内面の特徴出されても・・・
ヒサメ「この人忠誠心の欠片もないよ!?」
sideフィーア
すみれ「ヒマね、久しぶりにYOUTUBEでもやろうかしら。」
お嬢様も投稿するんですね・・・
すみれ「えぇ、これでも200万回再生されたこともあるのよ。」
カゲチヨ「それは素直に凄いな・・・」
すみれ「執事とのラップバトル動画で。」
フィーア「貴方ディスられてるのにそれでいいんですか?」
執事との関係がますます気になりますね・・・
すみれ「今日はメイク動画にしましょう。」
さてお嬢様ってことはかなり濃い感じに・・・
すみれ「完成よ。」
すごい。メイクって不細工になることもあるんですね。
カゲチヨ「なんだよそれは!下手とかそういう次元じゃねーだろ!」
すみれ「失礼ね。首にするわよ。」
シディ「俺は目がぱっちりとしていてかわいらしいと思うが。」
流石シディさん!褒め上手です!
カゲチヨ「シディは執事が天職かもな・・・しょうがねぇからここは俺がやるか・・・」
いや全然ダメじゃないですか!ここは私が・・・
フィーア「泥のパックに胡瓜のパックにあとレモン・・・」
カゲチヨ「それお肌のケアしかしてねぇじゃねぇか!っていうか何でパックしばり!?」
すみれ「あはは!面白いわね!努力に免じて首にはしないわ。」
そうしてしばらくするとお嬢様がまた命令を出してきました・・・
すみれ「シディ、出かけたいから乗り物を用意して。」
シディ「わかったぞ、お嬢様。」
カゲチヨ(やばい!シディの乗り物って言えば・・・)
シディ「さぁ乗ってくれお嬢様!」
フィーア「流石シディさんスタイリッシュな三輪車!磨かれていていつもより気合が違いますね!」
シディ「うむ!お嬢様が乗るから張り切ったんだ!」
すみれ「フィーアってシディに盲目すぎないかしら。」
カゲチヨ「すみません・・・」
sideカゲチヨ
すみれ「貴方たちダメダメね。自分で歩いていくわ。」
フィーア「シディさんの素敵な三輪車二人乗りを拒むなんて我儘ですね・・・」
いやあれは誰だって拒むだろ・・・
シディ「む、お嬢様いいものがあるぞ!ほらダンゴムシがたくさんだ。」
いやそんなの見せたら怒られるに決まって・・・
すみれ「わ~!ダンゴムシだー!知ってるシディ?ダンゴムシってマスカラにするといい音がするのよ!」
フィーア「マラカスでしょ!?っていうか知能指数の低下が凄い!?」
シディ「や、やめろ!ダンゴムシの皆が・・・!」
カゲチヨ「このお嬢様やべぇ・・・」
執事はいつもこんなのに付き合ってるのか・・・
次はシディが昼食を作ってくれてランチタイムだ。
すみれ「うわぁあ!美味しい!」
フィーア「私も作りました!クンビクンビと言われる白アリの刺身です!」
すみれ「うん、クビ。」
ですよね・・・
すみれ「でもシディの昼食のお礼にデザートを作ってあげる。」
そうして出来上がったのは・・・
すみれ「私の執事にもふるまった料理よ。」
フィーア「なんですかこれ、溶岩?」
でもヒサで慣れてるからいけるか・・・ごはっ!
シディ「カゲチヨ!?」
フィーア「貴方!まさか毒を・・・」
すみれ「失礼ね。そんなわけないでしょ。」
俺じゃなきゃ死んでたぞ!こいつの執事すげぇな・・・
すみれ「そうね。ウチの執事はうるさいし失礼だし変だけどまぁまぁ有能なのよ。早く迎えにこないかな。」
お嬢様・・・仕方ねぇ・・探すか。ヒサにも連絡して・・・
シディ「大変だ!二人とも!目を離した隙に・・・」
しつじを探しに行きます。
フィーア「お嬢様なのにひらがなだけで書くところは流石ダンゴムシマラカスを作っただけはありますね・・・」
探さないとな・・・
sideヒサメ
中々見つからないね・・・
カンナ「探してる犬も目立つ特徴だしお嬢様って高貴そうな雰囲気だから目立つと思ったんだけどね・・・」
ヒサメ「こうなったら三人にも手伝ってもらおう!頼りになるんですよ!」
田中「二人は親切ですね。うちのお嬢様もこのくらいまともだったらいいんですが・・・こっちで転職しようかな?」
ヒサメ「え!?帰らなくて大丈夫なんですか?」
田中「大丈夫じゃないのでちゃんと帰ります。明日推しのライブがあるので。」
カンナ「やっぱり忠誠心皆無だった・・・」
二人の関係を本気で気にし始めたその時だった!
「きゃー!!」
裏路地から聞こえたので行ってみると・・・
「グルルル…!」
あれは・・・
ヒサメ「探してた迷子犬のポチズ!」
カンナ「ケルベロスなんて目立つからすぐ見つかると思ってたけど裏路地にいたんじゃそりゃ見つからないよね・・・」
田中「ケルベロスってところはスルーですか!?」
依頼人がお金持ちで飼ってたんです!
田中「お嬢様!」
すると襲われているのが探しているお嬢様だったのか田中さんは身を挺して庇った!
私たちがなんとかしようとしたその時だった!
カゲチヨ「おっと!お嬢様を守るのは執事の役割なんでな。」
フィーア「メイドにはお稽古なんかを脱走したお嬢様をしかる役割はあるんですよ!」
シディ「今だヒサメ!カンナ!」
三人が来てくれた!
カンナ「いくよ!ヒサメちゃん!」
ヒサメ「了解!」
雷と水による倍化攻撃!
どごおおん!
ポチズ「きゅぅ~・・・」
なんとかなったね・・・
すみれ「執事・・・?」
田中「雷怖い怖い怖い・・・」
カンナ「雷苦手なんだ・・・ラブコメの波動を感じたのに・・・」
田中「ヒサメさん生言ってすみませんでした!」
私には丁寧だったから大丈夫ですよ!?
田中「あ、雑魚お嬢様も無事でしたか。」
すみれ「えぇ・・・おかげで無事・・・おい今雑魚って言ったか?」
本当にこの二人の関係って・・・?
田中「あ!あれ!私たちが落ちたときと同じ穴・・・これで帰れる・・・」
すみれ「え?ここ別の世界だったの?」
田中「気づいてなかったんですか?」
フィーア「やっぱりバカだったんですね・・・」
すみれ「だってウチの世界にもいるし!」
カゲチヨ「ケルベロスいるのかよ・・・」
ヒサメ「大変そうだね・・・」
田中「あ、なんだか帰りたく・・・」
ドンっ!
田中「ぎゃー!!」
シディ「突き落とした・・・」
すみれ「うちの執事がお世話になったわ。カゲチヨ、シディ、フィーアも代理の執事ありがとう。今度会ったらダンゴムシマラカスとグソクムシカスタネットと頭につけた虫でセッションしましょうね!」
シディ「ひぃ・・・!」
カンナ「シディが怯えてる!」
カゲチヨ「しねぇよ!なんだそのきしょいの!」
あはは・・・
カゲチヨ「騒がしい二人だったな・・・」
ヒサメ「でも仲良しな部分もあったよね。」
フィーア「まぁ寂しがってましたしそうかもしれませんね。」
シディ「また会いたいものだ。」
カンナ「そう?そういえば依頼料は!?」
カゲチヨ「大丈夫だ!事前に貰ってるし帰るかヒサメお嬢様。」
え?どうしたの急に?
フィーア「もしかしてクセが抜けてないんじゃないですか?」
じゃあお世話してもらおうかな?
カゲチヨ「しねぇよ!」