妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
やれやれ・・・あのネクストヨ―メイにはえらい目に合わされたぜ・・・ってなんか机に置いてあるな。
カゲチヨ「なになに・・・織田信長と帰蝶姫の大冒険・・・なんかクソゲーの予感がするんだが・・・」
クリス「おぉ、随分懐かしいなー・・・80年代のマイコンゲームみたいだね。人間たちがやってたのを窓の外から見てたな。」
カゲチヨ「クリスは一緒に遊んでねーのかよ!?」
クリス「そのころはまだ異宙人と人間の溝は深かったし・・・それより早速遊んでみようぜ。」
まぁ確かにたまにはこういうレトロゲーもいいかもな・・・
カゲチヨ「ストメイ、こっちこい。」
クリス「その名前スト〇と同じ感じだからやめた方がいいんじゃねーか・・・?」
でも呼びやすいし・・・俺たちはゲームのフロッピーをストメイに入れた。すると・・・
カゲチヨ「なんか画面がじわじわでてきたぞ・・・」
クリス「昔はパソコンをマイコンって呼んでたんだけど処理速度が遅いしCPUなんてない時代だったから遅かったんだよ。こうやって1ロットずつじわじわ出てきたんだよ。」
せっかちな現代っ子からしたら地獄だな!
クリス「でもそれが味わいがあってよかったんだよ。」
カゲチヨ「うわ・・・キャラものっぺりしてるしクソゲーの予感しかしない・・・」
クリス「いやいや。当時はこれが当たり前だったんだよ!白黒ゲームなんてざらにあったんだから。どうやらアドペンチャーゲームみたいだね。昔は今みたいに動きの速いアクションゲームやレースゲームなんかは無理だった。静止画とテキストで状況を読み解いてコマンドをキーボード入力して謎を解く。物語体験ゲームが多かったんだ。」
なるほど・・・それはそれで面白そうだな。
クリス「じゃあ早速スタートして・・・」
うわっ!いきなりキャラに怒られた!
クリス「なんでスタートしたとたんに!?」
カンナ「二人ともなにやってるの?へぇ~昔のゲームか・・・いきなりスタートしたから怒ったんじゃない?」
カゲチヨ「なるほど、だったら・・・いえいえ、私ごときがスタートだなんて恐れ多いですっと!」
クリス「でもスタートしなきゃ始まらない・・・ってなんか穏やかな顔のキャラが出てきた!これでようやくスタートを・・・」
カンナ「ダメだよ。そうやって調子に乗るとまた怒り出すから。」
カゲチヨ「そうだな・・・ここはいやいや、本当に結構です。僕この後家に帰って排水溝のぬめりからポリフェノール300ミリグラムを取らないといけないので。」
クリス「どういうコマンドだよ!」
カンナ「でも穏やかな顔でポリフェノールくれるって言ってるよ。」
クリス「えぇえ!?」
sideクリス
そのあとは順調に懐かしい画風と想像力を掻き立てるスタイルに俺達はすっかり夢中になっていったしかしラストでデカい難関につまずいていた・・・
カゲチヨ「ダメだ・・・このボスキャラ戦多勢に無勢すぎる・・・」
カンナ「強大なドラゴン以外にも半グレ集団や特殊部隊、新興宗教団体に年二回やってくる甥っ子と姪っ子がいるもんね。」
クリス「時代設定無茶苦茶すぎるだろ・・・ってあぁ!甥っ子が大事なフィギュアで遊び始めた!」
カンナ「あぁ!手が取れた!」
カゲチヨ「ムカつくけど叱れなくて地味に辛い奴・・・ドラゴンがなんか言ってるな・・・」
げへへ・・・こうさんか?こうさんなのか?って言ってるな・・・
クリス「なんかアイテムなかったっけ?」
カンナ「えーっと牛乳の蓋に生産し忘れたタクシーの領収書。壊れかけのRADIO、ポリフェノール300ミリグラムしかないね。」
クリス「何で一つ曲のタイトルみたいなのあるの!?」
カゲチヨ「どっかでアイテムを拾い忘れたか・・・?いやこうさん・・・こうさん・・・そうかこうさんだ!」
するとカゲチヨがポリフェノール300ミリグラムを投げつけるコマンドを撃つと・・・
カンナ「やったー!ドラゴンが降参って言ってその後に軍団も雪崩式で降参して勝利したよ!」
クリス「えぇえ!?なんで!?」
カゲチヨ「ポリフェノールは抗酸化作用がある・・・つまり相手を降参化させるんだよ!」
まさかのダジャレかよ!
カンナ「じゃあリサイクルショップにあったこれやろうよ!」
俺たちはすっかりレトロゲームに魅了されるのだった!
noside
ネクストヨ―メイは焦っていた・・・このままゲーム機に成り下がるのではないかと・・でもそんな心配は杞憂だった・・・
カゲチヨ「やっぱロードするのが怠いな~・・・」
カンナ「そうだね。スキップ文化は偉大だよね!」
クリスは忙しさでハマってたことを忘れカレコレ屋にたむろってた2人は3日と持たずに飽きたからだ。