妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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三太が配るプレゼント

side三太

俺の名前は山口三太・・・一人の子供を抱える男だ。

 

カズ坊「クリスマスイブなのに仕事あるの?」

 

三太「あぁ、しっかり稼がないと正月が来ないからな。」

 

カズ坊「父ちゃん・・・まさかまた泥棒してるんじゃないよね?」

 

うぐっ・・・カズ坊にも勘づかれてる通り俺は泥棒をしちまっている・・・だが・・・

 

三太「言っただろ・・・母ちゃんに約束したんだからそんなことしてるわけねぇだろ?」

 

カズ坊「夜な夜な出かけてるから心配で・・・」

 

俺はまた嘘をつく・・・

 

sideカゲチヨ

いやいや無理だろ!!

 

サンタ「お前らカレコレ屋じゃろうが!」

 

シディ「カゲチヨ、プレゼントを代わりに配るなんて楽しそうだぞ?」

 

徹夜になるうえに間に合うかどうかも分からないんだぞ!?

 

サンタ「シディには悪いがカレコレ屋にはプレゼント運びじゃなくて人探しをしてもらいたいんじゃ。」

 

ヒサメ「どういうことですか?」

 

サンタ「プレゼントを配るのはサンタと名のつく男でないとだめなんじゃ!じゃから探して欲しいんじゃよ。」

 

カンナ「そんなこと言ったって日本でそんな珍しい名前なかなかないよ・・・」

 

フィーア「っていうか何で都合悪いんですか?」

 

サンタ「その日うっかりクリスマスパーティを入れてしまったんじゃ・・・」

 

ヨ―メイ「なんでサンタがクリスマスイブにパーティの予定を入れるんですか!?」

 

side三太

 

さて・・・どこかに忍び込めそうな家は・・・

 

三太「何!?そりにプレゼントがいっぱい!?」

 

大チャンスじゃねぇか!?

 

sideカンナ

 

サンタ「困ったのぅ・・・」

 

そうしてアーシたちは外に出てみると・・・

 

カゲチヨ「おいあれって!!」

 

フィーア「泥棒です!!」

 

そりゃー!!

 

シディ「大人しくするんだ!!」

 

三太「いてててて!力強すぎだろ!!俺は近所に住んでる山口三太ってもんだ!」

 

・・・え?

 

カンナ「山口・・・三太!」

 

珍しい名前の人いた!!

 

カゲチヨ「あんた!三太さんなんだな!」

 

サンタ「おぉぉ!!」

 

三太「な、なんだよ!俺の名前がどうしたっていうんだよ!!」

 

フィーア「実はサンタの代わりを探してるんですけど名前がサンタじゃないとだめなんです。」

 

ヒサメ「お願いします!プレゼント配ってください!」

 

ヨ―メイ「断れば警察の御用ですね。」

 

ヨ―メイちゃん悪い顔してる・・・

 

三太「それだけは・・・!わかった。」

 

サンタ「なーに、カレコレ屋も手伝うから心配なないぞ。」

 

カゲチヨ「おいおい聞いてないぞ!?」

 

ヒサメ「たっぷりお礼はあるみたいだけど・・・」

 

カゲチヨ「さーて楽しくなってきました!!」

 

sideフィーア

 

早速最初の家ですね・・・

 

三太「にしても皮肉なもんだな・・・泥棒の俺がプレゼントを渡す日が来るなんて・・・」

 

今までの贖罪と思えばいいと思いますよ。

 

フィーア「まずはお手本です。この家はセンサーがありますが・・・」

 

しゅばっ!

 

フィーア「人感センサーは極端に速いスピードには反応しきれないので私の様な速さで動けば問題なしです。さぁ、やってみてください。」

 

三太「なんでそんなことに詳しいんだ・・・っていうか無理だろ・・・?」

 

カゲチヨ「シディのストーカーしてるから潜入の知識が身についてる・・・」

 

何かいいました二人とも?

 

しかし三太さんは・・・

 

ぶーぶー!!

 

三太「やっぱり無理だよ!!泥棒するのとはわけが違うんだから!!」

 

フィーア「私がお手本を見せたのにダメダメですね・・・」

 

ヒサメ「いやフィーアちゃん以外には無理だから・・・」

 

そんなことを言っている時でした・・・

 

カズ坊「父ちゃんすげぇ!」

 

なんとそりに子供が乗っていたのです!!

 

三太「か、カズ坊!!」

 

おそらく子供ですね・・・

 

カズ坊「どおりで夜中に出かけるわけだね・・・てっきり泥棒してるのかと思った。」

 

カレコレ屋(意外と鋭い子なんだな・・・)

 

三太「そ、そんなわけねぇだろ!?」

 

カズ坊「俺悔しかったんだよ・・・学校の奴ら父ちゃんが泥棒してるって噂するんだ・・・」

 

三太「カズ坊・・・」

 

シディ「・・・いいか、君が見た通りお父さんはサンタさんだ。そんな凄いお父さん他にいない。だからそんな噂気にせず強く気持ちを持つんだ。」

 

カズ坊「そうだね!気にしなければいいんだよね!!」

 

流石シディさん名言ですね!

 

三太「見てろ!朝までに配ってみせるぞ!」

 

そうして私たちは頑張って日付が変わるまでにプレゼントを運びきりました・・・

 

三太「なんとか終わったな・・・」

 

カゲチヨ「いや一軒残ってるぜ。」

 

三太「そりにはプレゼントは・・・」

 

カゲチヨ「山口・・・和幸(かずゆき)」

 

三太「カズ坊・・・!」

 

ヒサメ「父ちゃんに昼間の仕事をプレゼントしてください・・・やっぱり鋭いですね。」

 

三太「あぁ・・・・母親似なんだ・・・うぅ・・・」

 

noside

そうして山口三太は数日後面接を受けて見事合格した・・・

 

従業員「しっかり働いてください。」

 

そうして三太が去った後・・・

 

カゲチヨ「最初からこうするつもりだったんすか?」

 

カゲチヨが近づく。

 

従業員→サンタ「知らんのか?サンタクロースは元子供にもプレゼントするんだ!」

 

カンナ「じゃあアーシたちにもプレゼントを・・・」

 

サンタ「お前さんらはクリスからプレゼントもらっておるし割増の依頼料で十分じゃろ。」

 

全員「えー!!?」

 

 

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