妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideクリス
その日俺たちはカレコレ屋に集まって業務報告をすることになったんだけど・・・
クリス「アザミ対策のためにヨ―メイとユカが色々と動くことになったからユカが代わりにこのロボットおいてったんだけど・・・」
カンナ「まさかのヨ―メイ型ロボットか・・・せめてユカ型にしてくれればいいのに。」
ヒサメ「でもこのロボット汎用型決戦兵器みたいだよ。名前はネクストヨ―メイ。」
フィーア「ヨ―メイのくせにネクストとか生意気ですね。なになに・・・取説には天才的頭脳であらゆる業務や発明、睡眠波や結界はもちろんポケットジョークに目がくらむような残酷描写もなんでもござれのロボットらしいですね。」
カゲチヨ「普通にヨ―メイより使えるじゃねーか!早速起動させようぜ!電源は・・・目立つこれだろ!」
バシッ!!
カゲチヨ「いだっ!突然ひっぱたいてきたんだが!?」
シディ「それは脊髄反射的に相手をひっぱたくボタンらしいぞ。」
なんでそんな紛らわしいボタンを・・・なになに起動するには細い針で耳の裏側の穴を押すみたいだな。
カンナ「なんかSIMカード取り出すみたいな仕組みだね・・・」
クリス「これでよしと・・・」
ヒサメ「でもこれ初期設定が必要みたいだよ。なになに・・・ネクストヨ―メイは優秀なAIアルゴリズムを搭載しているけどまだデータが何も入ってないので生まれたての糸ミミズくらいなにもできません。」
フィーア「えぇ!?行ってみればデジタル黎明期のデバイスと同じだからなんら変わらないからデータレコーダーで日常生活に支障がないようにしてください・・・」
カゲチヨ「厄介なロボット置いてったな・・・」
バシッ!!
カゲチヨ「いだっ!」
クリス「厄介なロボットって言ってもひっぱたくみたいだ。」
カンナ「抜け目ないねユカも・・・」
ということでデータレコーダーでデータを入れることになったけど・・・
クリス「これをインストールできれば道端でばったり知り合いにあったときの挨拶プログラムだな・・・」
カンナ「ちょっと待って・・・それだけのためにこの一時間インストール作業してるの?」
クリス「そうみたいだな・・・普通に日常会話ができるようになるまで60分テープ2400本くらいかかるみたい。」
フィーア「昼夜ぶっとうしでも100日くらいかかるじゃないですか!」
フィーアが足踏みすると・・・
ヒサメ「あぁ!うるさくしたからエラーがでちゃった!」
シディ「うぬ・・・繊細なのだな。」
カゲチヨ「あー!!」
四苦八苦しながらなんとかある程度ダウンロード出来たが・・・
カンナ「13本ダウンロードしたから2387本…先は遠いね・・・」
クリス「なんせ民生品のデータレコーダーじゃ60分程度でも0.5MBしかインストールできてないからな。」
カゲチヨ「はぁ!?スマホの写真一枚もねーデータ量じゃねーか!」
クリス「そうだよ、80年代だしそんなもんだったんだよ。」
カンナ「そんなへなちょっこなデータ量で当時の人って何をしてたの?」
クリス「へなちょこって言うけどな。全角の日本語なら20万文字保存できる。本で例えるなら文庫本一冊がカセットテープ一本保存できたんだぞ。」
シディ「なるほど当時の人からしたら手軽のその量を持ち運びできるのは画期的だな。」
クリス「そう、そしてプログラムを保存するには十分だったんだよ。」
フィーア「でもなんかあなの空いたぺらぺらの・・・苦労人デスクってのありませんでしたっけ?」
クリス「フロッピーディスクね。あれは読み込みも書き込みも速くて1.44MBあったけど高価だったんだよ。」
カゲチヨ「現代っ子の俺からしたらお話にならないデータ量だけどな・・・」
ノイン「おーい、お前らユカから説得されて同盟結んだから来たぞー・・・ってなにやってんだよ。」
ツェーン「文ちゃんなんかさっき説得しにきた女の子に似たロボットがあります。」
アインズ「おーすげー!俺の地元にはなかったものばっかだ!」
カンナ「ちょっと!見るからに機械音痴トリオがうるさくしないでよ!」
フィーア「今データダウンロードしてるんですから!」
ノイン「なんでインストールで静かにしなきゃなんねーんだよ!」
カゲチヨ「データレコーダーだから振動するとエラーが起きんだよ!」
アインズ「つまりこういうことか?」
ドン
カンナ「ぎゃー!またエラーが出た!!」
ツェーン「面白い音だしますねこれ。」
ヒサメ「ここまで13時間かかったのに!!」
ノイン「そんなに怒らないよ~悪気はないんだから~あれこのボタンなに?」
バシッ!!
ノイン「いってぇ!おいなんだこれ!」
カゲチヨ「それは自動でひっぱたく機能なんだよざまぁみろ!!」
カンナ「機械音痴がむやみに触るからそうなるんですよこのぶりっ子機械音痴!あんたはボタンじゃなくてぶりこでも食べてなよ!」
シディ「二人とも言いすぎだぞ。」
クリス「ダメだ・・・深夜テンションですっかりおかしくなってる。」
ノイン「なんだよその機能!厄介なロボットだな・・・」
バシ!ドカっ!!
ノイン「うぎゃ!」
ツェーン「文ちゃん!」
フィーア「おぉ。中々使えますね。」
ヒサメ「いや同盟相手あんなにボコボコにしたら・・・あれ?取り扱い説明書にまだ機能の欄が・・・なになに近くで異宙の能力が発動すると・・・」
どうなるんだよ・・・?
ノイン「あったまきた!くらえぇええ!」
ヒサメ「一緒にその能力を放つみたい。」
カゲチヨ・カンナ・フィーア「えぇええ!?」
ドカーン!!
結局ダウンロードは協力して少しずつやることになった・・・