妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は内気そうな青髪女性と友人の金髪の女性だった。
「この子もう大学生なのに誰とも付き合ったことないのよ!!」
と言ってるが・・・
「そんなに気にすることじゃなくないか?」
シディの言う通り俺たちも付き合ってる人とかいないしな・・・
「花の大学生だからね!恋愛しなきゃもったいないよ!」
と友人は言うが
「大学は勉強する場所と聞いていたが・・・」
「シディ、こういう時は正論いっちゃだめだから・・・」
シディのことをカンナがフォローする。
「とにかくこの子にも恋愛を体験してほしいの!せっかく可愛い顔のに!アンタもそう思ってんだよね?」
「う、うん・・・私も男性に慣れておきたくて、今まで女子校だったし・・・」
「それで依頼内容は何ですか?」
ヒサが聞くと
「無理ならいいんですが・・・」
「あーもう!この子が男子に慣れておきたいからシディ君に彼氏を演じて欲しいの!」
「えっ!?」
「俺か?」
なんでフィーアも驚いてんだ?それにしても・・・
「なんで俺じゃねーんだ?」
と声に出すとヒサに憐みの目で見つめられてしまった。
「いきなりシディさんはハードル高くないですか?カゲチヨの方が話しやすいですよ。
知らない人だとキョドりますしその方が慣れるにはいいんじゃないですか?」
「ヒデぇ!」
てかフィーア何でそんなにシディにやらせたくないんだ?
「いえ!私シディさんが良いんです!」
依頼人も言ってるし・・・
「フィーアちゃん今回はシディに行ってもらおう?」
カンナが言うことでフィーアも落ち着いたようで
「分かりました・・・」
意気消沈した様子になってしまった。
sideヒサメ
こうしてシディは依頼人の家に集合してデートと言うことになったんだけど・・・
「何で私たち後を付けてるの?」
そう私たち三人はフィーアちゃんに連れられて変装し後を付けていたのだ。
「もし前みたいなストーカーになったらどうするんですか?これはあの女性の監視です。」
「とか言ってホントはシディがホントに彼氏になるんじゃないかって心配なんでしょ?」
カンナちゃんが言うと
「そ、そんなわけないですよ!これは、あくまで監視ですから!」
そういってフィーアちゃんはサングラスを押し上げ二人の様子を見る。
「なんでおれまで付き合わなきゃなんねーんだよ・・・」
カゲはそう言ってたけど・・・
「カゲチヨだってヒサメちゃんがレンタル彼女になったとき後付けたんだからお互い様でしょ。」
「うっ・・・」
カンナちゃんに論破されてしまう。
そして依頼人とシディが合流した。
依頼人はメガネを外して可愛くなっていた。
「俺たちは今日一日恋人だろ?敬語は変だろ?」
「は、はい・・・」
依頼人も顔を真っ赤にしている。ピュアで可愛いな。
やっぱり噂になるみたいで
「誰あのイケメン!?」
「声かけようかなー?」
と依頼人の大学内でもそんな声が上がっていた。
「ってか俺たち大学生じゃないのに入っても大丈夫なのか?」
カゲが心配するけど、
依頼人の話を聞く限り大丈夫みたいだし講義に行く二人を追いかけた。
sideカンナ
こうして経済学の講義に入ったんだけど、
「経済学が好きなのか?」
「いえ・・・ただ受験で入れるところだったから・・・」
「ではなにが好きなのだ?」
「私は好きな物なんてない・・・空っぽなんだ・・・」
なんだか暗い話題になってた。
そしたらシディは依頼人の頭を急に撫でて
「俺は空っぽだとは思はないぞ。ちゃんと考えてるものも好きなものもあるそれが、今口に出ないだけさ。」
と依頼人を励ました。
やっぱシディって漫画の主人公だな~
「そこの白髪の男子!今教えたマクロ経済学を説明してくれるかな?」
まぁ、案の定教授に見つかって指されてしまったけどね・・・
「すまない、全く聞いてなかったので説明できない。」
やっぱりシディって肝座ってるな・・・
sideフィーア
しばらくつけていましたがホットドッグを食べてるだけで今のところおかしなことはしていませんね・・・
「なぁ、もう帰っていいんじゃね?あの依頼人はあのストーカーみてーなことはしねーよ。」
カゲチヨの言葉で私も納得する。そうですよね・・・一日だけですしね・・・
そのとき周りの声で依頼人とシディさんの雰囲気が悪くなってしまいました。
「シディにはわかんないよ!イケメンで誰からも肯定されるシディには!自身のない人の気持ちなんてわかんないよ!」
やっぱり口論になりましたね・・・止めようと動きましたが
「こうていってなんだ?学校のドッジボールをする場所のことか?」
やっぱり心配なかったですね・・・そしてシディさんそれは校庭です・・・
「とにかく私は自分のこと好きじゃないの!」
「それは悲しいな。俺は今日一日一緒に過ごして良いところを沢山見つけたんだがそれにまだ気づけていないんだな。」
流石シディさん・・・純粋ですね。
「良いところなんてないよ・・・」
「お前がなんて言おうと俺は見つけたのだそれは否定させん。」
普通の女子ならうれしいですけど今の自分のことをわかってない依頼人にはどうなんでしょうか・・・まぁもう終わりみたいですし私たちも・・・
「私本当は嘘ついてたの!ほんとは最初からシディが目的だったの!!」
えっ!?
「街で見かけてでも私なんかじゃ付き合えないって思ってせめて一日だけでも恋人になりたいって依頼したの!ごめんね!」
「それは構わないが・・・」
「でも私!一日だけじゃ嫌だって思った!シディと付き合いたい!これからもずっと一緒にいたいの!私はシディが好きだから!」
・・・・・・・
「ちょっとフィーアちゃん!?」
「完全に石になってる・・・」
「とりあえず戻って休ませようぜ・・・」
sideシディ
俺はデートも終わりカレコレ屋に戻ってきたのだが・・・
「フィーアはどうしてソファーで寝込んでいるんだ?」
三人に聞くと
「あー・・・それはだな・・・」
「まぁ、色々あってね・・・」
カゲチヨもヒサメも言葉を濁していた。
「そういえばデートの方はどうだったの?ホントに告白されたりしてー!」
カンナが尋ねてきたので俺も答えた。
「ああ、告白されたがまだあまりお互いのことを知らないし断ってきた。」
「ふ~んそうなんだ。」
「どうしたのだ?そんなこと聞いてきて?」
皆に聞くが
「「「いや別に?」」」
三人とも教えてくれなかった。
するとフィーアが起きたようだった。
「大丈夫かフィーア?」
「はい・・・シディさん今度水族館行きませんか?実はペアチケット二組あるんでカゲチヨとヒサメちゃんも一緒に。」
「アーシは用事あるから四人で楽しんできてね~」
「「なんで俺(私)まで!?」」
「うむ、構わないぞ!」
四人で水族館楽しみだな!」
漫画家さんの回気に入ってるのでちょくちょく出していきます。