妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
アーシの名前はカンナ。
タツコ「これって・・・」
ミキ「これはその~・・・」
アヌビス「この二人は誰?」
アヌビスが記憶喪失というとんでもない場面に出くわした便利屋だ。
これはバルボア軍を退けた後の宴会の後に起こった話なんだけどバルボア軍の背後には有情解放戦線という人間皆殺しといういかれた組織がいた。
しかし流石はお父さん。奴らがお父さんの強大な力を狙って迫ってきたときにそれを看破し裏でバルボア軍の撃破のため準備、最終的には・・・
レインボーブラッド「これでとどめだバルボア―!!」
バルボア「ぐあぁああ!!」
アーシたちの合体技によって完全に撃破した。そしてこの後はいよいよ潜入捜査していたヨ―メイも味方につけて有情解放戦線を叩く予定だったんだけど一つ問題が出てきた。
クリス「何?アヌビスの死体が上がっていない?」
調査員「はい、自衛隊や警察も付近の森を捜索したんですが見つかりませんでした・・・」
クリス「あの3バカ・・・崖なんかに投げ捨てやがって・・・」
そう、アヌビスの死体が一向に上がらなかったのだ。
アヌビス・・・冥府の守護神とも呼ばれる強力な異宙の住人なのだが先の戦争でシディの中にいるホルスを目覚めさせるために有情解放戦線に協力するもお父さんひいては実働部隊だったユカとフィーアちゃん、天狗の九条によって・・・
フィーア「アヌビス。生まれ変わったらシディさん親衛隊の一員になってることを祈りますよ!」
ズバッ!!
アヌビス「クソッたれがぁ!!」
三人にズタボロにされて崖に投げ捨てられたのだがお父さんはアヌビスの生命力の強さを知っていたため自衛隊や警察にも出動要請させて草の根を文字通り分ける勢いで探させたのだがいなかったの・・・
クリス「もしかして誰かが連れ帰った・・・?しかし異宙の住人とは考えにくい・・・」
そう異宙の住人にとってアヌビスの力は強大すぎて嫌われている・・・
そしてお父さんはある一つの結論にたどり着く・・・
クリス「そうか・・・人間。それも関係者の中に庇ってる奴がいるな・・・」
アヌビスの戦闘区域は地衝祭の関係で妖精王の森が封鎖していたところ、そこに侵入できるのは後始末に来た関係者のみしかし大々的にやれば森が混乱すると考えたお父さんは・・・
クリス「カレコレ屋にもぼやかして依頼するか。」
そうしてユカがカレコレ屋に依頼をしに来た。
ユカ「アヌビスの行方をカレコレ屋の人脈を使って探して欲しいんです。お父様がすごい執心していて・・・」
フィーア「ユカも大変ですね。あれほどズタボロにしたんだから誰かが持ってったとしても死んでますよ。」
ヒサメ「でももしもってこともあるし・・・」
シディ「うむ、探した方がいいかもな。」
そうして二人一組。アーシはシディと一緒に探すことになった・・・
カンナ「まずはお祭りのこと詳しく聞けそうな人物に心当たりがあるんだ。」
シディ「誰なんだ?」
カンナ「タツコちゃん、お祭りなんてSNS映えしそうなところに行ってないわけないじゃん!」
そう、タツコちゃんのSNSで情報を掴む作戦!
タツコ「いやいや!アヌビスなんて強力な異宙人怖くて近寄れないからSNSでも話題には上がりにくいですって!あ、でもミキ先輩ならボランティアでその森付近に行ったって言ってたから何か知ってるかも・・・」
そうしてアーシたちはミキのマンションにやってきた・・・
タツコ「ミキ先輩!突然すみません、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・」
ミキ「そ、そうなんだ。何かなー?」
ん?なんか隠してる目っぽいな・・・
カンナ「ミキ、アーシたちに隠してることない?ないならいいんだけど内容によってはお父さんに報告しないといけないものなんだ。」
ミキ「いやいや!そんな大層なこと隠してないよ!」
これは本当にそんな感じね・・・
シディ「!」
その時シディの鼻が何かに反応した!
シディ「ミキ!危ない!」
シディが部屋を開けて中に突入すると・・・
カンナ「ミキ・・・知らなかったとはいえショタっ子を隠すなんてフィーアちゃんと同じに・・・」
タツコ「いや!それよりももっと驚くべきはそのショタっ子がアヌビスということでは!?」
まさかの一発目にして大当たりを引き寄せてしまった・・・
そうしてアーシたちはミキに事情を聴くことにした・・・
ミキ「あの子はクリスさんの事後処理のボランティアに参加した時にたまたまいたんだよ。でも記憶喪失みたいで何も覚えてなくて・・・」
タツコ「えぇ!?あの強者が!?」
カンナ「いや、フィーアちゃんの破拳が脳まで振動させて記憶を奪ったとしたらなんら不自然じゃないよ。本人たちの話では結構ズタボロにしたとは言ってたしね。」
シディ「そうなのか・・・」
ミキ「で、あの子・・・いやアヌビス、うーん可愛くないな。アヌピー!」
三人「アヌピー・・・」
あのアヌビスを仇名で呼ぶ・・・戻った時が怖いな・・・
タツコ(無知ってある意味凄いんですね・・・)
ミキ「クリスさんが狙ってるってことはアヌピーってなんか悪いことしたの?」
まぁ助けてくれたりはしたけど・・・
カンナ「まぁ、ぶっちゃけ伝説のトラブルメーカーヨ―メイと同じくらい面倒な奴ではある。」
シディ(カンナ・・・)
タツコ(記憶喪失だからって言いたい放題ですね・・・)
ミキ「でもミキ、アヌピーを家族のところに帰したいんだけど何かしらない?」
カンナ「いやそんなの知らないよ・・・そもそも家族の情もあるかも怪しい奴だったし・・・」
シディ「だが一つだけ心当たりがあるから聞いてみよう。」
タツコ「そういうことなら私はアヌビスを見張っておきます。」
そうしてアーシたち二人はカレコレ屋に戻ってきた・・・
カンナ「心当たりってなに?そんな昔を生きてる知り合いなんていたっけ・・・?」
シディ「ボティスがいただろ?ボティスなら関わりがあるかもしれん。」
確かに大物同士だけど・・・記憶喪失なんて知っても笑って何も教えてくれなさそう・・・
ボティス「あはははーははは!!そりゃ傑作じゃの!あのアヌビスが。」
案の定大笑いした・・・
カンナ「で、なんか昔のアヌビスのエピソードとかあったら教えて欲しいと思って・・・」
ボティス「全く、クリスにすぐにでも教えないといけないというのにお主もシディには甘いのう・・・だが知らせて欲しくないというのなら心当たりならある。」
そうして教えてくれたのはアヌビスがボティスと契約して未来の生物を召喚してその生物を気に入るが力を恐れて裏切られて暗殺されかけたらしい。
ボティス「もしかしたらアヌビスは弱い存在になりたかったのかもな・・・そしてその子供は大きすぎる力を差別したということじゃ。」
シディ「それは違う。大勢の物を犠牲にしたのなら呪われて当然だ。」
ボティス「確かにそれはそうじゃ。どちらにせよ力亡きものがあるものを恐れるのは自然界の必然じゃ、まぁクリスは全く気にしておらんがの。」
カンナ「そりゃ助けられてあれだけ親切にされたら逆らうなんて思わないでしょ。」
シディ「クリスは面白いからな!」
ボティス「まぁ、そうじゃの・・・」(無条件に受け入れすぎじゃろ・・・)
カンナ「で?他の皆には話すの?」
シディ「カンナ、すまんがアヌビスのことしばらく秘密にしてくれないか?俺はアヌビスに広い世界を見せてやりたい。」
シディは度肝を抜くことを言い始めた!
カンナ「はぁ!?もしアヌビスがあの子と同じ真似をしてるならシディの力を恐れるかもしれないでしょ!?それにシディは真っ先に狙われるってお父さんに言われたでしょ!」
シディ「あぁ、だがあのままでは心を閉ざしてしまう。だから友人になりたいんだ。ダメか?」
はぁ・・・仕方ないか・・・
カンナ「いいよ。けどなんか奢ってよね・・・」
シディ「うむ!」
そうシディはそれでいいの・・・それで・・・
sideシディ
そうして俺はアヌビスの所に行きアヌビスに世界を見せると宣言。アヌビスも受け入れてくれた。
ミキ「今日は友達記念日だね!」
アヌビス「そういえばあのお姉ちゃんは?」
シディ「カンナならカゲチヨ達にアヌビスの髪の毛を見せて報告に行ったぞ。」
タツコ「そうですか・・・」(カメラを持ちながら・・・)
sideカンナ
アーシは森に入ってお父さんに顛末を話した・・・
クリス「なるほど・・・アヌビスが記憶喪失ね・・・確かにありそうな話だ。」
カンナ「アーシはシディにそのままでいて欲しいの。だから場合によってはカゲチヨとユカにも話して記憶が戻ってまだシディを害するようならアーシが殺すよ。」
クリス「あぁ、俺もそれでいいと思ってるよ。もちろん俺も殺す時のメンバーには含まれてるんだよね?」
カンナ「うん、タツコちゃんにも話して妖精王産の光学迷彩搭載の小型のカメラを設置させた。アヌビス自身とミキ、そして部屋に設置したよ。無線だからどこでも見られるし。」
ユカ「流石カンナお姉さま完璧ですね!アヌビスが襲い掛かろうとした瞬間私が一気に刺身にできますね!」
クリス「それで?ヒサメとフィーア。ヨ―メイには話さないつもり?」
カンナ「ヨ―メイはまだスパイとしての疑念があるしヒサメちゃんやフィーアちゃんはシディに隠し事できるタマじゃないので。」
クリス「そう・・・対策を撃ってるなら俺は何も言わないよ。いつでも相談には乗るけどね。」
シディ・・・悪いけどアーシカレコレ屋が大切なの・・・もしあなたが信じたアヌビスが裏切ろうものならアーシ許せないよ・・・!それでなくヒサメちゃんたちを見るのもあなたが泣くのも・・・
カンナ「だからアヌビス・・・シディを裏切るのはよしてよね・・・そうなったらあなたにはカレコレ屋の汚れ役として壮絶な死を与えないといけなくなるから・・・」
大切な物はもうなくさない・・・檻の中のヒサメちゃんを見たときそう誓ったんだ・・・!