妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
視点はカンナと三人称です。
ヤルミナのを参考にしていますがその動画に出てきてないSCPも出します。
sideカンナ
アーシたちが起きるとそこは牢の中だった。
「どういうこと!?」
「ここはどこ!?」
ミキもノリコも慌てていた。
すると囚人たちが壁越しに話しかけてきた。
「ここは世界でも名のある死刑囚が集まる刑務所だ!ここでは死刑を待つ囚人しかいねーんだ!特別な方法で処刑される死刑囚のな。」
すると研究員がやっていた。
「私語は慎みなさい。」
そして私たちは
「あの私たち間違ってつかまったみたいなの!助けてよ!」
「そうだよ!何かの間違いです!」
と抗議した。しかし、
「もう遅いですよ。ここに入ったら二度と出られません。貴方たちにはとある死刑の実験に参加してもらいます。」
「どんな死刑なの?」
アーシが尋ねると
「政府によって新たに導入されたSCPを使った処刑方の実験です。SCPが入っている檻の中に囚人を入れて処刑する方法です。」
「そんな・・・」
ミキもノリコも顔を青くしている。
「ここから出してよ!」
アーシたち三人がそう叫んでも聞き入れられる様子はなかった。
「どうする?」
アーシが二人に聞くと
「カンナちゃん、あなたってSCPにも詳しいよね?」
とミキが聞いてくる。
「まぁ、調べてるけど・・・」
するとノリコが
「だったら対処して最後に倒せば助かるかもしれないな。」
と心強いことをいってくれる。その言葉を信じてアーシはSCPの知識を二人に叩き込んだ。
「SCPっていうのは自然法則に反した存在・場所・物品のことを言うの。そして危険度に
よってランク分けされていて、SAFE・EUCLID・KETERの順でがあるの。アーシたちはどのランクのSCPに処刑されるかで生きるか死ぬかが決まってくるね・・・」
こうしてアーシたちはこっそりSCPの特徴や危険度をおさらいして処刑の日を待ったの・・・
NOside
最初に処刑されることになったのはミキだった。
彼女の檻には画面がありそこには竜か魚のような見た目をした100メートルある怪獣が映っていた。
「ひっ・・・!?」
そのあまりに恐ろしい見た目に彼女は震えていたすると
「緊張して疲れただろうお風呂に入ってこい。」
看守にそう言われたのでお風呂に入ったその時だった
「ガボっ!?」
突然彼女は海にワープしたのだそして
「ぐおぉぉぉぉ!!」
彼女は食べられそうになったのだが、
「きゃあぁぁああぁ!!・・・あれ?」
彼女はすぐに風呂場にワープしていた。その後に襲っていたのは激しい水への恐怖だった・・・
「どうなってるの・・・?」
もう彼女からSCPの知識は抜けてしまっていた。聞いていたよりもずっと恐ろしい恐怖を体験していた。彼女が今襲われた怪物はSCP1128、通称
恐怖の海洋生物である。このSCPを見たり聞いたりすると感染して海へとワープし食べられそうになり恐水病になってしまうのだ。
そうして彼女は何回も水に近づかされ食べられそうな恐怖を味わい。
「うう・・・」
最後には抵抗する気力を失いコップ一杯の水で転移して食べられてしまった・・・
次に死刑を宣告されたのはノリコだった・・・
彼女の檻にあったのは一枚の文章が書かれた紙だった。
そして刑務官に命令されてその言葉を読むと彼女は気絶した。
彼女の精神は真っ赤な草原に転移してきた。
すると彼女は突然飛びたい衝動に駆られていた。
そして飛ぼうとすると・・・
「ホントに飛べた・・・」
するとデカい赤い鳥に襲われた。
「痛い!痛い!辞めて!!」
彼女は体を嘴で体を貫かれた。
これはSCP444JPというものだ。そして彼女の肉体は昏睡と暴走を繰り返したそして数週間たったころ彼女の肉体は文章を書き始め戻ってこられたが・・・
「きゃあぁぁああぁ!?うっ・・・」
肉体的苦痛と精神的なダメージによって彼女はショック死してしまった。
これでのこるは一人となった。
sideカンナ
うう・・・まさかおさらいしたのにあんな危険なSCPに当たるなんて運が悪すぎでしょ・・・
ついにアーシの死刑を宣告されて牢に向かっていた。
そして牢の中で待っていたのは、
「くぅくぅ!」
なんとSCP999が相手だったの!この子はくすぐりお化けと呼ばれ比較的安全なSCPに分類されているんだ。
「ホントにあなたで良かった!危険なSCPだったらアーシでも命はなかったもの・・・」
そして二人の最後を思い出す。
「ミキもノリコも結局処刑されちゃった・・・勉強してても結局無駄だったし・・・」
するとくすぐりお化けは慰めるようにアーシに近づきそのゼリー状の体で触ってくれた。
「あはははは!くすぐったいよ・・・」
くすぐりお化けが触ると急激な多幸感を味わえるって聞いてたけどこれは凄いな・・・
悲しい気分だったのに一瞬で飛んでっちゃった。
「ありがとう。貴方もここで人を処刑するなんてやりたくないよね?」
「くぅくぅ!」
「なら二人でここから出ましょう!」
こうして私たちは一日準備して刑務所を脱走した。
「待てっ!」
「止まらないと撃つぞ!」
くっ!囲まれた!
そして警官が拳銃を撃ったその時!
「くぅ!」
くすぐりお化けは身を挺して私を守ってくれた。拳銃の弾は弾かれ警官に当たった。
「今のうちに!」
こうして私たちは恐怖の刑務所から脱出できたのだった。
「助けてくれてありがとう!」
「くぅ!」
こうして私たちは自由を手に入れてたのでした。
NOside
「・・・っていうSCPを使った刑務所の作品なんてどうですか?」
ここはカレコレ屋今はいるのはカレコレ屋全員と常連となった青髪の漫画家だった。
ネタの相談の依頼だったのだがカゲチヨの作品は異世界ものが多かったので他のみんなのも聞きたいとカンナに振ったときにこうなってしまった。
「・・・」
全員沈黙していた。
「あれ?どうしたの?」
カンナが聞くと
「サイコですね・・・」
漫画家さんが感想を述べた。
「え?そうかなぁ?」
けれどその後ダメもとで持っていったらヒットし連載になった。
SCP怖くて面白いですよね・・・