妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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名前を書くと消えるアプリ

sideカゲチヨ

今日の依頼人は・・・

 

「お、俺いじめをしていたんです・・・」

 

いきなり怯えた表情でカミングアウトをしてきた学生だった。

 

「お!なんじゃ貴様いじめっ子か!どんなことをしてきたんじゃ!?」

 

「がっつくな!」

 

ボティスは案の定喜んでいたのではたき落とす。

 

「イジメの告白か?」

 

「懺悔しにカレコレ屋に来たってこと・・・?」

 

「あの表情はそれだけじゃないって感じだよね・・・」

 

シディとヒサがそういうがカンナはそれだけじゃないと推理する。

 

「そ、そうなんだ・・・」

 

「なんかわけがありそうだな。」

 

話をきくと依頼人はクラスの中心グループのリーダーだった、それで気に食わない奴がいれば無視してきたらしい。

 

「暴力じゃないけどさ・・・」

 

「なんじゃそれだけかい。」

 

「それでも酷いよ・・・」

 

ヒサとボティスが依頼人のやってきたことに一言いう。

 

今では反省しているらしいがその反省やカレコレ屋にくるきっかけになったのは

ある日いきなりクラスで無視されるようになったらしくそれまでぜんぜん報復の空気もなかったしそれにイジメって感じではなくほんとにいないように扱うらしい・・・

先生にも無視されてやっと自分のやってきたことの辛さがわかったらしい。

 

「そうなんだ・・・」

 

優しいヒサはそういうが、

 

「自業自得だろ。」

 

俺はクズだから容赦なくいう。

 

「けどいきなり先生までなんてなんだかおかしいですね・・・」

 

フィーアは証言を冷静に分析する。

 

「ああ、ただ事じゃねーな。」

 

俺もそう考える。

 

「もしかして、特別な力が働いているとか?」

 

カンナもその結論に行きつく。

 

「なんか思い当たる節あるか?」

 

依頼人に質問すると

 

「うん・・・スゲー子供っぽいんだけどさ俺らへんなお姉さんにおかしな話を聞いてさ・・・人の存在を消すアプリがあるっていうんだ。消したい人の名前を書いて、WILL

VANISHっていれると消えちゃうらしいんだ。けど俺たちが無視してたA太は真剣にきいてたな・・・」

 

「なにその怖いサイト・・・」

 

「その女性も気になるな・・・」

 

ヒサとシディはその話に驚いていた。

 

「もしかしたら、あの時の誰かがって考えてる・・・」

 

「つまり貴様はクラスメイトにはめられたというわけじゃな!」

 

ボティスが空気を読まずに話す。

 

「じゃあ、その時のグループについて話してくれますか?」

 

フィーアが情報を話すように促す。

 

「俺らがいじめてたA太だ。他校の女子に告白して回ってるんだ。次がB郎こいつとはスゲー仲良くて俺が降ると面白い返しをする良いやつなんだよ。

後はがり勉のD助ノートとか写させてもらってた。最後はE吉!俺の親友でこいつとクラスをまとめてた感じだったかな・・・」

 

「なるほどね・・・」

 

カンナが集中して情報を記録する。

俺がもう一つ質問する。

 

「お前らの学校ってスマホ禁止か?」

 

「そうだけど?」

 

よし、これで捜査しやすくなった。

 

「わかった。けど俺たちは原因を探して解決するだけだ。俺たちは犯人が分かっても絶対に教えない。」

 

俺は依頼人に告げる。

 

「えっ?」

 

「犯人がわかったらあなたはやり返すでしょう?悪いですけど口で反省しているといっても信用できません。」

 

フィーアが冷徹に告げる。

 

「そういうことだ。お前さっきクラスメート紹介するときもどっか被害者面してたよな?甘えてんじゃねーぞ・・・!」

 

俺は依頼人に釘を刺し通ってる学校に向かった。

 

sideヒサメ

こうして依頼人の通う学校にやってきたけど・・・

 

「どうやって犯人捜しするの?」

 

まず最初の関門はそこだった。

 

「うーん、とりあえず炙り出せるか試してみっか。」

 

「そうだね!とりあえず依頼人の情報でなんとかなりそうだし!」

 

どういうこと?

 

その後グループを呼び出したが女性のことは覚えていたがやっぱり依頼人のことは覚えていなかった。

そしてカゲは

 

「俺は消された奴に復讐を頼まれててな。二度と学校生活送れなくしてくれって頼まれてるんだ。つーわけでなんかあったら俺、カゲチヨに教えてくれよー」

 

カゲは嘘を言いつつも揺さぶりをかけた。

そして

 

「ヒサ、さっそく頼むわ。」

 

カゲとカンナちゃんの指示通りスマホが使われてる場所を割り出した。

そして行ってみるとB郎くんがアプリにカゲの名前を書こうとしていたので

 

「させませんよ。」

 

「なに!?」

 

フィーアちゃんが素早くスマホを奪いカゲに渡し地面に組み伏せ拘束した。

 

「やっぱりな脅せば俺のことも消そうとするからな。」

 

「どうしてお前がC次を?」

 

シディさんがきくと

 

「おそらくだけど雑な振りに返すのが嫌になったんでしょう。テレビでもよくやられてるけどわざとってわかっててもきついもんね。」

 

カンナちゃんがそういうと

 

「そうだよ!アイツの笑い者なるのはもううんざりなんだよ!」

 

そういってきたけど

 

「俺たちはチクるつもりはねぇ。さっきの話は嘘だ。」

 

フィーアちゃんも拘束を解き

 

「そういうことです。本人たちで解決してください。」

 

といった。

 

そして私たちは逆探知して裏にいる人の場所を割り出し行ってみるとそこには誰もいなかったんだけど・・・

 

「おそらくこれがアプリのサーバーだと思う・・・」

 

「これをこわせば依頼人は元に戻るのか?」

 

「たぶんそうですね・・・」

 

シディとフィーアちゃんで話していると

 

「やっぱりだけど持ち主は逃亡してるね。」

 

カンナちゃんは残念そうに喋っているとき

 

「おい、これ・・・」

 

カゲが前に依頼であった呪いのペンが落ちていた。

つまり学生を狙って異宙の道具を配ってるってこと・・・?

 

「もしかしたら同じ組織かもね・・・」

 

カンナちゃんも同じ結論にたどり着く。

 

「さぁな・・・ただ狙ってやってんなら歪んだ手口だ・・・」

 

そういうカゲの声は怒りに満ちていた。

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