妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺はユカと一緒に歩いていた。
ユカ「すみませんね。買い物付き合ってもらって。」
カゲチヨ「別に荷物持ちで料金くれるならいいんだけどよ・・・ってメイドカフェか。」
最近できたメイドカフェを見て俺は言った・・・
ユカ「もう流行りはとっくに過ぎたのに勇気ありますよね・・・ってあれ?」
ヨ―メイ「いらっしゃいませご主人様・・・」
フィーア「今ならメイドのチェキも半額となってます!」
フィーアにヨ―メイ!?
ユカ「カゲチヨ、詳しく話を聞きますよ。」
だよな・・・
sideユカ
ヨ―メイ「いらっしゃいませご主人様・・・ってカゲチヨにユカさん!?」
ユカ「メチャクチャ可愛いぃ~!!すみません!指名でチェキ一枚お願いしまーす!!」
店員「かしこまりましたー!」
ヨ―メイ「いやぁああ!」
フィーア「あれ?二人とも来てたんですね。」
カゲチヨ「お前は全然恥じらいとかないのな・・・それでなんでメイドやってるんだよ・・・」
フィーア「それには海よりも深い事情があるんですよ・・・」
ー回想ー
テレビ「メイドカフェ、明日オープン!」
シディ「めいどかいいな。前から欲しいと思ってたんだ。そろそろ買ってもいいな。」
カンナ「いやそんなの何に使うの・・・」
フィーア・ヨ―メイ(そんな願望が・・・!)
ー回想終了ー
ユカ「いや浅瀬並みの深さじゃないですか。メイドになりたいならヨ―メイちゃんは私専属のメイドになった方がいいです!」
フィーア「そういう問題ですかね?」
ヨ―メイ「とにかくここでは仕事以外ではユカさんといえど構いませんからね!」
そうして二人は持ち場に戻っていった・・・
メイド長「二人とももしかしてヨ―メイちゃんとフィーアちゃんのお知り合いですか?」
ユカ「そうですけど・・・」
セシル「私ここでメイド長をしております。セシルといいます。」
セシルさんですか・・・美人で素敵ですね~・・・
カゲチヨ「早速鼻の下伸びてるし・・・」
セシル「貴方という太客もいるみたいだけどヨ―メイちゃん大丈夫かしら・・・」
カゲチヨ「もしかして何かやらかしてます?」
セシル「大分やらかしてますね。ヨ―メイさんは。」
がちがちがち・・・
う~ん緊張する姿も可愛いですね!
セシル「ユカさんは大分重症ですね…」
カゲチヨ「続けてください。」
セシル「ずっとあんな感じで・・・水もこぼすし置き方も強すぎるし・・・ぶっちゃけフィーアさんのおまけで入れた部分も大きいんですよね・・・」
カゲチヨ「フィーアは・・・」
フィーア「ご主人様、こちら感謝の気持ちです。ご主人様、こちらオレンジジュースにおまじないです!ハート。」
ヨ―メイちゃんのフォローに回った後に別の席にも萌えを入れる・・・まさにスーパーメイドのごとき技・・・
セシル「あの子・・・私の指導をうけてたった数か月で全てを学びそして超えて来た・・・あの子こそ全てのメイドの頂点に立つ女・・・たった一人の男の尽くさせるなんて惜しい逸材よ・・・」
セシルさんが滅茶苦茶師匠な顔に・・・
セシル「だからヨ―メイさん、あなたもう帰ってくれる?」
ヨ―メイ「セシルお姉さま・・?」
セシル「正直向いてないと思う・・・っていうのはユカ様に失礼だけどあなたには何でも許してくれるご主人様がもういるんだし今更客商売をする必要なんてありません。それに有望な人材に時間を注ぎたいのは先輩としてそして上司としては当然のことです。」
ヨ―メイ「うぅ・・・」
ユカ「セシルさん・・・もしかしてクビになったらメイド服はお持ち帰りできますか!」
セシル「もちろん!存分に可愛がってあげてね!」
やったー!
カゲチヨ「手のひら返しが凄まじい・・・ようはヨ―メイがきっちり接客できれば問題ないってことですよね。」
セシル「もちろんです。ですがどうやって図るんですか?」
カゲチヨ「アンタの愛弟子とヨ―メイで競えばいいだろ?そして審査員は・・・」
シディ「む・・・ここか。」
ヒサメ「へ~ここが新しいメイド喫茶か~!」
カンナ「懐かしいな~前にやったっけ~」
セシル「あのオレンジ髪の子は・・・!知り合いのメイドに聞いた素質のある子・・・」
ヒサとカンナが前にメイドやった時の上司とセシルさん知り合いだったのか・・・
フィーア「いいじゃないですかセシルさん。真正面から叩き伏せてあげますから大船どころか最新鋭の魚雷を搭載した潜水艦にのった気分でいてくださいよ。」
セシル「どんな状況でも大丈夫ということですね。頼もしい限りです。」
そうして対決は始まりました。
sideフィーア
カゲチヨ「大丈夫だ。ヨ―メイ。俺のマネジメントに従えば大丈夫だ。」
ヒサメ「いやそれ普通に不安なんだけど・・・」
ふっ・・・圧倒的絶望というものを見せてあげますよ・・・
カンナ「自信満々だねフィーアちゃん。」
当たり前です。セシルさんの元で教わったんですよ。スピードにテクニックを加える術を!
ヨ―メイ「お、お待たせいたしました・・・ぐへぇ!」
ヒサメ「さっそくこぼし・・・てない!?」
カンナ「見事にキャッチして元の状態・・・いや違う!」
フィーア「こちらおしぼりでございます。」
カンナ「水の一部を使っておしぼりを作った!!」
カゲチヨ「すげーけどそれいいのか!?」
セシル「ふっ・・・やはりいくら頑張っても天才には敵わないということ・・・フィーアさんのコンディションは恋心でさらに上がっている・・・もう誰にもかないませんよ。」
カゲチヨ「いやまだオムライスが・・・可愛い絵じゃなくても文字なら・・・」
ヒサメ「セシルって人が見てる手前成果を出さないと・・・」
カンナ「でもフィーアちゃんは絵下手だし泥仕合になるんじゃ・・・」
甘いですね・・・
カゲチヨ「いや文字小さい!!」
シディ「上手いな!ヨ―メイ!」
ヨ―メイ「はい・・・」
案の定気づかず食べましたね。では次は私です。
フィーア「ご主人様、オムライスの代わりにお皿にケチャップをつけさせていただきますので一緒に救ってお食べください。」
シディ「おぉ、ありがとう。フィーア。とってもきれいだな!」
ユカ「あれ、レストランとかで見るオシャレな線ですよね・・・」
カゲチヨ「絵を克服せずに線で勝負だと!?」
セシル「確かにフィーアさんは絵が下手・・・しかしケチャップを絞る力の繊細さはあったのでそれを利用させていただきました。」
カンナ「この人・・・指導員として優秀すぎでしょ・・・」
これは決まりですね・・・
フィーア「旦那様、では私と一緒にチェキを取りましょう。それで愛の形とさせていただきます。」
ユカ「これは決まりですね・・・」
セシル「結局フィーアさんの方がご主人様を喜ばせていた・・・こうなるのは明らかです。」
シディ「いや、一緒に撮ろう。ヨ―メイ。」
え!?
ユカ「バカな!いやありえるか・・・」
フィーア「くっ・・・やっぱりそうなりますか。」
シディ「確かにフィーアも嬉しかったがヨ―メイも一生懸命やってくれていたぞ。十分伝わったぞ。」
はぁあ・・・・せめて先にとってマウントは取っておきたかったです。
ヒサメ「先に撮りたかった顔全快だね・・・」
カンナ「でも思いやりならお互い負けてなかったと思うよ。」
フィーア「セシルさんすいません、引き分けになりました。」
セシル「いえ・・・こちらこそ今まで厳しくしてごめんなさい。貴方は自慢の弟子だしもうヨ―メイちゃんにも辛く当たったりしません。」
カゲチヨ「これで解決だな・・・」
カンナ「っていうかそもそもなんでメイドなんてやってるの?」
え・・・
フィーア「いやカンナちゃんも聞いてたじゃないですか。シディさんがこの前メイドが欲しいって・・・」
シディ「何の話だ?」
カンナ「もしかして・・・井戸のことじゃない?」
井戸?
ヒサメ「井戸ってあの水をためておく?」
シディ「あぁ、依頼で行った井戸水が上手くてな。どうにかして買えないかと。」
・・・・そうですか。
フィーア「悪役令嬢のメイドとして活躍するためにちょっと井戸掘ってきます。」
ヨ―メイ「私もです!」
カゲチヨ「・・・がんばれよ。」