妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
えーっとここをこうして・・・今日は一日中依頼の掃除をしてましたと・・・
クリス「何やってんのカンナ?」
カンナ「ふふふ・・・カゲチヨとヒサメちゃんのSNSが結構なフォロワーになってるからアーシもストメイでSNSを始めようと思って。」
フィーア「あぁ、最近マシュマロってやつで質問答えるようになってますます人気ですよね。」
シディ「ついにストメイもSNSができるようになったのだな。」
ストメイ「そうなんですよ。それでカンナさんはオリジナルのSNSを作ったんです。」
カゲチヨ「インスタみたいなやつか?」
カンナ「違うよ。ニクシーみたいなオリジナルのやつ。」
クリス「あぁ、2004年ごろに爆発的に広まった日本製のSNS交流サイトだよ。」
ヒサメ「日本製のSNSなんてあったんだね・・・」
完全招待制で当時はニクシーに入ってることは一種のステータスだったし身元も明らかだったから安心感もあったんだよ。
カゲチヨ「今じゃ匿名でも書き込めるもんな・・・それでカンナのSNSってどんなのだ?」
ストメイ「憎しみぃっていうお互いを憎しみあい罵倒し合う強制参加型SNSです。」
ヒサメ「そんなの参加したくないよ!」
カンナ「異宙に転移したからストレスばっかたまってる人も多いでしょ?だからここでここですっきりした方がアーシたちがいつも依頼で関わってる奇妙な依頼で酷い目に遭うことも少なくなるって寸法だよ。」
フィーア「まぁ確かに一部は社会への不満やぶつけることのできない怒りによるものがありますけど・・・」
それに始めたばっかだからそこまで憎しみあってないよ。
カンナ「精々実家の墓じまいが終わってないことを言い合ってるくらいだね。」
ヒサメ「どうしてそんなこと言いあってるんだろ・・・」
sideクリス
カンナ「あっ、早速アーシの投稿を見た人がいるみたい。」
シディ「何でわかるんだ?」
ニクシーの機能には足跡機能っていうのがあってな。自分の記事を誰かが見ると読んだ人の訪問履歴が残るんだよ。
カゲチヨ「どんな人が自分の記事を読んだか確認できたら今後の発展につながるってわけか・・・」
クリス「妙齢の女性に見てもらえたときはこれがきっかけで恋が始まるかもと期待しちまったもんさ・・・」
ヒサメ「下心は走り出しすぎでしょ・・・」
フィーア「お母さんに言いつけますよ。」
ま、まだ独身だったしいいだろこのくらい!?
カンナ「でも憎しみぃはこれで終わらないんだよ!」
フィーア「なんか痛々しいマークがありますけど・・・」
カンナ「その名も傷跡機能!」
ストメイ「互いに罵倒し合った後相手が傷ついたら傷跡が表示されるんです。」
ヒサメ「見たくない機能じゃん!」
カンナ「さらに出血するくらい傷跡の場合は血の跡機能もあるんだ。」
シディ「血みどろになってきたな・・・」
フィーア「確かにこれくらいのリアリティなら罵倒しなれてる人も満足しそうですけど・・・」
カンナ「おっと、それだけじゃないよ。」
ストメイ「相手からの攻撃に備えて砦や城を築く機能の搭載しています。」
そこまでしてやるべきか・・・?
ストメイ「しかしそれも吹き飛ばすほどの悪口の場合は城跡になる機能も実装しました!」
フィーア「単に跡って言いたいだけじゃないですか!」
カンナ「でも誹謗中傷する側も楽じゃないんだよ?うっかり口を滑らせると炎上するでしょ。」
カゲチヨ「あー・・・売り言葉に買い言葉でコンプライアンス違反になるってやつか・・・」
カンナ「だから焼け跡機能も実装したの。」
ヒサメ「あえて炎上した過去残してどうするの!?」
カンナ「今のSNSだって罵倒すれば傷つく人がいて炎上すればそれは残り続ける・・・それを伝えようと思って作ったの・・・」
クリス「伝わるかこれ・・・?」
結局あまりに殺伐としすぎてはやらなかった・・・
カンナ「くっ・・・いつも罵倒し合ってる姿はどこへやらだね・・・」
ヒサメ「そりゃ匿名じゃなければそうなるでしょ・・・」
ストメイ「兵どもが夢の跡ですね・・・」