妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺達はまた厩舎の依頼を引き受けることになったんだが・・・
カンナ「なんで演技戦法が禁止になっちゃったんだろ・・・」
カゲチヨ「当たり前だろ!ラストの直線あれだけ巨大な怪人大決戦をやればクレームは必死だろ!」
ヒサメ「馬場が滅茶苦茶だって競馬場から大ブーイングだったもんね・・・・」
フィーア「私は気に入ってたんですけどねあれ・・・」
カンナ「そうだよ、確かにコース内に直径六メートル、深さ一メートルの大穴が無数に開いちゃったけどそこに竪穴式住居でも立てれば観光名所になったんじゃないかな?」
ヨ―メイ「なりませんよ!現代の施設にそんなミスマッチしたもの建ててどうするんですか!!」
カンナ「全く頭の固い人たちだよね・・・そんなんじゃ競馬に新しい風を引き込めなくて競馬はいずれ衰退の一途をたどるよ・・・」
競馬場ボロボロになるくらいなら本望なんじゃねぇか・・・?
フィーア「しかし今回の日本ダービーどうしましょうか・・・あのアバレウマノスケはシディさんでも手の付けられない暴れん馬なんですよ?」
ウマノスケ「ひひーん!!」
シディ「ぐっ!元気がいいな・・・」
今もシディが仲良くしようとしてるけど暴れたままだしな・・・
ヨ―メイ「なんでこの厩舎に来るのは問題児ばっかなんでしょうね・・・」
ヒサメ「私たちも問題児だからじゃない?」
とにかく俺に秘策があるんだよ!」
sideヒサメ
カゲチヨ「まずは積極的に徳を積むんだよ。」
徳?
カゲチヨ「競馬の世界にはこんな言葉がある・・・ダービーはもっとも運のある馬が勝つ!!」
シディ「なるほど本番の日にどんなに万全な状態で臨もうとも最後は運も必要ということだな!」
カゲチヨ「シディの言う通りだ!そしてそんな運をつかみ取るためには日ごろから徳を積まないといけないんだよ。」
カンナ「そんな仏教的な・・・運なんて相手の騎手に下剤を盛ったり馬の病気のウイルスをばらまいたりして自分の手で引き寄せるものじゃないの?」
フィーア「それを世の中では不正っていうんですよ。」
カンナ「めんどくさいことになってきたなぁ・・・」
メンドくさいから徳が積めるんでしょ!!
そうして私たちはゴミ拾いをすることになった・・・
カンナ「全く・・・どうして道にゴミを捨てられるんだか・・・」
ヨ―メイ「だから誰かがやらないといけないってことですね・・・」
フィーア「ホントですね。数十万は入った財布まで捨ててありますよ。」
いやそれ落とし物でしょ!!
カゲチヨ「ちょ、ちょっと見せてみな。」
カンナ「まさかネコババ・・・?」
カゲチヨ「ちげーよ!!」
カゲ・・・
その時だった・・・
男性「あのー・・・」
男の人に声をかけられた・・・ってなんで両手にジョッキ持ってるの!?
シディ「もしかして財布の持ち主か?」
男性「いえ・・・私はどちら様でしょうか?」
えぇ?
男性「自分が何者なのか・・・どうしてここにいるのかからないんです・・・」
カンナ「もしかしてこれって記憶喪失じゃない?だってほらゲーム機が落ちてるよ。」
あぁ!ほんとだ・・・まさか・・・
ヨ―メイ「私たちがよくあるゲーム機騒動の中でコンドルが道にゲーム機を落とす過程があります・・・多分誰かが同じ事例を起こしたけどその落下地点にこの人がいたせいで止まったはいいけどゲーム機はこの人の頭に激突して記憶を失くしたんじゃないですか・・・?」
カゲチヨ「マジかよ・・・」
男性「あぁ!なんで思い出せないんだ!」
カンナ「よし!こうなったらアーシたちでこの人の記憶を取り戻そう!」
えぇ!?
フィーア「これも人助け、徳を積むためですしね。」
シディ「困っている人を助けるのはカレコレ屋の仕事だしな。」
カゲチヨ「まぁ、確かにな・・・」
男性「助けてくれるんですか!?」
カンナ「うん!でも名前がないのは不便だから・・・両手にジョッキ持ってるしあなたの名前はジョッキね!」
男性「ジョッキ!!」
ん・・・この驚きの表情ってまさか・・・本当にジョッキって名前なの!?
そんな伏線をきにしつつ私たちの徳積み作戦は開始されるのでした・・・