妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
そうして数日たったころ俺たちはクリスとアサヲに呼び出しを受けた。
カゲチヨ「どうしたんだよ全員集合させて。」
フィーア「っていうかここにいるはずのない人がいるんですけど・・・」
アヌビス「うぅ・・・このお姉ちゃんなんかこわい・・・」
スズキ「妖精王の定期連絡で聞いてたが・・・」
ゼクス「本当に記憶喪失かよ・・・」
サトウ「なはは!いいじゃねぇか!親近感湧きそうだぜ。」
フィーア「にしてもシディさんにべたべたくっつきすぎですよ。貴方は私に負けたんです。つまり私には貴方を引きはがす権利が存在するんです。」
カンナ「どういう権利と論理なの・・・とにかく仕留めそこなったフィーアちゃんたちの責任でシディが見つけて決めたんだからフィーアちゃんは従うのが筋でしょ?」
フィーア「ぬぐぐ・・・!」
ヒサメ「カンナちゃんに論破された・・・」
シディ「それで緊急招集とはなんだ?」
クリス「あぁ、そうだった。アサヲ説明お願い。」
アサヲ「あぁ、これが異宙の写真だ。」
そこに映っていたのはゾンビだった・・・
ミナヅキ「またトッププレデターが・・・」
ヤヨイ「異宙の生物片っ端からゾンビにしてるみたいですね。」
ユカ「その通りです。前にマズミから吐き出させた情報を奴らも入手したみたいですね。上位の異宙人でもDNAさえあればゾンビにできるということ・・・奴らは片っ端からゾンビにして数を増やして異宙を征服する目論見かもしれませんしあるいはもっと別の目的もありえます。」
アサヲ「とにかく攻撃しても再生し仲間を増やすゾンビ、ゾンビパニックが起きちまってるってことだ。」
俺の村に起きたのと同じことか・・・
アサヲ「それ自体も問題だが原因が地球にあると分かれば人類の立ち位置は最悪なもんになる。」
フィーア「ただでさえ有情解放戦線を皆殺しにしたいときに厄介なことしてくれますね。全く・・・」
ヒサメ「格好の大義名分のネタになるってことか・・・」
カンナ「大丈夫!伝説の諜報員ヨ―メイちゃんが問題なしっていえばしばらくは大丈夫でしょ?」(首根っこ掴みながら)
ヨ―メイ「ぎゃぁああ!?善処しましゅ・・・」(カンナさんに人の持ち方を教えたい・・・)
ハヅキ「つまり今回はゾンビパニックを収めることが任務ってことですか?」
クリス「まぁ、それはカゲチヨのウイルス操作でなんとかなるんだけどもう一つ用事があるんだよ。ある呪いを・・・」
ヒサメ「いやいや!さらっと重要情報言わないでよ!?カゲ戻せるようになったの!?」
カゲチヨ「ああ、クリスの特訓と技術班のおかげでな死体に戻すことはできそうだ。」
フィーア「マジですか・・・」
スズキ「今日一驚いたぞ・・・」
サトウ「で、妖精王様の個人的な用事ってなんだ?」
クリス「あぁ、ある呪いをユカに模倣させようと思ってな。アレスのイノブタの呪いはユカに模倣させたけどもう一つ呪いがあれば戦いを楽にできる。」
ミナヅキ「その呪いって?」
クリス「呪いの例を挙げるならシディが一番手っ取り早い。シディ、背中見せて。」
シディが背中を見せる。
アサヲ「これはホルスの呪い、体に現れて対象者にとんでもない能力を与える。」
フィーア「えぇ!?じゃあ今までの力はDNAじゃなくて呪いが原因ってことですか!」
ユカ「で、お父様の望む呪いはアナンケーの呪いその人が望んだ最善の状態に固定する呪いです。経験した中での話ですけどね。」
クリス「で、今シディはホルスに寄生されてて精神が不安定になると出てくるみたいなんだけどまぁ、俺の命の雫と呪いがあればホルスになることはないんだけどね・・・」
サトウ「いやびっくりその2だぞ!?」
カンナ「シディ乗っ取られそうになってたの!?」
シディ「あぁ、たまにな。だが妖精王のおかげで自由に動き回れはしないみたいだ。」
フィーア「ホルスすら支配するお父さんの呪いってなんですか・・・」
クリス「理滅の呪い。かけた奴の理を破壊して滅ぼすことも仕組みそのものも変更可能。例えば斬撃にまとわせれば避けても切れるって地味な代物だけどね。」
カゲチヨ「いや十分チートだろ・・・」
クリス「でもアナンケ―の奴があれば万一俺がいなくなっても大丈夫でしょ?」
スズキ(いやさっきの話でお前がいなくなるなんてビジョンが見えなくなったんだが・・・)
万全を期すクリスらしい作戦だと思った・・・
クリス「それにアナンケ―の呪いはゾンビを人間に戻す兵器や薬の最後の材料。確実に欲しい代物だ。」
カゲチヨ「えぇええ!!もう出来てたのかよ!!」
ヒサメ「カゲも知らなかったの!?」
ユカ「アナンケ―は月にいるみたいです。まぁ、観測してもただの丸い物体みたいですけど・・・」
クリス「そこは・・・もしもし、出てきていいよ。」
クリスがそうやって手を触れると・・・
シディ(ホルス)「ぐ・・・あ・・・!何よ・・・急に。」
ヤヨイ「入れ替わった!?」
スズキ「一時的に呪いを解除してるのか・・・」
シディの中のホルスが出てきた。
クリス「アナンケ―はいるんだな。」
シディ(ホルス)「えぇ・・・いるわ。彼は変わりものだから代償無しで授ける可能性もある・・・けどその娘がいるなら心配はないかもね・・・それよりも元に・・・」
クリス「お疲れー。」
シディ(ホルス)「ぐああぁあ・・・俺は・・・そうか。どうだったクリス。」
クリス「バッチリ、アナンケ―の情報はまくれたよ。」
フィーア「ホルスに電話感覚で聞けてしまうなんて・・・流石です!お父さん!」
ヒサメ「フィーアちゃんがめっちゃキラキラした目でお父さん見てる・・・」
ボティス「とんでもない奴じゃ・・・」(いざとなったらグレモリーを倒す契約さえ反胡にできるということじゃな・・・)
クリス「まぁ、有情解放戦線との戦いのある中だからメンバーは決めさせてもらうよ。カゲチヨとシディ、カンナにフィーア、スズキ、アヌビス。ユカと俺に・・・あとスイレンも連れてくよ。」
カンナ「え?スイレンも?」
クリス「鈴の吸血鬼に精神的ダメージを与えるならやっぱり連れてったほうがいいでしょ?それに・・・おーいこっち来て。」
スイレン「?どうしたんですかお父さん。」
クリス「状態促進で背丈を伸ばして・・・っとこれでバレないでしょ。」
ヤヨイ「全く別人ですね!?」
ヨ―メイ「メイク技術も抜群ですか!」
ほとんど俺らと変わらない背丈でオッドアイに元の髪の毛であろう金のメッシュが・・・もう誰かもわからねぇな!
クリス「これで解いたときのアザミのリアクションが楽しみだな・・・くくく・・・!」
シディ「クリスが悪魔みたいな笑みを・・・」
カゲチヨ「俺以上の鬼がここにいるな・・・」
クリス「カゲチヨ任せておきな・・・アザミに遭ったらあっけの取られた表情になった後月の石みたいな塊にしてあげるから。」
頼もしすぎる・・・
スイレン「?どうしました、似合ってませんでしたか?」
カンナ「そんなことないよー!バッチリ服を選んであげる!」
ヒサメ「お父さん。今回は私は留守番?」
クリス「他にもある程度戦力乗せてくし有情解放戦線のこともあるから地球にもある程度残っててほしいんだよ。そのための戦力だしサトウもいいよね。」
ヒサメ「わかった!」
サトウ「そいつらの中にもつよいのいるんだろ?任せとけ!」
クリス「ゼクス、ヨ―メイの見張り頼んだぞ。」
ゼクス「了解。」
ハヅキ「まぁ、待機組の方がはるかに楽そうではありますね。」
ヨ―メイ「ひぃぃぃ!」(ゼクスさんカゲチヨと同レベルに目つき悪い!怖すぎる!助けてー!!)
さて空港に向かうぞー!
sideカンナ
そうしてアーシたちは空港に足を運ぶと・・・
フィーア「なんですか!あのバカデカい豪華客船と潜水艇が融合した乗り物は!?」
アヌビス「すごーい!」
二人とも犬猿の仲ということも忘れて大騒ぎするもの無理はない、なんせ超巨大な潜水艇のような見た目の船が浮かんでたんだから・・・
シディ「クリス、なんなのだこの船は!?」
クリス「これぞ妖精王の森の技術班が作り上げた異宙の海を自在に突破する巨大次元船オケアノス!」
オケアノス・・・確かに原初の海の神に相応しい見た目ね・・・
ユカ「色んな異宙人の能力を模した兵器や強化装甲に結界、また巨大でありながら超絶的な小回り。さらに中には映画館にトレーニングルーム、レストランにプール、畑や果樹園、牧場も完備してるよ。」
待機組「やっぱり行きたいです!!」
ヨ―メイ「ずるいですよ!潜入組だけこんな豪華なんて!」
ヒサメ「レストラン!レストラン!」
綾華「ヒサメ先輩が語彙力を失っている・・・」
ぼたん「うぅ・・・異宙のガイド役とはいえフォレスちゃんとタツコちゃんが行くのは寂しいです・・・」
タツコ「あはは・・・こんな豪華客船に乗れるなんて思わなかったよ・・・」(アヌビスの見張りもあるんだろうけど・・・)
フォレス「全く、ユカに呼び出されてみれば豪華なのか過酷なのかわからない旅になりそうね。」
フィーア「何言ってるんですか。本当なら私が残って有情解放戦線を真っ二つにしてやりたいところですがお父さんの命令なので泣く泣くいかないといけないんです。しっかりしてください。」
アハト「了解・・・」(怖い・・・!シディに対する怒りのボルテージマックスじゃん・・・)
クリス「これはリルの船を量産して性能アップさせたものなんだ。シンボルマークとしてアゲハ蝶の紋章もつけてるから並の異宙人は攻撃してこないよ。」
カゲチヨ「じゃあ、ゾンビパニックを沈めに行くか!」
そうして選抜メンバーがオケアノスに乗り込んで異宙に乗り出した!
オケアノスはFGOのストームボーダーを参考にしています。
理滅の呪いは魔王学院の不適合者のヴェノズドノアを参考にしてます。