妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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恋の大波乱

sideシディ

今日は依頼もなかったので全員でくつろいでいたのだがカゲチヨとヒサメが会話をしていた。

 

「へ!?ヒサ、クリスマス予定あんのかよ!?」

 

「うん。」

 

「な、なにがあんだよ・・・?」

 

「なんでカゲに言わなきゃいけないの?」

 

「まぁ、俺もクリスマスはデートだしいいけど!」

 

「へっ!?」

 

カゲチヨはまた素直になれずにいた。

するとボティスから

 

「黙ってなにもしないことが優しさではないぞ。」

 

と言われた。仕方ないやるか・・・俺は前からボティスが話していた作戦を実行することにした。

 

sideヒサメ

別の時間私はシディとフィーアちゃんが会話しているところを見た。

 

「今日はいい天気ですね。シディさん!」

 

「ああ、そうだな。」

 

「今日はどこかに出かけませんか?」

 

「おお!いいな、早速三人と行こう!」

 

「えっとあの・・・はい・・・」

 

フィーアちゃんそこはもっと押さないと・・・

私がヤキモキしていると

 

「見てるだけが応援とは限らないんじゃない?ここは心を鬼にしてさ・・・」

 

「そうだね・・・」

 

私はカンナちゃんに言われたことを実践することにした。

 

sideカゲチヨ

あの日から翌日また依頼もなくくつろいでいると

 

「ヒサメ、最近はどうだ?」

 

シディがヒサに話しかけた。

 

「え?なに急に?楽しいよ。」

 

「そうか、その・・・ヒサメは最近好きな人とかいるのか?」

 

シディが問いかけたのは普段のアイツからは想像できない内容だった。

ゲームをしていた俺も、そして筋トレをしていたフィーアも聞き耳をたてる

 

「好きな人?ミキとかノリコとかは仲良しだけど?」

 

「そういう意味ではなくて異性としてだ。」

 

なっ!?

 

「うーん、そういうのはいないかな?」

 

「そうかそれはよかった、ヒサメ来週の土曜日デートしないか?」

 

「うん、いいよ。」

 

ばたん!

 

フィーアが腕立ての最中倒れた!

 

「大丈夫?」

 

カンナが心配するが

 

「え、ええ大丈夫です・・・」

 

明らかに動揺していた・・・

 

「カゲ男、お主もやけに汗をかいておるがどうしたんじゃ?」

 

ボティスのやつ・・・わかってて・・・・

ここはクールに

 

「い、いやー!ゲームで白熱しすぎてなぁ!暑い暑い!」

 

そう言ってても帰り道ではかなり動揺したっていうか

どうなってんだ!?シディがヒサにアプローチ!?

そんな素振りなかったのに・・・もしシディが本気出したらどんな女でも・・・

そんなことを考えていると

 

「カゲチヨ」

 

シディに話しかけられた。

 

「どうしたんだよ?」

 

「少しお前と話したくてな。カゲチヨはヒサメのことどう思ってるんだ?」

 

「ヒサ?ま、まぁ普通にカレコレ屋の仲間だよ。食いしん坊、そんでビビり!」

 

「そうか、俺は今までお前に遠慮していた。人を好きになる気持ちも分からなかったしな。だが、それもやめだ俺は素直になるぞ。」

 

そ、それって・・・

 

「俺はヒサメを狙わせてもらう。」

 

「ちょっと待てよ・・・俺らカレコレ屋で・・・」

 

「それとこれとは関係ないだろとにかくそれを伝えたくてな。俺は、素直に言ったぞ。」

 

そういってシディは去っていった。

俺は・・・俺は・・・・

 

sideフィーア

どうしてこんなことに・・・

ヒサメちゃんデートすんなりOKって・・・

ヒサメちゃんまさかシディさんのこと・・・

今までカゲチヨのこと好きな素振りしてたのは演技だったんですか?

ヒサメちゃんが本気でアプローチされたらどんな男子だって・・・

そんなことを考えていると

 

「フィーアちゃん」

 

ヒサメちゃんに呼び止められた。

 

「・・・なんですか。」

 

「シディのことはどう思ってるの?」

 

「え!?えーとまぁ強いし、優しくていつも助けてもらってますね。」

 

「そう、私は本気でシディのこと狙うし全力でアプローチするからそのことを伝えにね。」

 

 

「そ、それって・・・」

 

「私は積極的になるよ。」

 

そういって去っていきました。

私は・・・

 

sideカンナ

そうして次の土曜日になったんだけど・・・

 

「なにやってるの?二人とも・・・」

 

フードを深くかぶったカゲチヨとサングラスで変装したフィーアちゃんがデートの待ち合わせ場所ににいるところだった。

 

「なにをしとるんじゃカゲ男にフィー子?」

 

「ボティス!?カンナどうして・・・?」

 

「いやまずお前が何でじゃろ?」

 

ボティスにつっこまれるカゲチヨ

 

「わ、私たちはカレコレ屋として・・・」

 

「だからって他人のデートののぞき見はだめでしょ・・・」

 

アーシは二人にそういう。

 

そうこうしている間に二人は集合してデートを開始した。

町のあちこちで歓声が沸いていた。やっぱ絵になるねー!

まず二人はスケート場に向かいました。

 

「凄い!シディ上手いね!」

 

「ヒサメもセンスがいいな!」

 

「雪女ですから!」

 

そんなお茶目な会話をしていた。

まぁ、二人とも運動神経いいしね。

それにくらべてこの二人は・・・・

 

「や、やべぇ・・・進むことも戻ることもできねぇ・・・」

 

「ここは私が・・・しまった追い抜いてしまいました・・・」

 

運動神経ゼロのカゲチヨは手すりにつかまって生まれたての小鹿のように足を震わせ、

逆に運動神経が良すぎたフィーアちゃんは二人のあとをつけるつもりがスピードスケート選手のようなスピードで二人を追い抜いてしまった・・・

 

「同じ男女二人なのにロマンもかけらもないのぉ。」

 

ボティスがいうけどまぁ、相性とかもあるしね・・・

 

そして二人は立派なレストランにやってきた。

 

「うわー!おいしそう!」

 

「依頼で知り合った人の店なんだがヒサメと一緒に行きたいと思っていたのだ。」

 

なんかもう出来上がってるね~!

するとカゲチヨは

 

「な、なんだ・・・このオシャレで高そうな店は・・・俺の財力じゃ入れねぇ・・・」

 

早くも尾行の難題にブチあたっていた。

 

「シディとそう変わらんじゃろ。」

 

ボティスの言う通りだけど・・・

 

「今月課金しすぎちまって・・・くそっこれも全てスマホゲームのせいだ!」

 

「いや、アンタのせいでしょ。」

 

アーシは突っ込むほんと金銭管理がばがばだよね・・・

 

「まかせてください・・・」

 

そういってフィーアちゃんは財布の中から万札をだした。

 

「フィーアお前・・・」

 

「こんな時のための貯金ですよ・・・」

 

「むなしい貯金じゃの。」

 

ボティスの言う通りデートつけるために貯金ってなに?

 

取りあえずアーシたちは二人の席が見えて少しはなれた席に座った。

 

二人はしばらく食事を楽しんでいたんだけど・・・

 

「なぁ、ヒサメ今日デートしてみてどうだった?なにか思うことはあったか?」

 

そう言った。クライマックスだね!

 

「な、なんだ?雰囲気が・・・」

 

「やばいですね・・・」

 

二人とも焦ってるな~!

 

「どうって・・・楽しかったよ。」

 

「そうか・・・」

 

そういって二人は顔を近づけて口づけをー

 

「待てよ!」

 

「そうですよ!」

 

よしよし・・・

 

「カゲ!?」

 

「フィーア!?」

 

「な、何しようとしてんだよ・・・」

 

「なんで止めるのフィーアちゃんには関係ないでしょ?」

 

「それは・・・」

 

「素直に答えたらどうだ。二人とも。」

 

「それは俺が・・・」

 

「私は・・・」

 

おお!いけるか!

 

「はぁ、やめだボティス。」

 

「ごめん!カンナちゃんやっぱり無理!」

 

え~!

 

「は?」

 

「なんですか急に?」

 

「これ以上はカゲチヨが辛そうだ。」

 

「やっぱりフィーアちゃんにはペースがあるし・・・」

 

じゃあネタ晴らしするか~!

 

「せっかく面白いところじゃったのに!」

 

「そうだよねー!」

 

「ふたりのためじゃないの?」

 

「ドロドロして面白そうじゃからそそのかしただけじゃ!」

 

「ごめん、私たち二人に言われてカゲとフィーアちゃんを積極的にするためって言われてたんだよね・・・」

 

「なるほどな・・・ボティス、カンナお前ら俺たちで遊びやがったなぁ!」

 

「さすがにやりすぎですよ!」

 

はははは!大成功!

 

sideフィーア

うう・・・まんまと騙されました・・・

 

「今日は四人で食べよう。」

 

「そうだね!カゲの顔見たらお腹すいちゃった!」

 

「何でだよ!」

 

まぁ、まだこの五人での関係は最高ですけどね!

 

 

 

 

 

 

 

 

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