妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヨ―メイ
世の中では話しあいによって離婚を決める協議離婚は知られてますけど異宙に転移してからというもの競技離婚が流行っているそうです・・・
カンナ「よりきれいさっぱりと美しい離婚をするか最高にドロドロな修羅場を見せて決めるがによって高得点を狙えるっていう結構複雑なスポーツなんだよ?」
ヨ―メイ「いやどんな競技ですか!」
今回はそんな競技離婚で離婚しようとしてる夫婦のサポートという依頼で来ました・・・そして今依頼人の前の夫婦の離婚が行われていました・・・
妻「なに?お風呂?」
夫「違うよ!寝るんだ!」
ヤヨイ「ナイスすれ違い!」
ハヅキ「全く意思が通じてませんね。」
ヤヨイさんにハヅキさん流石に司会と解説が板についてますね・・・
夫「お前は最後まで全く俺の気持ちがわからん奴だな!」
妻「その言葉そっくりそのまま返すわよ!髪の毛2メートル50センチも切ったのに!」
夫「ぐふっ!」
酷すぎませんか!?
ヤヨイ「これは酷いですねぇ・・・」
ハヅキ「これはよほどお互いに興味のない証拠ですねぇ・・・おっと!これは94点越え!流石優勝候補ですねぇ・・・」
依頼人妻「凄いですねぇ・・・本当に優勝できるかしら・・・」
カンナ「血のにじむような冷たい夫婦関係を思い出してください!」
カゲチヨ「夫にねちねち言われ続けたあの日を思い出せば余裕だろ。」
依頼人妻「えぇ・・・そうね。がんばりますわ。」
依頼人夫「・・・・」
シディ「大丈夫か?」
ヒサメ「うーん・・・カゲもカンナちゃんも奥さんの方からサポート料金もらえるからって乗り気だしね・・・」
フィーア「旦那さんが結婚したころを思い出して思いをぶつけられるかがカギだね・・・」
そう・・・控室の時に私たちは旦那さんの方から驚くべきことを聞かされてしまったんです・・・
ー少し前の控室ー
ヒサメ「えぇ!?まだ別れたくない!?」
依頼人夫「競技に向けて毎日特訓してるうちに皮肉にも妻への愛が再び・・・」
カンナ「そうだったんだ・・・」
依頼人夫「すみません・・・せっかく皆さんには・・・特にカゲチヨさんやカンナさんは不倫物や離婚もののドラマを徹夜で見てもらってアドバイスをもらったっていうのに・・・」
まぁカゲチヨさんとカンナさんは依頼料が高額だから引き受けたんですけどね・・・
シディ「良いんだ。離婚を思いとどまって良かったな。」
ー回想終了ー
ヤヨイ「さぁ!続いては前川さん夫妻!離婚の理由は子供が欲しい夫と欲しがらない妻のすれ違いです!」
ミナヅキ(審判)「はじめ!」
依頼人夫「ただいま・・・」
ヤヨイ「疲れて帰ってきましたね・・・しかし・・・」
依頼人妻「・・・」
ヤヨイ「お帰りのキスもなく冷めた目で雑誌を読んでいます!」
ハヅキ「これは高得点の予感ですね・・・」
カゲチヨ「あの雑誌のチョイスも良いと思わないか?」
カンナ「あの冷めた目・・・特訓の成果が出たね!」
うーん・・・なんか二人が喜んでると申し訳なさとムカつきが同時に出るのは気のせいでしょうか・・・
依頼人夫「ふぅー・・・」
ヤヨイ「心からうんざりしたため息ですね・・・」
ハヅキ「百デシベルありましたね。」
いやあれは気持ちを整えているんですよ・・・奥さんに言うために・・・
依頼人夫「ごはんは?」
依頼人妻「こんなのしかないけど?」
カゲチヨ「出た!小鉢だけ!!」
カンナ「お腹を減らした亭主に小鉢だけ!しかも冷凍もの!これは高得点だよ!」
ヒサメ「二人とも・・・」
特訓の成果が出て嬉しいんでしょうけどダメなんですよね・・・
依頼人夫「・・・もうよさないか?」
依頼人妻「え?」
カゲチヨ「な、何を言っているんだ!?」
カンナ「そんなことを言ったら減点になっちゃうよ!」
ヒサメ「カンナちゃん。カゲ。実は前川さんは別れたくないんだよ・・・」
二人「えぇ!?」
まぁ驚きますよね・・・
依頼人夫「競技離婚なんてくそくらえだ!俺は・・・俺は・・・やっぱりお前が好きだ!!」
ヨ―メイ「やった!言えましたよ!」
シディ「あぁ・・・感動的だな・・・!」
ヤヨイ「あぁっと!大変なことになりました!」
ハヅキ「今更好きだなんて!もうどうなってしまうんでしょうか!!」
依頼人妻「なんで・・・なんでそんなことを・・・」
依頼人夫「黙っててごめん!でも子供なんていなくても良い!お前と一緒にいられれば・・・」
依頼人妻「私も・・・一言言いたいの・・・」
感動のフィナーレですね・・・!
依頼人妻「実は・・・赤ちゃんができたのよ!新しい彼氏との!」
ヒサメ・シディ・ヨ―メイ・フィーア「えぇえええ!!?」
カゲチヨ「やっぱりな。」
カンナ「なんか怪しい感じがしたんだよねー・・・」
ミナヅキ「一本!逆転優勝!」
ヤヨイ「まさかの展開だー!!」
修羅場すぎますよー!!