妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヨ―メイ
その日私は妖精王の森の木に張り出された紙を見ている皆を見てほほ笑みを止められませんでした・・・
アハト「ヨ―メイが手柄立ててクリスから表彰されたみたいだよ。」
フィーア「何でも私たちをさらおうとしていた組織の人間として数か月潜入してスケジュールを把握して娘がいる母親の救助と全滅させるまでに持って行ったみたいですよ。」
ふふふ・・・
ヒサメ「やっぱりヨ―メイちゃんは凄いよ!スパイ向いてるんじゃない?」
カゲチヨ「まぁ、アイツほど下っ端の演技向いてる奴も早々いないからな。」
カゲチヨさんはけなしてる感半端ないですけどヒサメさんはもっと褒めてー!」
サトウ「ただよ・・・毎回思うんだけど・・・スパイとか偵察役って具体的になにする仕事なんだ?」
ヨ―メイ「・・・・」
ゼクス「知らないのか?敵アジトを爆破したりカーチェイスをしたり・・・」
スズキ「それは映画の話だろ・・・確か今回みたいな張り込みとかだろ。」
フィーア「張り込みならカレコレ屋でもやってますよ。」
カンナ「確か一日中アンパンやあたりめ食べるのが仕事じゃなかったけ?」
カゲチヨ「そういう感じなのか?有情解放戦線でもアイツどんな仕事してたのかいまいちわかってないんだよな・・・」
シディ「きっと頑張っていたと思うが・・・」
アハト「多分作戦の時もドジ踏んでたに違いないよ。」
カンナ「確かに!アーシたちが戦ってたのに呑気なもんだよね。」
カゲチヨ「案外ギバーも存在忘れてたりしてな。」
ー河原ー
どばぁああん!!
私は走って河原に行って巨大な石をぶん投げました!
ヨ―メイ「ぬあぁああ!!折角手柄あげたのにこっちの苦労を何もわかってません!!確かに偵察や潜入は地味な裏方ですよ。でも地固めが無ければ実働部隊は動くことすらできないんですよ!?それなのにシディさんとヒサメさん、ユカさん以外の混血児はそれをへちまを観察する係としか思ってません!」
なんとか見返せる方法・・・私が諜報活動のプロと思い知らせるには・・・
店員「お客様申し訳ございません・・・こちらの免許は期限が切れているようで・・・」
忍「あ・・・すみません。マイナンバーカードでお願いします。」
あれってユカさんの担任の忍先生・・・
忍「はー・・・面倒だな。またあの教習所に顔出さないといけないとは・・・」
ん?あの免許は!!
ヨ―メイ「ちょっと待ってください!」
忍「お前は・・・ヨ―メイ。」
ヨ―メイ「その忍者免許ってどこ行ったら取れるんですか?」
ー教習所ー
受付「あらら珍しい。今時忍者免許なんて取りに来る人がいたなんて。先に行っておくけど異宙人でもないと螺旋丸とかチャクラとかできないからね。」
忍「大丈夫、催眠術と結界ならできるから十分忍者向きだ。」
知らなかった・・・まさか忍者に免許証があったなんて・・・そして教習所がこんなに所帯じみてたなんて・・・
ヨ―メイ「でもここで免許を手に入れれば皆だって凄さを分かってくれるはずです!」
忍「それで、コースはどれにするんだ?」
ヨ―メイ「どんな感じのがあるんですか?」
忍「まずは下忍コースだな。原チャリの免許と同じで一日で取れる。」
えぇ!?一日で忍者に!
忍「中忍コースは大型バイク、上忍コースは普通免許と同じね。火影コースは厄介でマニュアル車と同じだ。」
火影舐めすぎでしょ!!
ヨ―メイ「手軽にもほどがあります!ナルトたちの努力をなんだと思ってるんですか!」
忍「まぁ、この教習所は質より量で伝統を守ることに主軸を置いてるからな。」
伝統滅びますよこれ!!
忍「私は免許の更新、免許が欲しいだけなら下忍コースで良いでしょ。」
プレミア感がどんどんなくなっていきます・・・
受付「じゃあ今開いてる先生を探すから、ちょっとじいさん。」
講師「い、いきなり開けるんじゃねーよ!?」
受付「またくノ一のA〇見てるのかい!」
もしかしてここって老夫婦で切り盛りしてる感じですか・・・?
忍「心配しなくても講師はプロの忍者ですから聞いてればすぐに取れるよ。」
ーしばらくしてー
講師「とういうわけで更新と免許取得の合同講習になったわけだが・・・コースには各忍者としての技術を鍛えるポイントがある、S字道路に縦列駐車など・・・」
ホントに原チャリじゃないですか!?
講師「それじゃあ二人とも安全に気を付けて乗車してください。」
巨蝦蟇「ゲコゲコ・・・」
ヨ―メイ「安全なところが見つかりません!!」
講師「忍者の乗り物は大昔から蝦蟇と相場が決まっとるだろ?早く乗りたまえ。」
ヨ―メイ「いや誰も蝦蟇の免許は取りに来てませんよ!」
講師「え?小型四足じゃないの?じゃあ大型?」
九尾「ぐるる・・・!」
九尾でもありません!?
講師「すまんすまん、火影コースじゃなかったけ。じゃあ今からちくわを投げるぁら上手く鉄アレイを投げてちくわだけ食え。」
服部君でもありませんから!!
講師「あぁ、下忍コースなら早く行ってくれよ。」
最初から言ってたんですけど・・・
講師「ではまずは足から鍛えていくぞ。足というのは忍者にとって最も重要な武器だ。敵から逃げるために速く走り建物から建物に飛び移らなければならない。」
確かにそうですね・・・
講師「修業はこうじゃ、まずは麻の種を植えてその上を毎日飛び越える。麻は成長が早いから数か月もすれば屋根を超える高さになる。」
ヨ―メイ「それなら聞いたことあります!努力を重ねて屋根を超えるほどの跳躍を身に着ける修業!でも一日しか受けられないから駄目なんじゃ・・・」
講師「心配ない・・・ウチのアサギが成長が早い。」
まさか品種改良・・・
受付→アサギ「・・・・」
ただの受付のおばさんが土に植えられてるだけじゃないですか!?
講師「うちのアサギはすごいぞ。下忍の身ながら事務能力を買われて御庭番の勘定方になるほどなんだからな。」
確かに出世は早かったかもしれないけどもうかれちゃってるから!!
忍「流石にこれはカンタンに飛び越せるんじゃないか?」
講師「そんなことはない!アサギは終わっても・・・はじまってもいねーんだよ・・・」
ずどどど!
ぬあぁあ!?アサギさんが分身してどんどんと体が見え始めた!!
ヨ―メイ「っていうか後半の分身は成長しすぎて土に返ってませんか!?」
忍「ふ・・・」
とん・・・どどどど・・!
あぁ!アサギがドミノ式に!
忍「忍者が飛ぶのはそれが一番効率的だから。けど飛ぶのが手間なら壊して進むのもまた忍者なんだ。」
元も子もないこと言った!!
アサギ「流石は忍ちゃん・・・私の自滅をおあり内側から壁を破ったってわけね・・・良い忍者になりな・・・」
ヨ―メイ「いやいい忍者なんてこの場に一人もいませんけど!?」
講師「よくやった、まさかアサギを倒すとは。ご褒美だ今からアサギとちくわを投げるからアサギを避けてちくわを食え。」
アサギを拾ってください!!
講師「それじゃあ次の関門だ。次は水辺で隠れる方法だ。」
ヨ―メイ「あぁ。次は水とんの術ですね。竹竿から酸素を取り入れる。」
講師「違う、アサギの穴から酸素を取り入れ水中に隠れる。」
なんでですかぁああ!?
講師「緊急時にいつも竹竿があるとは限らんだろ!」
緊急時にアサギがある方が異常でしょ!?
講師「じゃあ酸素をアサギのケツの穴から取り入れワシが良いというまで出てくるなよ。」
いやぁああ・・・いくら免許のためでもあれとマウストゥマウスはいやすぎます・・・
忍(じゃあ私のガスで我慢してくれ)
ボコボコ・・・
忍(これで三連鎖だ!)
どごぉぉぉぉ!!
講師「あさ・・・くさいぃぃ!」
忍「あ、今良いって言ったな。」
ヨ―メイ「どんな解決の仕方ですか!」
忍「忍者が気配を消すのはそれが効率的だからけど気配を消すのに手間がかかるなら敵を消すのもまた忍者。」
気配消すどころかとんでもない匂いが立ち込めてるんですが!?
アサギ「忍者は全身凶器・・・まさかあんなものまで武器にするとは・・・良い忍者になりな・・・」
いやその凶器の中核アンタの屁なんですけど!私のじゃないですからね!?」
講師「お前たちご褒美だ!今からアサギを投げる!そこで見ていろ!」
もはやご褒美でもなただのDV!!
講師「まさかここまでやるとは・・・下忍にとどめるのは惜しい人材だ。」
いや大方屁をこいただけなんですけど・・・
講師「だがこれを乗り切らずして下忍免許は得られない・・・最後は心の修業、忍者たるもの信じられるのは己の技のみ。非常な任務でも目的のためなら心を凍てつかせなければならない・・・たとえそれが己を育ててくれた師を殺めることだとしても。」
ま、まさか・・・
講師「そう・・・最後の関門は・・・アサ・・・」
ごす!
ヨ―メイ・忍「・・・・」
アサギ「最後の関門は今から爺さんとちくわと免許証を投げる。自分の欲しいものを拾え。情けは無用。お前の目的は何なのか欲しかったものはなんなのかを問うのだ。」
私は・・・・
アサギ「いくぞぉぉぉお!」
sideカゲチヨ
へー・・・またヨ―メイが手柄あげたのか・・・
フィーア「っていってもまた地味な仕事でですよね。」
カンナ「いやそれが今回は潜入だけじゃなくて敵の殲滅まで一人でやったみたいだよ・・・・」
ヒサメ「えぇ!?」
アハト「なんでも結界で敵を閉じ込めてから背後から睡眠の能力の弾丸や苦無を叩き込んだらしいよ・・・その冷酷な戦いぶりはまるで忍者だったって・・・」
シディ「凄いな!」
サトウ「マジか・・・全然そんな感じしなかったのに数日で一体なにが・・・」
スズキ「お、ヨ―メイじゃねーか。手柄おめでとう。たまには皆で飯でもいかねーか?」
ヨ―メイ「・・・・いえ、ちくわで良いです。」
・・・・・なんでちくわ?