妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼は俺とフィーアで受けることとなった・・・
姉「大丈夫だからね・・・」
妹「・・・」
なんか震えてる姉妹が依頼人だ・・・
フィーア「そうですよー!困ったことはお姉ちゃんとお兄ちゃんが解決してあげるんだからー!」
相変わらずメロメロだな・・・
姉「よかった・・・お願いは私たちのパパのことなんですけど・・・」
話によると二人は異宙の住人に両親を殺されており、そんな二人を引き取り育ててくれたのが今のお父さんらしい。物静かな人だったが最近その父親が人間じゃないって噂がたったらしい・・・それで依頼人たちを食べるんじゃないかって噂にまで発展したらしい・・・
姉「その時くらいからパパもおかしくなっていってあるひパパは人間じゃない姿に変身して襲い掛かってきたんです。だからここに逃げてきて・・・」
フィーア「そんなことが・・・おそらく擬態能力のある異宙の住人ですね。」
カゲチヨ「それで助けてほしくてここにな・・・」
姉「依頼料はこれしかないけど・・・」
そう言って渡したのはおそらく妹と食べる予定であった卵ボーロだった・・・
カゲチヨ「全く・・・今回だけだぞ。」
フィーア「ちょうどおやつの時間でしたし丁度いいです。おやつ分はしっかり働きますよ。」
姉「ありがとうございます・・・」
姉はそう言って頭を下げた。
sideフィーア
そうして私たちは姉妹が教えてくれた家へと足を運ぶと獣のような姿をした異宙人がいた・・・
カゲチヨ「あんたが二人の父親か?」
獣人「お前たち・・・人間じゃないな・・・俺を討伐しに来たのか?」
フィーア「まずは話を聞いてからになりますね・・・依頼人は貴方が引き取った子供たちです。全部察してたみたいですよ。あの子たち。」
ーパパ、多分私たちを遠ざけようとしてるんです・・・私たちがパパと一緒にいられるようにしてください!-
獣人「そんな・・・!」
妹「パパ・・・」
近くに来たら襲われるかもしれないのについてくるほどですからね。
獣人「俺はただ・・・お前らが美味そうだったから育ててただけだ!」
カゲチヨ「いらーねーのか・・・?俺は吸血鬼だからな・・・いらねーなら俺が血をもらうぜ!」
フィーア「私も可愛がってあげましょうかね・・・!」
カゲチヨは血液で恐ろしい鎧姿で、私はあらかじめ着ていたコートのフードを深くかぶって姉妹を連れていこうとします・・・すると。
獣人「・・・!やめろ!娘たちに指一本でも触れてみろ!ただじゃおかないぞ!」
全く・・・素直じゃないんですから・・・
姉「パパ!いなくなっちゃうなんてやだよ!」
妹「なんで・・・!」
カゲチヨ「自分が両親を殺した異宙人だってわかったらショックを与える、他の人間に迫害されるかもしれない。」
フィーア「獣人の擬態能力があったとしてもごまかしがきかないことだって出てくる。だから傷が広がる前に・・・って考えたんですよね。」
獣人「・・・」
妹「私パパと一緒がいいよ!」
姉「パパはパパだよ!他の人にどう思われようとどうでもいい!たった3人の家族じゃん!」
獣人「あぁ・・・すまない・・・」
カゲチヨ「ちゃんといてやれよ。家族なんだろ?」
フィーア「そういう秘密はきちんと話してからにしとかないとだめですよ。」
獣人「・・・ありがとう。」
しかし・・・
フィーア「カゲチヨふらついてますけど大丈夫ですか?」
カゲチヨ「鎧出すのに血液使いすぎた・・・お菓子食べたとはいえただでさえこの時間低血圧なのに・・・」
早朝の依頼でしたもんね・・・
姉妹(しまらないなぁ・・・)