妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は中年の女性だった
「私カゲチヨさんにぜひお聞きしたいことがありまして・・・」
俺になにかを聞きたいようだった、まさか俺のこと好きとか!?
「なわけねーだろっ」
ヒサはなんで俺の心読めんだよ・・・
「死後の世界ってどうなっているんですか?」
いきなり衝撃的なことを言われた。
「知らないっすよ!」
「あら?カゲチヨさんは何回も死んでると聞いたんですが・・・?」
「いや瀕死になってるだけですよ。」
「そうですか・・・死後の世界を知ってると思ったんですけど・・・」
依頼人は残念がっていた。
「それを知っている生物はいないだろ。」
シディが的確なことを言う。
「貴方たちは死後の世界について真剣に考えたことあるかしら?」
依頼人にそう聞かれると
「アーシは考えたかもオカルトで面白そうだし!」
「私は怖いから考えないようにしてるかも・・・」
カンナとヒサメが答える。
「ヒサメさん!そんなんじゃだめよ!ちゃんと考えないと!」
なんで依頼人はこんなに真剣なんだ・・・?
「下らん、考えても答えのあることじゃない今するべきことを精一杯やる。生物にとってそれ以上の解はない。」
シディ・・・なんかかっけえ・・・
「そうですね。生物は皆死ぬんですから最後は自分の信念や夢のために命を掛けれるのがなによりの幸せです。」
フィーアもなんか達観してる。いつも瞑想とかしてるからか?
「「というわけで俺(私)は寝る(寝ます)。」」
そういって二人は眠ってしまった・・・
「なんなのあの二人?」
「いつもはこんなことないんですけどね・・・」
sideカンナ
二人が寝ても依頼人の話は続く
「貴方たちは死後の世界について知りたいわよね?」
依頼人の目なんかインチキな霊媒師に似てるような・・・
けど二人は興味深々だしアーシも説明できるしいいか!
「まず考えられるのは虚無よ。何も感じない、何も見えないそこには時間という概念すらないわそんな場所に永遠にいる。」
まぁ科学的に考えるとその説が有力候補だよね・・・
「じゃあまさか・・・WIFIも通ってないんすか!?」
「あるわけねーだろ現代っ子が。」
カゲチヨがアホなこといってヒサメちゃんに突っ込まれたっていうかスマホを持っていけないんだから当然じゃん・・・
「あとはやっぱり幽霊ね人には見えない姿になって現世をさまよう存在たまに怨念などを持って人に悪さをするわ。」
やっぱりこれがオカルトマニアとしてはこれがいいな~!
「ポルターガイストとか金縛りとかやってみたいな!」
(やっぱりサイコだ・・・)
「あれ?三人ともどうしたの?」
「「「いえ、なんでも」」」
アーシをみてなんか三人が唖然としていた。
「でも俺のプライバシーも全部見られてると思うと悪寒が止まらねぇぜ・・・」
「確かにそれは別の意味で怖い!!」
「興味あるかはわからないけどね!」
「ヒデぇ!」
まぁ壁とか関係ないし通りがかって見られたときは嫌だよね・・・
「あとは生まれ変わりね。死んだら別の命としてこの世に生を受ける。」
まぁ、小説とかでも書かれてるしね。
「それはロマンチックかも。」
ヒサメちゃんもそう答える。
「虫とか魚に生まれ変わることもあるんだぜなーにがロマンチックだよ!前世とかの恋人とかだろ想像力が足りねーんだよ!」
カゲチヨ・・・そんなこと言ってると
「可哀そうにカゲはゴキブリから生まれ変わったんだね。」
「そこまで言う!?」
倍返しで罵倒されて傷つくんだから言わなきゃいいのに・・・
「でもやっぱり本命は天国に行くか地獄に行くかよ!」
依頼人は立ち上がり手を広げて言う。
けどなんか科学的に証明されてることを押していて全く説得力がないよね・・・
「なるほど!科学的に証明されてるんですね!」
カゲチヨ!?
「でもどんな場所なんですか?」
ヒサメちゃんが聞くと
「天国はなんでも願いが叶う極楽浄土と言われるほど幸せな場所よそして生前の罪を償い続ける地獄、そこであらゆる苦痛を味わうの。」
地獄の化け物とかには興味あるな~
そんなことを思っていると
「貴方たちは好き好んで命あるお肉や魚を食べるでしょ?虫の命を奪うでしょ?貴方たちは地獄に落ちるわよ!」
二人は真っ白になるけどこの展開って勧誘の手法に似てるような・・・
「でもここだけの話天国に行ける方法があるのよ。」
「えっ!?本当ですか!?」
いや乗るの!?
このお札を買ってお祈りすれば
「いや確実に宗教の勧誘!?」
「カゲ落ち着きなよ・・・」
アーシもヒサメちゃんもカゲチヨを止めるけど・・・
「あなたたち地獄に落ちてもいいの?」
「えっ?」
ヒサメちゃん?
「このお札を買えば永遠に幸せになれるのに・・・業火で焼かれる方を選ぶのね可哀そうに・・・」
これ完全に勧誘じゃん・・・
「お札買います!お祈りさせてください!」
「ヒサメちゃん落ち着いて!」
「あら?貴方は・・・」
「いい加減にしてよこのお札売り付け女!」
sideフィーア
「ふぁーあっ」
「良く寝ましたね・・・」
あまりにくだらない論争をしてたので寝てしまいました・・・
すると目に飛び込んできたのは
「ファンサム!ファンサム!我らが神よ、私めの罪をお許しください・・・」
「二人とも助けてー!」
なんか怪しいお札を使ってお祈りしているカゲチヨ、ヒサメちゃん、依頼人とそれを止めようとするカンナちゃんでした・・・
「どうしてそうなった!?」
「カオスですね・・・」
その後私たちが力ずくで依頼人を帰らせ、二人はシディに説教を受けて冷静になってくれました。やっぱりカレコレ屋で一番まともなのってシディさんなんですかね・・・?