妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日はクリスがゲームを持ってきていた・・・
クリス「今日はドライとカゲチヨに恋愛ゲームのテストプレイしてもらいたくて依頼したんだ。」
カゲチヨ「まぁ、良いけどよ・・・」
ドライ「どんなタイトルなんですか?」
タイトルはときめきオードブル?
クリス「体にいい調味料を選ぶことでヒロインを攻略するっていうコンセプトだからな。」
健康と恋愛って合うのかよ・・・
ドライ「なるほど・・・つまりいい調味料で超魅了ということですか。」
カゲチヨ「そんなダジャレで付加価値つけたのかよ!?」
クリス「まぁまぁ取りあえずやってみてよ。」
仕方ねぇな…
sideクリス
早速プレイだ!
カゲチヨ「つーか調味料を選んで攻略ってどういうことだよ・・・」
幼馴染「もう!あんたはいっつもお寝坊なんだから!」
ドライ「なんだかヒサメちゃんに似てますね・・・髪色や容姿は違いますけど。」
クリス「よくわかったね。やっぱり普段いるような女性の方が親近感湧くと思って。」
カゲチヨ「妙なとこ凝り性だよな・・・さて世話焼き彼女が朝食を持ってきてくれたが・・・」
ドライ「朝食は最高級の黒毛和牛の焼肉みたいですね。」
カゲチヨ「いきなり王道から脱線してるじゃねぇか!!」
いやいや、王道だよ。
クリス「重い彼女っているだろ?」
カゲチヨ「だとしても朝食を重くするなよ!いくらヒサがモデルだからって!」
ドライ「それよりも選択肢を選ばないと。二択はお礼を言う言わないでしょうか・・・」
クリス「いや、焼肉のたれかおろしポン酢だ。」
カゲチヨ「クソどうでもいい!!焼肉を美味しくいただくことしか考えてねぇじゃねぇか!!」
まさに鈍感主人公だな。
カゲチヨ「こんな鈍感さいらねぇだろ・・・焼肉のたれでいくか・・・」
ーDEAD ENDー俺は死んだ・・・
カゲチヨ「展開が急カーブじゃねぇか・・・」
クリス「焼肉のたれが体に悪いのなんて常識だろ!果糖ブドウ糖液糖が入っててトウモロコシから作られるこれは老化物質のAGEsの生成量が10倍生成されるんだ。」
ドライ「けれど即死は表現か大げさすぎるんじゃないですか?今はそういうところも厳しいですよ?」
大丈夫。この主人公焼肉のたれをみずの様に飲むって言う設定があるからな。
ドライ「最後の一押しになるわけですか・・・これなら安心ですね。」
カゲチヨ「そうか!?」
sideカゲチヨ
やり直しかよ・・・
ドライ「けれど次は別の人間の攻略ルートみたいですよ。」
生徒会長「食事に誘ったのは他でもありません。実は私、あなたをお慕い申しているの。付き合ってくださる?」
今度はフィーア似の奴が来たな・・・確かに高貴な口調が似合う顔立ちだけどよ・・・
カゲチヨ「っていうかこういう生徒会長キャラは主人公のこと嫌ってるか無関心が鉄板だろ・・・なんでこんなに好感度高いんだよ・・・」
クリス「いきなり冷たくされて傷つくのが嫌な人のために主人公は学校を襲ったテロリストから生徒を守ったって設定にしてるんだ。」
調味料の量はえげつないから過去もえげつないのかよ・・・
ドライ「選択しは・・・天ぷらに塩をかけるか天ぷらに麺つゆをかけるかですね。」
こいつ高価な食事にしか興味ねぇ!!
カゲチヨ「鈍感すぎるだろ!?」
クリス「これがホントの塩対応。最近の恋愛はこういう塩対応系の美男美女にキュンキュンするんだよ。」
ドライ「そうなんですか?」
俺に聞くなよ!?っていうか塩対応ってこういうことじゃねぇだろ!
ドライ「うーん・・・減塩した方がいいですしここは麺つゆですかね。」
流石ドライ・・・こんなふざけたゲームなのに真剣に取り組むとは・・・その誠実さに免じてここは正解に・・・
ーDEAD ENDー全身から血を噴出して死んだ・・・
なんでだよ!!
クリス「麺つゆには添加物が入ってることもあって表示には発酵調味料としか書いてないから注意が必要なんだよね。」
だとしても極論すぎだろ!!
クリス「まぁ、設定として添加物麺つゆでシャワー浴びてるしな。」
それは添加物に関わらず体に悪いだろ!!
sideドライ
今度は幼馴染ルートでサンドイッチを作ってきたみたいですね。
カゲチヨ「っていうかヒサがモデルならもっとツンツンしててもいいんじゃねぇの?人見知り激しいんだし・・・」
クリス「ほら最近は時間を掛けずにクリアしたいって人が多いじゃん。だからデレデレでもおかしくないように主人公は銀行強盗から命がけで救ったって話があるんだ。」
カゲチヨ「需要にこたえようとして主人公がどんどん人間離れしてくぞ・・・」
ドライ「もう、不健康な成分に弱い異宙人にした方がいいかもしれないですね。」
クリス「そのアイデア頂き!」
そうして改善案を出しつつ僕たちは選択肢を選びます。
カゲチヨ「ごはんを作る理由を聞かれたらもうわかるだろ・・・」
いやそんなことより、サンドイッチにバターをかけるかマーガリンをかけるかになってますね・・・
カゲチヨ「選択にそんなことよりなんてつけるかよ!」
ドライ「そもそも人の作ったサンドイッチに調味料を足すのは失礼なんじゃ・・・」
ラーメンとか他のものならともかく・・・
カゲチヨ「もうどっちでもいいしマーガリンでいいだろ・・・」
ーDEAD ENDー苦しみが襲い掛かり死んだ・・・
カゲチヨ「スッキリしてる自分がいて嫌だ・・・」
ドライ「マーガリンはどうしてダメなんですか?」
クリス「トランス脂肪酸っていうのは入ってて心臓病のリスクを上げるんだ。」
なるほど・・・あれ?
ドライ「ですがテレビではその物質は減っていると聞いたのですが・・・」
カゲチヨ「ホントだな・・・技術の進歩で減ってるらしいな。しかも日本人はあんまりマーガリン使わないから気にしなくていいみたいだな。」
クリス「・・・もう2006年のマーガリンって付け足すか・・・」
カゲチヨ「じゃあ賞味期限切れじゃねぇか・・・」
sideカゲチヨ
次は生徒会長ルートか・・・
生徒会長「私・・・貴方の前でなら泣いていいかな・・・?」
おぉ・・・なんかフィーアと似た人が泣いてるのを見るとレアで守ってあげたくなるって感じになるかもな・・・
ドライ「これは定番ですね・・・そしてここで主人公が白い箱を取り出すみたいですね。」
まさか・・・結婚指輪か!
ドライ「冷ややっこですね。お腹がすいたらいけないと思ったらしいです。」
もう帰れよ!!しかも自分の飯かよ!
カゲチヨ「確かにお腹なったら失礼なタイミングだけどよ・・・この好感度なら笑って許してくれるだろ・・・」
ドライ「選択しは醤油か減塩醤油ですね。」
ほぼ味変わんねーだろそれ・・・ヒサみたいなことで悩むな・・・
こいつこそヒサがモデルなんじゃねーか・・・?
カゲチヨ「ここは減塩でいいだろ・・・」
ーDEAD ENDー昇天した・・・
いちいち死ぬ表現を変えてるのが腹立つな・・・
クリス「塩の代わりに塩化カリウムを使ってるから過剰摂取になって危険なんだ。主人公3ガロンくらい飲んでるから駄目なんだよな。」
カゲチヨ「もう普通にカッコいい設定生かして恋愛×アクションゲームでも作れよ!!」
俺は盛大に突っ込んでこのゲームを終わるのだった・・・