妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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男装カフェに潜入

sideヒサメ

今日の依頼人は・・・

 

「私、男装カフェの店長をやっているものなんですが最近お店で働いてる子たちの

雰囲気がぎすぎすしてるんです。面談では遠慮して話してくれなくて。」

 

「なるほどそれを調査してほしいと。」

 

フィーアちゃんが言うと

 

「はい、バイトで働きながら探って欲しいんです。」

 

カンナちゃんがいないときに来た依頼だけど頑張らなくちゃ!

でも・・・

 

「私男装しなくちゃいけないんですよね・・・似合うかなぁ・・・」

 

「そうですね。」

 

「二人とも美人ですから大丈夫ですよ。」

 

そうして依頼の日を迎えた

 

「ヒサメっていいます。今日からよろしくお願いします。」

 

「フィーアです。よろしくお願いします。」

 

私たちが挨拶すると

 

「新しいバイトの子だよね?今日からよろしく!俺はレン、チーフなんだ。」

 

「俺はシオン、同じくチーフだ。」

 

チーフの人たちが挨拶を返してくれた。

 

「なんかあったら気軽に聞いてね。」

 

「は、はい」

 

この人たちみんな女の人なんて信じられない・・・

 

「なんだか場違いですね。」

 

フィーアちゃんはいうけど・・・

 

「いや、君ほど男装似合ってる子はいないよ・・・」

 

二人に突っ込まれていた。

その後も施設の案内や鍵のことも教わった。

すると先輩にに

 

「このカフェはチーフも二人体制なんだけどあの二人実は仲悪いんだ。それぞれ派閥を作って売り上げから業務まで争ってる。自分の派閥の後輩は可愛がるけど違う子には目も合わさないんだよ・・・」

 

「そ、そうなんですか・・・」

 

早速原因が見つかった気がするあとは詳しい調査だよね!

 

「二人でそれぞれ声を掛けてみましょうか?」

 

フィーアちゃんがそういうけど・・・

 

「新人の私たちがいきなり話しかけるのってどうなのかな・・・」

 

そんなことを話し合っていたら

早速お客さんが来てしまった。

 

「お姉さんイケメンですね!」

 

「ありがとうございます・・・」

 

 

お客さんにそう言われて照れてしまう。

 

「ケーキのプレートにメッセージお願いします!」

 

そうしてありがとうとウサギの絵も描いたんだけど・・・

 

「これなんて描いてあんの?」

 

「めっちゃうけるー!」

 

やっぱり下手だった・・

 

「喜んでたから良かったけどちゃんと練習してきてね。」

 

注意されてしまった・・・

 

「おねえちゃんメチャクチャうまいじゃん!」

 

「しかも英語で!なんて書いてあんの!?」

 

「貴方たちにあえて幸せです・・・」

 

「キャーッ!」

 

「凄いな・・・」

 

先輩も唖然としてる・・・

やっぱフィーアちゃんってこういうの向いてるのかなぁ?

そして

 

「胸キュンポーズでツーショチェキお願いします!」

 

どうしよう・・・胸キュンポーズなんて思いつかない・・・

 

「耳元で囁くポーズとかやってあげて。」

 

「分かりました。」

 

そしてとられたんだけどやっぱり恥ずかしい・・・

 

「チェキお願いしまーす。」

 

フィーアちゃんにもチェキが入った。

するとフィーアちゃんは顔を近づけて

 

「これで大丈夫ですか?」

 

アゴくいをしたのだ。

 

「はい・・・ばっちりです・・・」

 

女の子もう放心状態になってる・・・

やっと少し時間が空いたので先輩にさりげなくしゃべろうとしたんだけど

 

「忙しいんだけどどうしても聞かなきゃいけないこと?」

 

冷たい態度をとられてしまい聞き出せなかった・・・

私は店の外で落ち込んでいると

 

「ヒサどうしたんだよ?」

 

「カゲ!?」

 

聞くとカゲも依頼で近くのカフェのピンチヒッターらしい

 

「何してんだ?」

 

「このお店の人たちについて調べてってたのまれたのになんだか上手くいかなくて・・・こんなときカゲならどうするかなって考えて・・・」

 

「んなのどうでもいいんじゃね?俺がどうするかなんて関係ないだろ。複雑になっちまった関係にはまっすぐ伝えた方が効果ありそうな気がするし。」

 

全くカゲって・・・

 

「時々カッコいいこと言うよね。」

 

「時々って!?」

 

それから私たちはバイトを頑張るようになった。

真っすぐに話すには皆から認められないとって思ったから!

まぁフィーアちゃんは既に・・・

 

「フィーアちゃんはこのカフェのエースだよ!」

 

「バイトじゃなくてもう働いちゃったら?」

 

「すみません、学生なので・・・」

 

店の人にもお客さんにも認められていた私も頑張らないと!

 

「ヒサメさんのファンになっちゃて・・・また来ました!」

 

「ありがとう、可愛いお嬢さん。」

 

「キャーッ!」

 

中には男性のお客さんもいてびっくりした。

 

「イケメンセリフ付きドリンクお願いします。」

 

「はい!」

 

「君に会えてうれしいよ。」

 

「きゃ~!」

 

乙女な反応にびっくりした・・・

するとシオンさんに

 

「最近頑張ってるね、このカフェのキャストとして二人とも頼もしく感じてるよ君さえよければ今後は僕が面倒を見てあげるよ。」

 

お誘いを受けた。

けど・・・

 

「私は派閥に分けれたまま仲良くするより皆さんとと仲良くしたいです。綺麗ごとかもしれないけど・・・」

 

「そんなことないと思いますよ。分かれてギスギスするより効率的だと思います。」

 

フィーアちゃんも同じ意見のようだ。

 

「君はそんな風に思ってたんだね。少し待ってて。」

 

するとシオンさんはレンさんを連れてきた。

けど見るとなんだか仲良さそうだな・・・

 

「実は僕たち別に仲は悪くないんだ。」

 

レンさんが告白してくれた。そうだったの!?

 

「シオンが近々この店辞めるんだよ。」

 

「僕がやめるまでに後輩のキャストたちを鍛えたかったんだ。だからレンと不仲を演じて競い合うように仕向けた。お店の売り上げや仕事もスムーズになったんだけど君の言葉も正しいね。新しく入ってくる子たちに居心地が悪いと思ってしまうなら意味ないねもうやめるよ。」

 

こうして私たちは事情を話して皆でお店を盛り上げていくと決めた。

雰囲気も明るくなったし良かった!

 

sideフィーア

 

「裏のカフェでバイトしてるんですけどそこの打ち上げで貸し切りにしたいって。」

 

ある日すごく大きな仕事が舞い込んできました。

そうして企画して臨みました。

 

「いつもは自分たちが接客してるからなんか新鮮です!」

 

と喜んでもらえています。

先輩たちが頑張る姿をみてヒサメちゃんも頑張ろうと

 

「子猫ちゃん、今日は一緒に心行くまで楽しもう・・」

 

イケメンなセリフを言ったのは良かったんですけど・・・

 

「ヒサ!?」

 

そこにいたのはカゲチヨでした。

 

「なんでここに・・・」

 

どうやら話していたカフェが今日打ち上げしているカフェだったみたいです。

全く仕方ないですね・・・

 

「子猫ちゃん、うちの仲間の心を奪うなんて悪い子ですね・・・」

 

「フィーア!?」

 

「お仕置きしちゃいますよ・・・?」

 

「すみませんでした・・・」

 

カゲチヨは照れて放心状態になってしまいました。

 

「フィーアちゃんありがとう・・・」

 

全く二人はいつ結ばれるんだか・・・

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