妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼はいきなり危篤状態の異宙人だった・・・
依頼人「すみません・・・こんな状態での依頼になって・・・」
ヒサメ「そ、それはいいんですけど大丈夫ですか?」
依頼人「おそらくこれは異宙の能力によるものだと思います・・・あのケバブ屋め!」
カゲチヨ「ジョジョで見た奴・・・」
依頼人「貴方たちに依頼したいのは小さくなって私の体内を調査して欲しいんです。」
ヨ―メイ「何を言ってるんですかこの人は!」
当然ヨ―メイは困惑の声をあげるが・・・
カゲチヨ「まぁ、それくらいなら大丈夫っすよ。」
カンナ「アーシたち何度も食べられかけたり体の中見たりしてるからね。」
フィーア「もう体の中なんて実家みたいなテンションで行けますもんね。」
シディ「あぁ、任せてくれ!」
俺たちはそう答える。
ヨ―メイ「これがカレコレ屋に毒されるということですか・・・」
ヒサメ「それでどうやって行けば?」
依頼人「私の能力で小さくしますのでそれで。」
すると俺達の体は小さくなった!
ヨ―メイ「なんですかこれぇ!?」
カゲチヨ「ということでいつも通り付き合ってもらうぞ、ヨ―メイ。」
ヨ―メイ「そんなぁ!」
カンナ「でもこれもスタン〇能力みたいでカッコいい!」
依頼人「そうですよね!私も実写映画で出たいと思ってるんですよね!」
フィーア「この能力じゃ出れても悪役じゃないですか。」
そんな突っ込みを入れつつも体内に入ることになった。
sideヒサメ
ここが依頼人の体内だね。
カンナ「ってかまずいよ、どのあたりが不具合か依頼人や担当医に聞くの忘れてたよ。」
そう言ったときだった!
依頼人「うぅぅうう!腕の当たりが痛い・・・」
ヒサメ「じゃあ腕に行った方がいいのかな?」
フィーア「もしかして肩から肘にかけてじゃありませんか?」
依頼人「え、ええ。階段に上がるときにも痛みが・・・」
フィーア「もしかしたら心臓が悪い可能性がありますね。」
シディ「そうなのか?」
腕が痛いのに?
フィーア「心臓の痛みが脊椎まで伝わって脳が錯覚を起こすこともあるんです。狭心症とかの症状でありますし。」
カゲチヨ「フィーア、心臓のことに詳しいんだな。」
フィーア「まぁ、運動する者として心臓のケアは大事ですからね。」
じゃあフィーアちゃんの言う通り心臓に行ってみようか!
sideカンナ
はぁ~・・・
カゲチヨ「カンナなんか落ちこんでねぇか?」
カンナ「そりゃこんなにじめじめしてたら髪とか肌のメンテナンスが面倒になりそうだからね。」
っていうかまだ心臓つかないの?
シディ「体内は色んな匂いが充満していて鼻は頼りにならないからな・・・」
ヨ―メイ「そもそもこのミクロの体で通れる血管や神経、リンパ節だって無数に枝分かれしてるのに簡単に目的地にたどり着けるわけないじゃないですか・・・」
ヨ―メイの遠視を使ってもダメなのか~・・・
依頼人「ごほごほっ!」
カンナ「なんか咳すごいね・・・」
スズキ(咳)「これは心臓がしっかり動いてなくて酸素不足気味だからだろう。:
え?なんでスズキがここに・・・
スズキ「俺は依頼人の能力で咳からお前たちの親しい人をトレースして具現化されたもの・・・スタン〇の本体と言った方が解りやすいか?」
ジョジョまだ引きずるんだ・・・
ヒサメ「あれ?っていうか咳に出会ったってことは・・・」
スズキ「あぁ、ここは肺だぞ。」
やっぱり迷子になってた・・・
ヨ―メイ「なんで心臓が不調だと肺に影響が?」
スズキ「あれを見てくれ。」
フィーア「水たまりですか?」
スズキ「血液が上手く循環しないと心臓に帰れない血が肺に溜まり血液中の水分が肺にしみ出すんだ。その水分を痰として排出するから咳がでるんだ。」
だから余計にじめじめしてるんだ・・・
sideフィーア
まずいですね・・・
ヨ―メイ「結構歩きましたけど心臓の鼓動音がどんどん遠ざかってます・・・これは確実に違うところに行ってますね・・・」
カゲチヨ「肺だから心臓は近いと思ったんだけどな・・・」
カンナ「しかも水たまりも増えてるし超最悪なんだけど!」
ゼクス(むくみ)「いやお前たち迷いすぎだろ。ここは足だぞ。」
え・・・ゼクスがいるということは・・・
ゼクス「おれはこの身体でむくみを具象化したものだ。」
むくみですか・・・
依頼人「はは・・・デスクワークが基本ですから基本座りっぱなしで・・・」
だからむくみが酷いんですね・・・
ゼクス「それもあるが心臓の不調も大きいな。」
ここでも心臓が・・・
ゼクス「肺で見たと思うが血が心臓に戻れず足は体の末端だから肺よりも影響は大きいんだ。」
ヒサメ「だからこんなに大きな水たまりが・・・」
ゼクス「この分だと腎臓の血液も不足してるんじゃないか?」
ヨ―メイ「確か尿をつくるところでしたっけ?」
ゼクス「そうだ、血が届かないと腎臓の働きも悪くなって体にどんどん水分が溜まるんだ。それが重力で落ちてくるからむくみも酷くなる。」
カゲチヨ「対策はないのか?」
ゼクス「足の運動すれば静脈の血が心臓に戻りやすくなって解消されるはずだ。」
依頼人にやってもらうか・・
sideヨ―メイ
私とシディさんはフルで働いてなんとか心臓の近づいてきましたよ・・・
ヨ―メイ(胃腸)「はぁ・・・」
ヒサメ「こんどは食欲が具象化されたヨ―メイちゃんが出てきた!」
カンナ「でもこっちの方が陰キャ度が倍増してる様子だけど・・・」
余計なお世話ですよ!
ヨ―メイ(胃腸)「ここ最近食欲がわかなくて・・・」
シディ「それは大変だな。だから依頼人もやせ細っていたのか。」
ヨ―メイ(胃腸)「今いろんなところに血液が溜まっていてむくんでいるから腸管もむくんで食欲不振や吐き気を引き起こすんですよ。」
フィーア「心臓が悪くなると連鎖して悪くなるのが厄介ですよね。」
そうして胃腸の愚痴を聞きつつも私たちはついに心臓にたどり着きました!
クリス(心臓)「あー・・・今忙しいからあとにしてくれる?」
何してるんですか?
クリス「テイペンウォーズのカレコレのイベントがもうすぐ終わっちゃうからやりまくってるの!」
カゲチヨ「働けよ・・・」
クリス「知ってると思うけど心臓の業務ってルーティンワークでつまらないんだよ。」
そんな理由で職務放棄しないでくださいよ。
クリス「それにこの体運動不足で酒やたばこはしっかり取っちゃって。揚げ物もバカスカ・・・負担かけまくりでやってらんないよ。」
ヒサメ「改善する方法ってないんですか?」
クリス「運動は適度にした方が良いよ。草むしりや風呂掃除でも効果あるし。」
そうなんですね・・・
シディ「あとは依頼人自身がなんとかするか・・・
クリス「仕方ない・・死んだらヤバいし働くか・・・どりゃぁあ!」
やれやれ・・・これで解決ですね。体の中のことを知って依頼人は仕事の合間に運動すると誓ってくれました!