妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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擬人化カレコレ 沖ノ鳥島の真実編

sideカゲチヨ(沖ノ鳥島)

 

戦時中俺はただ太平洋で浮かんでる岩だったんだが・・・

 

カンナ(日本)「日本の国土を統治する範囲を測量か・・・どこからどこまでかな・・・ってあれ?これって・・・」

 

カゲチヨ「あぁ、どうも。」

 

カンナ「・・・これって島じゃない?うん!どう考えても島!!」

 

いや岩なんだが・・・

 

カンナ「待っててね・・・ちょっと干潮時の様子を見させて・・・ってデカい!!東京ドーム100個くらいない?」

 

カゲチヨ「この時代東京ドームないだろ・・・」

 

カンナ「これはどう見ても日本の島!早速東京に編入するね!灯台とか立てて・・・忙しくなるよ~!」

 

そうして帰って行ってしまった・・・

 

ただの岩なのに・・・

 

そうして1931年に正式に編入されることになった・・・

 

sideカンナ

 

うーんどうにかして飛行場立てたいな・・・

 

カンナ「取りあえずサンゴ礁邪魔だし爆破しちゃおうか。」

 

どがーん!!

 

カゲチヨ「え・・・ぐあぁああ!」

 

さてあとは基礎工事を・・・

 

ゼクス「カンナ!戦況が悪化してる!戻らないとまずいぞ!」

 

くっ・・・良いところで・・・

 

しばらくして日本は終戦を迎えて1968年に小笠原諸島が返還されたので久しぶりに行ってみると・・・

 

カゲチヨ「うぐう・・・」

 

えぇええ!?なんでそんなボロボロなの!!

 

カゲチヨ「お前らが基礎工事半端にやめるせいで外国船に砲撃されるは波で削り取られてボロボロになったんだよ・・・」

 

やばい・・・このままだと沈んじゃうよ・・・

 

カンナ「海岸保全区域に指定して今すぐテトラポットを置いて!」

 

カゲチヨ「そこまで俺のことを・・・」

 

sideカゲチヨ

 

カゲチヨ「なんか沢山船が来て騒がしくなってきたな・・・」

 

シディ(漁師)「うぬ?お前が島なんだな。傍から見ても岩にしか見えない。」

 

そう言ったんだけどな・・・

 

シディ「まぁ、お前のおかげで漁獲量も増えたんだ。ありがとう。」

 

どういうことだ?

 

シディ「世界には領土から200海里離れた範囲は独占的に使えるルールがあるんだ。それでお前がいるとその範囲が広がるんだ。」

 

どのくらいなんだ?

 

シディ「大体43平方キロメートル、日本の国土より広い海が領海になるからな。よろしく頼むぞ。」

 

・・・最初はただの岩で良いと思ってたけど・・・役に立ってるならいいのかな・・・

と最近は思ってたんだが・・・

 

カゲチヨ「最近水につかる時間増えたな・・・でも沈むまでは頑張るか。」

 

カンナ「やっほー!沖ノ鳥島・・・ってなんで沈みかけてるの!?」

 

テトラポットだけじゃ限界だろ・・・温暖化もあるし・・・

 

カンナ「くっ・・・かくなるうえは・・・コンクリ投入!!」

 

おい嘘だろ!!ぎゃぁぁああ!!

 

カンナ「護岸工事完了!!」

 

カゲチヨ「もうただのコンクリの塊だろ・・・」

 

この状態が島って無理あるだろ・・・そう思っていた俺の予想は当たっていた・・・

 

フィーア(中国などの国)「ん?あれ?貴方って沖の鳥島ですか?」

 

カゲチヨ「そうっすけど・・・」

 

フィーア「こんなの岩とコンクリの塊じゃないですか!!」

 

やっぱりか・・・そうして俺と日本は裁判にかけられた・・・

 

フィーア「というわけで日本はただの岩を島と偽っています!条約違反です!」

 

カンナ「くっ・・・」

 

フィーア「我々が独自に海洋調査をした結果ただの岩です!!」

 

カンナ「いや・・・何領海に侵入してるの?」

 

フィーア「あ・・・まぁ、細かいとこは置いといて・・・」

 

カンナ「置いとけるかー!!」

 

ヒサメ(国連)「静粛に!話を戻しましょう。なぜ日本が条約違反をしてると思うのか具体的な主張をお願いします。」

 

フィーア「まずは国連海洋法条約によれば島は満潮のときでも水面上にあるものを言うのに沖ノ鳥島は沈んでるじゃないですか!!」

 

カンナ「護岸工事で沈まないようになってるじゃん!!」

 

フィーア「かかっりましたね・・・さらに見てみると条約には人口の島は島の地位を有しない!埋め立ててるものを人工島っていうんじゃないですか!!」

 

カンナ「ふふふ・・・呆れてものも言えなくなるところだったよ・・・」

 

フィーア「何ですって!?」

 

カンナ「沖ノ鳥島は埋め立ててない!東小島と北小島を囲んでるだけ!いっさい島本体を埋め立ててないよ!」

 

ヒサメ「これは本当なの?」

 

確かにそうだな・・・

 

フィーア「でも土で埋め立てられてるのを確かに・・・」

 

カンナ「それはサンゴ礁だね。離れたところに置いただけなので、そもそも自然物なんだからOKなんじゃないの?」

 

フィーア「うぐうう・・・人が住めない岩は島じゃないのはどうするんですか?」

 

カンナ「岩はアウトなんでしょ?でも沖の鳥島は島だからルールには違反してないね。岩って定義も条約にないのにやめてもらえませんか?」

 

フィーア「あぁあぁ!」

 

ほとんど屁理屈で撃退しやがった・・・そうして裁判は閉幕した・・・

 

カゲチヨ「あんなの通って良かったのか?」

 

カンナ「そもそもフィーアちゃんだって同じの持ってるし他の国も持ってるから大丈夫!っていうかフィーアちゃんは普通に埋め立ててたし。」

 

そういうことかよ・・・っていうかあの主張はなんだったんだよ!!

 

カンナ「まぁ、この問題はもっと先に解決すると思うから大丈夫!」

 

そういうもんか・・・というわけで俺、沖ノ鳥島は物理でも法律的にも中途半端に浮き続ける島なのである・・・

 

 

 

 

 

 

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