妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日はもっとも憂鬱な行事、合唱コンクールの練習をしていた・・・
女子「あのさーそこの5人やる気ある?」
カゲチヨ「え・・・あ・・・」
女子「水曜が合唱コンクールの本番なのに歌詞も覚えてないでしょ!」
サヨ「まぁまぁ・・・この5人意外とハイスペックだから歌詞はちゃんと覚えてるよね?」
アサヲ「あ、あぁ・・・」
アロエ「大きい口空けてれば自然と声は出ますよ!あとは笑顔でやっていきましょう!」
ルイ「二人とも~!」
二人がフォローしてくれてるけど視線が痛いぜ・・・
指揮者の女子「練習は二人に任せるけどさ~クラスTシャツくらい着てよ。あんたらが着なきゃクラス全体の士気が下がったらどうしてくれるの?だり~って態度がカッコいいとか思ってないよね?」
チダイ「す、すまぬ、着ていこうとしたら暗殺の依頼が入ってそのまま行ったら血まみれになって今血抜きの最中なのだ・・・」
ウオっ!ほんとだ真っ赤!
女子「ならチダイはしょうがないけどさ・・・地球救えるスペックなんだからちゃんとやってよね。」
くそ~!それとこれとは話が別だろ!
結局俺はみじめな気持ちでカレコレ屋に戻った・・・
カゲチヨ「うわぁ~ん!!陽キャになりてー!」
ボティス「いつにもまして悲惨な顔じゃのう。」
カンナ「っていうかクラT着てかないから目をつけられるんだよ。」
カゲチヨ「なんか皆で同じ服着るのって怖いじゃねぇか!」
ヒサメ「作業しやすいし、いいと思うけど・・・」
その感性が俺を苦しめるんだ!
フィーア「私はなんでか指揮者から口パクで良いって言われたんですよね?私の肺活量なら一番の声を出せるのに・・・」
カンナ「一番デカい声出す行事じゃないからね。」
全員(手に負えなくなったんだろうな・・・)
シディ「合唱コンクールというのはよほど辛いものなんだな。」
?何に祈ってるんだ?
シディ「うぬ、この幸運の流れ星像に3回祈ると願いが叶うらしいからな。」
フィーア「一緒に祈ります!」
カゲチヨ「ガチでやるなよ。幼稚園児か!」
カンナ「それって流れて消えるから希少度があって願い叶うんだから像にしたら意味なくない?」
ヒサメ「でもオーナーから貰ったものみたいだし効果あるんじゃない?」
いや不安しかないわ!こうなったら俺も合唱コンクールが隕石とかに爆破されるようにいのるか!
ヒサメ「やっぱり陰キャだ・・・」
そうして翌日、練習や打ち上げの打ち合わせをする中で俺は寝てた・・・はずなのだが・・・
あむ「よくこんなところでガチ寝できるよね。」
かがみ「やっと起きたか。」
え?誰・・・?
っていうか俺の姿もなんだこれ!このオレンジの服、こんな派手な服持ってなかったはず・・・まさか入れ替わってるのか!?
カガミ「おい、クゥ。起きたなら学食いくぞ。」
あむ「あーお腹空いた。」
ここも学校で体の持ち主も学生でクゥって名前なのか・・・
あむ「お昼はクゥのおごりだからね!」
クゥ(カゲチヨ)「お、俺っすか・・・?」
この陽キャのノリ・・・なれねぇ・・・
あむ「なんか反応違くない?呑気に寝ててお昼食べそこなうとこだった誰かさんを助けてあげた恩人に文句でも?」
こ、怖すぎる・・・っていうか・・・
クゥ(カゲチヨ)「じょ、女子が苦手なだけ・・・」
あむ「だからなに?あむ男じゃん。」
まじか!男の娘かよ!
カガミ「どうやらまだ寝ぼけているようだな。」
夢だと思いたいけどこれってまさか・・・
sideカンナ
不思議なことが起きたのはお昼休みになりヒサメちゃんがカゲチヨを起こしたときに始まった・・・
カゲチヨ(クゥ)「うーん!良く寝たー!起こしてくれてサンキュー!」
ヒサメ「え、う、うん・・・」
フィーア「お、お礼!?いつも起こしたら不機嫌そうに返すカゲチヨがお礼!?」
フィーアちゃんの言う通りこれだけでも驚くことだけどさらに不可思議なことは続いていく・・・
カゲチヨ(クゥ)「ってかここどこ?学ランだし!ウケる!」
ヒサメ「カゲどうしたの?寝ぼけてる・」
カゲチヨ(クゥ)「いや俺、寝起きには自信あります!」
フィーア「な、なんかハイテンションですねカゲチヨ・・・」
そう、いつものカゲチヨとは思えないほどのハイテンションだった・・・
カゲチヨ(クゥ)「これあれだな。どうせあむとカガミの悪戯だろ!」
え?あむとカガミ?
フィーア「そんな人たち生徒にいましたっけ・・・」
カンナ「まさか・・・シディが願いが像に届いたけど性格改変までは無理でどこかの陽キャの魂と入れ替わったんじゃない?」
ヒサメ「だとしたら大変だよ!」
おいかけたけど・・・
カゲチヨ(クゥ)「なーなー!あむとカガミ知らねぇ?」
男子「え?誰?」
カゲチヨ(クゥ)「えーといっつも鏡見てる奴と女子と間違われるくらいの男子。」
女子「じゃなくてアンタ誰ヨ!」
遅かった・・・
アサヲ「カゲチヨ―!!」
流石はキモ4,とっさにカゲチヨを回収してくれた。
チダイ「奴らは学校の中心に君臨するいわば太陽!」
ルイ「不用意に近づいたら僕らなんか焼けこげるよ~!」
カゲチヨ(クゥ)「え?アイツ等そんなスゲー奴だったの!もう一回話しかけてこよ!」
マチャソ「こいつ懲りてないわい!」
カンナ「あー四人ともちょっといい・・・」
アーシは推理したことを4人に話した。
チダイ「そんなことが・・・」
アサヲ「でも確かに今日のカゲチヨの目はキラキラしてる気がするな・・・」
マチャソ「ということはカゲチヨはその陽キャの中にいるということか?」
ルイ「そんな!とりあえず鏡で状況を確認させよう!」
そうしてなんとかカゲチヨに入っている人に顔を見せるために洗面台に立たせる!
カンナ「これが今のあなたの顔なの!カゲチヨっていう陰キャの!」
フィーア「さっきまでの顔と違いますよね?」
カゲチヨ(クゥ)「ホントだ・・・っていうかカゲチヨって言うんだ。」
ルイ「とにかく疲れてるんだ。歌の練習は・・・」
女子「ちょっとみんな~!練習始めるよ!」
ヒサメ「どうしよう・・・」
もうなんとかごまかすしか・・・
カゲチヨ(クゥ)「~♪!!」
ヒサメ「め、メチャクチャ上手い・・・」
アサヲ「あの像、選別は流石だな・・・」
カンナ「カゲチヨは苦労してるだろうな・・・」
sideカゲチヨ
さりげなくカガミとあむって奴から情報を聞いてみたが・・・
カゲチヨ「インフルエンサーのための学校!?メチャクチャいいじゃん!」
YOUTUBERのための勉強とか最高だろ!
カガミ「CSAがどんなところかも忘れてるって流石に重症だろお前・・・」
そうだった・・・頭打って忘れたってことにしてたんだっけ・・・
あむ「まぁ、クゥだからしょうがないか。」
さっきからあむってやつ毒舌だな。
カガミ「まぁ見ろ。俺の美しい顔を見れば記憶喪失も治るだろ。」
こっちもこっちで残念すぎる・・・
あむ「っていうかグループ課題の企画も覚えてないの?」
グループ課題なんてあるのかよ!
カガミ「この学校の最底辺だからな。課題こなさないと退学になるかもしれない。」
こいつもこいつで結構ハードモードな人生なんだな・・・仕方ない、ここは陽キャの体に宿るスピリットを活かして!
クゥ(カゲチヨ)「まあまあ!課題とか怠いし虫じゃね!?」
これぞ陽キャだろ!
あむ「ち、調子に乗んなよ、ド底辺が。」
カガミ「一生懸命なところだけがお前の取り柄だと思ってたのに。見損なったぞ。」
クゥ(カゲチヨ)「すみません嘘です!許してください!!」
くそー!こいつのキャラがつかめねー!!
ん・・・電話?
カンナ「カゲチヨ無事?なんかえせ陽キャ発言してそっちでの友情壊しかけてない?」
カンナ!?っていうかなんでドストライクな指摘なんだよ!
カゲチヨ(クゥ)「おーカンナちゃんとヒサメちゃんの言う通りじゃん!俺が俺の電話に出た!」
アサヲ「ちなみに合唱コンクールの練習はカゲチヨが引っ張ってる感じになってるぞ。」
だと思ったよ畜生め!!
フィーア「取りあえず残りの二人に電話を替わってください。事情を説明します。」
sideヒサメ
私たちはクゥさんの友達二人にも事情を説明した。
シディ「カゲチヨとクゥ?の中身が入れ替わってしまったのか。」
カゲチヨ(クゥ)「はい!P!ECEってグループで超ビッグなインフルエンサー目指してます!」
クゥ(カゲチヨ)「ホントに陽キャだな・・・」
あむ「どおりで今日のクゥは変だと思った~。」
カガミ「見た目は全然違うけどこうしてみるとやっぱりクゥっぽいけどやっぱり違うんだな。」
シディ「原因が解れば戻れると思うんだが・・・」
クゥ(カゲチヨ)「いや戻る気はねぇぞ。っていうか理由はわかってる。」
カンナ「そう、幸運の流れ星像。これで合唱コンクール成功するようにって願ったからだよ。」
あむ「なんでそこで入れ替わりが発生するの?」
フィーア「カゲチヨを陽キャにするのは無理だから代わりに陽キャと入れ替わらせて成功さようって魂胆だよこの像は。」
ヒサメ「それでいいのかなぁ・・・」
クゥ(カゲチヨ)「いいんだよ。つまり明日の合唱コンクールでお前が歌えば自動的に元通りってことだ!いいな!」
カゲチヨ(クゥ)「なるほどなー!わかった!」
あむ「いや軽すぎでしょ!」
カガミ「本当にいいのか?」
カゲチヨ(クゥ)「やりたい!」
あむ「課題は丸投げか?あ?」
フィーア「カゲチヨ、分かってますね?」
カゲチヨ「わかったって!やるよ!」
こうしてそれぞれの用事を終わらせることになるのでした・・・