妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日はクリスがレストラン事業をするから試食してくれって依頼だったけど・・・
シディ「今日はどんな料理なんだ?」
クリス「聞いて驚け!なんと大正時代の料理を忠実に再現した料理が食べられる店にするからその料理の試食だ!他にも給仕服を紫色の着物に海老茶色の袴、黒のブーツに大きなリボンにする予定だよ。」
まさかのハイカラさんが通る・・・
ヒサメ「大正時代!日本食と洋食の文化が混ざり合って新しい料理が開発された時代!楽しみすぎるよ!」
カンナ「ヒサメちゃん異様に詳しいね・・・」
フィーア「まぁ、変なものは出なさそうですね・・・」
さて最初の料理は・・・
クリス「その名も日本カレーだ!」
大正時代のカレーか・・・まぁ外れはないだろ・・・
シディ「うむ!美味いな!」
カンナ「確かに麦飯も交じってるけどそれ以外に海老とか鯛が入ってるから全然美味しい・・・!」
フィーア「牡蠣も入ってるしこれは富裕層にも受け・・・」
カゲチヨ「ぎゃぁぁああ!!」
クリス「どうしたんだよカゲチヨ。」
いやこれ!カエル入ってるぞ!!
クリス「だから言っただろ、大正時代のものを再現してるって。大正時代は食肉の文化はまだまだマイナーだったからなじみ深い食材で代用してたんだよ。」
カゲチヨ「今はカエル肉の方が馴染みねーだろ!!」
ヒサメ「でも意外と美味しいんだよね・・・養殖してるのに加えて餌も良いの食べてるから匂いもカレーでごまかせてるし鶏肉みたいだし・・・」
カンナ「ちゃんとカエル肉入ってるって言って養殖であることを伝えれば食べる人はいるんじゃない?」
フィーア「気づかずに食べちゃう人もいるんじゃないですか?」
ホントだ・・・意外とうまい・・・
シディ「これで日本にも肉を食べる文化が広まったということだな。」
クリス「そうそう、外国人に負けない体を作るためにおかずを食べる習慣がついたのもこの時代だし。さぁ!どんどん行くよ!」
不安と期待が入り混じる中次の食べ物が出てきた。
sideヒサメ
さーて次は・・・
クリス「豚カツだ。日本発祥の洋食で西洋料理のビーフコートレットという料理が原点なんだ。」
カンナ「それ知ってる!確か牛肉に衣をつけて油で揚げた食べ物なんだよね。」
それも食べてみた~い!!
シディ「確か日本人の味覚に合わなくて天ぷらを参考に改良を重ねたんだよな。」
カゲチヨ「流石シディ・・・料理に詳しいな・・・」
カンナ「それで出来たのがポークカツレツでそれが豚カツになったってわけ!」
フィーア「まぁこれは普段食べてる豚カツと同じで美味しいですね。」
カゲチヨ「付け合わせはキャベツじゃなくて温野菜なんだな・・・」
クリス「まぁ、そこは原点に近づけるために徴兵前の文化を参考にね。」
確か人手不足解消のために出したのが千切りキャベツなんだよね。
クリス「元祖キューピーマヨネーズやブルドッグソースも味わえるから人気になると思うんだよね。」
カゲチヨ「そうか・・・それも大正時代からか・・・」
sideカンナ
次はおなじみのコロッケが来た!!
クリス「マッシュポテトをオーブンで焼いてクリームソースをかけた素朴な調理法にしてるぞ!」
確かカレー、豚カツと合わせて三大洋食なんだよね。
ヒサメ「うん!これも甘さとクリーミーさが美味しいよ!」
大正時代って意外と現代まで続く料理ばっかりでびっくりだよね!
クリス「さーて今まではお店で食べられるいわば富裕層の料理!都市部の人間の庶民飯を定食にしてみたぞ!」
どれどれ・・・
カンナ「夜はサバの味噌煮に切干大根、油揚げ・・・」
フィーア「朝食メニューは味噌汁、納豆、つくだ煮、漬物・・・ランチメニューはやさいの煮物に塩じゃけ・・・まだまだ和食が多いかんじなんですね。」
クリス「まぁ、農村部はまだまだ芋と麦飯だけの所があったから豊かになったことも表現していきたいんだよね。」
カゲチヨ「食文化にも歴史ありか・・・ってビールも大正時代発祥だったのかよ!!」
クリス「あぁ、大正時代は輸入より国内生産の方が多いくらいだからな。メニューにも乗っけてるぞ。」
本当に変化って目まぐるしいよね・・・
シディ「やはり仕事が増えて豊かになったからこんな食事ができるようになったということだな・・・」
これからの変化はアーシたちで作っていくってことだね!