妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
noside
ここはとある最高級料理店、そこには日本が誇る最高級な料理がそろっていた・・・
側近「国王様、こちらが日本の最高級料理・・・日本酒に新鮮な刺身、詫び錆びを感じさせる漬物や煮物にいたるまで全て至高のものを用意させました。」
王様「うーん・・・なんか思ってたのと違う・・・立ち食いソバが食べたい!」
そこには異宙のとある国の王様がお忍びで来日しており憧れの料理がないことに不満を抱いていた・・・
側近「そんな庶民の食べ物王様に食べさせるわけには・・・」
王様「立ち食いソバが食べたいんだあぁぁあ!!」
側近「ちょ・・・王様!?」
sideクリス
さて・・・皆依頼をちゃんとやってくれたし・・・
クリス「今日は皆に立ち食いソバでも奢っちゃおうかな!」
ヒサメ「やったー!」
フィーア「美味しいからいいですけど・・・」
カンナ「王様なんだからもっと威厳のあるもの食べてよ・・・」
シディ「だが美味しいからいいじゃないか。」
そう!男には無性にそれが食べたくなる時がある・・・その衝動は誰にも止められないってものだよ・・・
ヨ―メイ「かっこよく言ってますけどそれが立ち食いソバっていうのはちょっとしょぼい気がします・・・」
カゲチヨ「ヨ―メイ・・・いうな。」
王様「そば!!」
ん・・・?この人って・・・
カンナ「い、いきなりなに!?」
フィーア「不審者ですか・・・?」
シディ「外国の人らしいし何か困ってるのかもしれない・・・聞いてみよう。」
カゲチヨ「あの・・・どうかしたんすか?」
王様「日本の立ち食いソバが食べたい!!」
ヒサメ「もしかして食券の買い方が解らないんじゃない?日本独自の文化みたいだし・・・」
王様「お店!教えてください!」
ヨ―メイ「店の場所も分からないんですね・・・しょうがありませんね。教えてあげましょう。」
知らないって怖いな・・・まぁ、さっきも言った通りグルメの衝動は止められないもの・・・黙っておくのも粋ってものでしょ。
sideカンナ
そうしてアーシたちは突然現れた外国人に立ち食いソバを教えることになった・・・
王様「わお!椅子がありません!」
カゲチヨ「まぁ、立って食べる文化は珍しいもんな・・・」
ヒサメ「ふふ~注文したらもっと驚くよ?」
王様「?」
店員「おまちどう、掛けそばね。」
王様「わぉ!速いです!」
まぁ立ち食いソバはどれだけ早く運べるかで回転率が決まるからね。
王様「これがそば・・・やっと食べれます!」
シディ「そんなに食べたかったのか・・・」
フィーア「この人もお父さんと同じで衝動に駆られてたんでしょうか・・・」
クリス「・・・じゃあ食べるか。」
?お父さんやけに静かだね。
ずるる・・・
王様「音をたてて食べるのびっくりです!」
ヨ―メイ「確かに外国のパスタとかは音を立てずにフォークとかで巻き取って食べますしね。」
王様「私の国にはない食感です!とても美味しい!」
ヒサメ「七味とかいれても美味しいですよ。」
王様「からみがあっておいしいです!」
フィーア「こうして喜んでくれるとなんかうれしいですね。」
ヨ―メイ「外国人からしたら行儀悪いコンボでしょうけどね・・・」
カゲチヨ「観光客っぽいしいいんじゃね?王族だったらヤバいけどな・・・」
まさかー!!
sideヒサメ
なんかついてきちゃったけど大丈夫かな・・・
王様「日本のごはん食べたい!だから仕事手伝う!」
カゲチヨ「まさかの新メンバー!?」
カンナ「なんかお父さんが給料はこっちで出すし一時的でいいから雇えっていうから・・・」
フィーア「まぁ、危険のない事務作業ならいいんじゃないですか?」
そうだよね・・・仕事なくて困ってるみたいだし・・・
カゲチヨ「じゃあこの書類にハンコと見積書の確認もお願いできるか?」
王様「任せてください!」
そうして任せたんだけど・・・
カンナ「な、なんかハンコ押しに威厳感じるのは気のせいかな・・・」
フィーア「なんか式の来賓の代わりにメッセージを言うっていう替わった依頼を任せたときもなんか妙にいいこと言ってるしそれがなんでか大盛り上がりしてたんですよね・・・」
シディ「だが頑張ってくれているのは確かだな!」
カゲチヨ「じゃあ依頼料も入ったしラーメンでも行くか。」
王様「日本のラーメン!行きまーす!!」
凄いノリノリだね・・・
そうして行きつけのラーメン屋に行く・・・
王様「やっぱり美味しいです!中国のとは全然違います!」
やっぱり独自に進化してて出汁も麺も違うからかな。
王様「中国のものはすぐにちぎれます!でも日本はもちもちで美味しいです!ラーメンとお米を一緒に食べるのも日本ならではです!」
ヒサメ「へー・・・やっぱりこれって珍しいんだ。」
カンナ「ヒサメちゃんの量もこの人じゃなくても外国人からしたら驚きだよ。」
カゲチヨ「もはや山・・・」
失礼な!ちゃんと抑えてるよ!
sideフィーア
さて学校も終わったし今日はあの外国人さんにもっと私たちの食事を味わってもらいましょう!
ヨ―メイ「今日は金曜!焼き鳥です!!」
王様「わぉ!これは外国人にも人気ですよ!」
ヒサメ「でも外国にも肉の串焼きはあるんじゃ?」
王様「そうですがモモ、皮、つくね、レバー・・・こんなに細かく肉の部位を分けるのは日本だけです!」
そうなんですね・・・
王様「とっても美味しいです!」
フィーア「それなら一緒に食べがいがありますね。」
しっかしこの人なんでも美味しそうに食べますね・・・それでも食べ方に流麗さというか高貴さがあるような・・・
sideカゲチヨ
今日はキモ4としゃぶしゃぶだぜ!
チダイ「アサヲ殿は遅れてくるらしい、だがまさかカゲチヨ殿が友達を連れてくるとは・・・」
ルイ「でも大人だしきっとカレコレ屋の依頼人だよね?」
カゲチヨ「いやクリスが雇えっていうから雇ってるだけでなんでも美味しそうに食べて場をにぎわしてくれるから連れてきた。」
マチャソ「陰キャでも持ち上がりたいもんじゃからな・・・」
王様「しゃぶしゃぶ初めて食べます!!でもこれ生のお肉です・・・」
チダイ「ならば我が教えてやろう・・・火を通している出汁に入れてそのままゆでて食べるのだ・・・」
王様「自分で調理してるんですね!やっぱり面白いです!」
ルイ「そんなに珍しいの?焼肉だって自分で焼くのに・・・」
王様「アメリカでは焼肉はジャパニーズバーベキューというくらい客が自分で調理するのは珍しいんです!」
そうなのか・・・
王様「薄くスライスされた生肉も海外ではあまり見かけません!肉は焼いて食べるものです!」
マチャソ「日本独自の文化とは言えやっぱり美味しいんじゃい!」
王様「野菜も美味しい!このヘルシーさも人気です!それにしても同じ鍋をつつくなんて皆さん仲良しですね!」
カゲチヨ「まぁ、もう一人いますけど基本他に友達いなくてずっと五人でいますしね・・・」
王様「可哀そすぎまーす・・・」
sideシディ
今日の晩御飯はヒサメの提案でソバ店に来ているぞ!
ヒサメ「カレー!カレー!」
王様「ジャパニーズカレー!!」
フィーア「大はしゃぎですね・・・」
カンナ「でもなんでソバ屋にカレーあるんだろ・・・」
カゲチヨ「しかも異様に美味しくて頼んじまうんだよな・・・かつ丼もうまいし。」
うむ!やっぱり参考になる美味しさだな1
王様「ジャパニーズカレーはインドカレーと全然違いますね!スパイシーな辛さだけでなく甘さもありますね!凄く美味しいです!」
ヨ―メイ「まぁ、ナンじゃなくてご飯にかけているのも独特に拍車をかけてますよね?私はナン食べたら水分持ってかれるのでご飯派ですけど。」
カゲチヨ「っていうか中国のラーメンだけでなくインドカレーも食べたことあるんだな。」
カンナ「まぁ、今は色んな専門店があるしそれじゃ・・・」
側近「やっと見つけましたよ王様!」
え・・・?なんかテレビとかで見る黒服が王様って・・・
側近「アサヲ様の言った通りだった・・・」
アサヲ「お前たちがその人とナチュラルにしゃぶしゃぶを食べてて驚いたがやっぱり失踪していたのか・・・」
ヒサメ「どういうこと?」
側近「実はこの方お忍びできていたある異宙の王様なんですよ!」
そうなのか・・・
シディ以外「えぇええええー!!」
カゲチヨ「俺達普通に依頼任せたり事務作業させちゃったぞ!?」
ヨ―メイ「人型だったから全然気づきませんでした・・・」
ヒサメ「どおりでハンコを押すさまが威厳に満ちてるはずだよ・・・」
フィーア「やばい・・・不敬罪ですかこれ・・・」
カンナ「っていうかお父さんは何やってるの!!」
王様「きっとクリスさんは私の願いを察してくれていたんです・・・立ち食いソバを食べたい衝動にかられた私に救いの手を差し伸べてくださったのでしょう・・・」
カゲチヨ「確かにクリスも同じことしてるけど・・・」
王様「それに皆さんには楽しい文化いっぱい教わりました!とっても沢山の思い出ができました!」
アサヲ「それじゃあ俺達エルフが王様を送るからまたな。」
アサヲも大変だな・・・
王様「それじゃあ少ないけれどお礼・・・」
そうして王様は国に帰っていった・・・
sideカゲチヨ
なんか凄い経験したな・・・
カンナ「そういえば依頼料代わりにお礼もらったけどいくらかな?」
ヨ―メイ「あぁぁあああああ!!」
ヨ―メイどうした!
ヒサメ「な、なにこの金額の小切手!?」
カンナ「なんか知らない通貨の小切手なんだけど・・・」
シディ「うぬ?どれくらいだ?」
そういえば調べてみたけどあの王様の国の通貨って日本円に比べてメチャクチャ価値が高かったんだよな・・・
ヨ―メイ「これならバイトしなくても良さそうです・・・」
あの王様本当にメチャクチャだったな・・・