妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺はカンナから事情を聞いた。
カンナ「まずはあの殺し屋の出所について聞かないとね。」
カゲチヨ「この町には情報屋もいて良かったぜ。まぁなんでいるかは考えない方がよさそうだけどな。」
俺は酒場に立ち寄る。
マスター「おやおや、最近話題のお二人じゃないですか。今回はあの凄い人は来てないんですね。」
カンナ「今回はまっとうにビジネスがしたくて。この二人知りませんか?」
俺は襲撃のときにこっそり撮っていた男の写真を見せる。
マスター「最近よく見かける腕のいい暗殺者、誰に雇われてるかは知りません。」
カゲチヨ「じゃあこいつは?」
俺はフィーアにちょっかいをかけていた男の写真を見せる。
マスター「これは聞くまでもありませんよ。この町の副町長ですよ、黒い噂の絶えない野心家の男です。」
カンナ「つまり町長になるためや町の知名度を上げるためならどんなことでもすると・・・」
マスター「えぇ、スポンサーの癒着や新型スピーカーの宣伝を融通して裏では賄賂を受け取っています。」
真っ黒だな・・・そんな悪党が何で俺達を挑発しに・・・
カゲチヨ「じゃあ、こいつについては?」
俺はあえてモテットの写真を出す。
マスター「ほう、ローレライの生き残りですか。歌声で魂を操る異宙人、最後の集落は喉を抉られて死亡らしいです。」
カンナ「新型スピーカー・・・喉・・・魂を操る美声・・・きな臭くなってきたねぇ・・・」
カゲチヨ「けどまだ憶測だろ?」
カンナ「でも、手は貸してくれるでしょ?まずは暗殺者に仕掛けたいからさ。襲撃とか迎え撃つのに向いてそうな通りをリサーチしてよ。」
カゲチヨ「やれやれ・・・働かすなぁ・・・」
プロデューサーと違ってこっちは練習もあるんだぞ・・・
sideカンナ
暗殺者への対策を終えたアーシたちは路上ライブなどで知名度を稼ぎながら練習をしていた。
ヨ―メイ「また同じところで間違えてる!」
カゲチヨ「お前もだろうが!フィーアも速くなりすぎだ!ドラムちゃんと聞け!」
フィーア「おかしいですね・・・」
モテット「熱くなったら冷たいものがいいですよ。」
ヒサメ「モテットくんありがとね。でもモテットくんみたいに歌えないなぁ・・・」
カンナ「大丈夫大丈夫!前よりも好評だし無事予選にも出れるよ!」
まぁ、副町長じゃなくて他の役員が来たけどね・・・
シディ「そうなのか!なら皆で打ち上げだな!」
そうしてシディや店のおごりを舌鼓を打った。
モテット「・・・あはは。なんか皆さんが明るくて笑ちゃいます。」
ヒサメ「あ、モテットくん笑った!じゃあ今のうちに写真撮っちゃおう!」
そうして予選がはじまるのだった。
sideヒサメ
司会「さぁ、予選も大詰め!最終グループにはお待ちかね。今話題沸騰のカレコレ屋がエントリーしてます。」
カンナ「やれやれ・・・ランダムとは言ってたけど最後にするって楽しみにしすぎでしょ・・・」
うぅ・・・緊張する。
カゲチヨ「おぉぉ・・・落ち着けヒサメ。」
ヨ―メイ「多分失敗しますごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
シディ「皆気を確かに、人という字を書いて飲み込むんだ!」
フィーア「じゃあシディさんには私が食べさせてあげます!」
モテット「やっぱりこうなりますか。」
カンナ「ステージに出れば爆発力が出るから大丈夫だろうけどね。」
そうかなぁ・・・
するとモテット君が手を掴んできた!
モテット「この町に滞在して分かったんですけど単純に技術や音は求めてない、重いとか希望を乗せて、魂を震わせる演奏を求めている。最後になったのも町がカレコレ屋を求めたから!そう確信してます!」
そこまで言われたらやるしかないよね!
私はそう言って出ていくのだった!
sideモテット
僕は演奏を聞こうと思ったんだけどカンナさんがある通りに連れてきた・・・
暗殺者「あがが・・・」
そこには竹で作られた罠・・・バンブーウィップに引っかかった暗殺者や異宙産の冷凍の効果のある液体の入った爆弾で足が凍り付いたもの。他にも様々な罠によって暗殺者はズタボロになっていた・・・
カンナ「よーし、アーシのセンスある罠でズタボロだね。」
モテット「どうしてこの通りに・・・」
カンナ「モテット日記帳書いてたじゃん。実はフィーアちゃんが暗殺者殴り飛ばしたときに取りつけようとしてたGPSを持ってきたから部屋にもつけられてたGPSと一緒にここに日記帳と一緒においといたんだよね。」
え・・・?日記帳盗んだの?
カンナ「そこは必要経費ということでご了承を。それにあの日記帳だってその襲撃犯からしたら証拠なんだから取りにくることも想定しないと。」
しょうがないな・・・
暗殺者「くそ・・・不足の事態を想定したのが仇になったか・・・」
カンナ「さぁ、雇い主と目的、工場を言いなさい。頼りになる副町長も今頃、コンサートで忙しいから呼べない。早くしないと鼻の通りが空前絶後に良くなるよ~」
そう言ってカンナが暗殺者の部下たちの鼻にセットしたのは爆竹だった!
部下「い、言えるわけないだろ!?アイツは口封じのための手段をいくらでも持ってるん・・・」
ドォォオォ!!
部下「ぎゃぁああ!?」
カンナ「あーあ、これ闇医者いったら治療費採算合うのかな?」
暗殺者「うぐぐ・・・」
カンナさんは次は耳に爆竹を突っ込んだ!
カンナ「ねぇ、目的と場所言えばこれ以上赤字にならずに済むけど?」
暗殺者「わ、分かった言う!場所は工場で目的はスピーカー・・・」
カンナ「じゃあお前たちは副町長の目論見通りに事を進めてよ。アーシがそこに罠張るから手伝いお願いできる?そしたら妖精王が雇ってくれるから黒字になるかもよ?早くしないと爆竹がぁ・・・」
部下「やります!よろしくお願いします!」
ドォォオン!
部下「ぎゃぁああ!?」
カンナ「まぁ、それとは別で人のもの盗もうとしたから罰金替わりね。」
暗殺者「こんなのかなうわけない・・・」
そうして僕たちは副町長たちの場所を聞くことができたのだった・・・