妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
長編になるのでよろしくお願いします!
noside
今日もカゲチヨ達に依頼はなくカレコレ屋でくつろいでいた。
「あー暇だなー」
カゲチヨがあまりの暇さに独り言を言う
「このちんけな店もついに終わりか!いい気味じゃ!」
ボティスが嫌味を言う。
「だが依頼人がいないということは困っている人も少ないということだ俺は良いことだと思うぞ。」
心優しいシディは困っている人が少ないことをポジティブに喜んでいるが・・・
「いーや違う!カレコレ屋の不況はこいつらのせいだ!!」
そういってカゲチヨは全員にあるサイトを見せる。
「オールグレイズ?」
「私たちと同業者のようですね。」
サイトをみてヒサメとフィーアが分析する。
「メチャクチャ金はとるけどどんな願いでも必ずかなえてくれるって最近噂になってるんだよ!」
「凄い!必ず願いを叶えてくれるってすごく興味でてきた!」
カンナが目をキラキラさせて言う。
「早い安いテキトーのうちとは真逆だね・・・」
ヒサメがカレコレ屋のモットーと真逆なのに情けなくなっている。
するとカゲチヨは
「くっそー!許せねぇ!!わざとかなえられない依頼して評判落としてやるぜ!」
とんでもなくクズな作戦を実行しようと外にでた。
「小さいですね。」
「こういう時はどっしり構えとけばいいんだよ!」
フィーアが罵倒しカンナが気にしない発言をしていると
「うぬ?」
シディが倒れている青年を見つけた。
「酷いけが!」
ヒサメの言う通り青年は血だらけになっており手当が必要だったのですぐにカレコレ屋に運んだ。
sideヒサメ
男の子をカレコレ屋に運んで手当してしばらくたつとその子は起きた。
「う・・・ここは・・・」
「カレコレ屋だよ。うちの目の前でぶっ倒れてたの覚えてねーのか?」
カゲが状況を教えてあげると
「じゃあ君たちがカレコレ屋の!?」
どうやら私たちを知ってるようだった。
「お願いします!助けてください!僕は…騙されたんだ!オールグレイズに!」
その子の口から飛び出したのはさっき話してた何でも屋だった。
詳しく話を聞くと依頼人は家族を事故で失いずっと生きる気力を失っていたみたいそんなときにオールグレイズの噂をきいて半信半疑で尋ねたみたい家族に会いたいとお願いした。
「いくら何でも無理ではないか?」
シディが言う通りいくら何でも死者蘇生は・・・
「それが・・・オールグレイズは異宙の住民の力を借りていて一回だけならあわせてくれるといったんです。」
依頼人は依頼料として貯金や家を払ったんだけど・・・
「会えなかったと・・・」
カンナちゃんが言うと
「はい・・・でもお金も返してもらえず警察に相談しようとしたらアイツらに殺されかけて・・・」
「ケガはそのときのか。」
カゲが確認したカレコレ屋のことはオールグレイズを調べているときに知ったみたい
「お願いします!アイツ等をやっつけてください!同じような被害者が出ないように・・・」
「なるほど事情はわかった。」
「どうしますか?カゲチヨ。」
シディとフィーアちゃんがカゲの意思を問うと
「どうもこうも断る理由がねぇだろ?」
「そうだね!それに今までどうやって依頼こなしてきたか興味あるし!」
カンナちゃんもやる気のようだ。
こうして私たちはオールグレイズについて調べることになった。
noside
こうしてオールグレイズを探すことになったカレコレ屋なのだが・・・
「色々調べてきたけどオールグレイズって実態はかなり謎みたいだよ。」
ヒサメが情報の獲得の難しさに苦労していた。
「ええ、願いがある人間にしかたどり着けないらしいですからね。」
フィーアも難しい顔をしていった。
「ネットでは住所も携帯番号も載ってないしまるで秘密結社って感じだよね!」
カンナがワクワクしながら答える。
「聞き込み調査しても悪いうわさも出てこなかったな。」
シディも収穫なしのようだ。
「けどいたんだよ。聞き込みしたやつのなかで直接話してーってやつが。今から来るから。」
カゲチヨは有力そうな情報を獲得していた。
「え!?今!?」
いきなりのことにヒサメも困惑している。
「流石カゲチヨ仕事が早いな!」
シディは褒めてはいるが・・・
(こいつオールグレイズが邪魔だからってやる気に満ち溢れてるな・・・)
ヒサメは彼の心を察して呆れていた。
すると突然
「俺ちゃんもカゲチヨさんと同感です。」
突然背後から声がした。
「!?」
五人が驚いて振り返るとそこにいたのは片目が隠れた男とカメラの頭をした生物だった。
「なんでブラックがいんだよ!」
そう彼の名はブラック、そしてその隣にいるのは相棒のカメラちゃん。
彼は人間の裏側を暴く悪魔系YOUTUBERとして活躍している悪魔である。
そしてカレコレ屋とはかなり強いかかわりをもっている。その話はあとで書くとして・・・
「なんでって、待ち合わせしたじゃないですか。」
「じゃあ、オールグレイズの情報提供者さんって・・・」
ヒサメが予想を口にすると
「俺ちゃんです。」
そう答えた。
「じゃあブラックは奴らのことを知っているのか!?」
シディさんが問いかけると
「いえ、皆さんと同じくらいの情報しか。」
予想外の答えが返ってきた。
「では話したいこととは?」
フィーアが言うと
「俺ちゃんも彼らのことを調べてるんですよ。それを伝えておきたくて。」
「普通に伝えろ!」
カゲチヨが言うがそういうミステリアスで読めないところが彼の魅力なのだ・・・
そうして五人とブラックはカレコレ屋に戻ってきた。
「ところで今日はさとしくんはいないの?」
そうヒサメの言う通りいつも彼は動画を撮るときはさとしという小学生と一緒なのだが・・・
「えぇ、これは俺ちゃんの個人的な興味なので。どんな願いでもかなえる何でも屋の裏側・・・暴いてみたいですねぇ。」
ブラックはそう答える。
「やっぱブラックさん面白いなぁ・・・」
カンナはそうつぶやく
「カゲチヨさんたちも彼らを調べてるんでしょ?俺ちゃんの撮影を手伝ってくれるなら色々協力しますよ?」
ブラックはそう持ち掛けると
「なんじゃ、また変な奴を連れてきたな。」
ボティスがツボの中から出てきてブラックを見て言う。
「こんにちは悪魔系YOUTUBERのブラックです。」
「悪魔じゃと~」
ブラックが挨拶するとボティスは怪訝そうな顔でブラックをみる。
「ボティスも悪魔だから二人は仲間みたいなものだな!」
シディがそういうと
「ハッ、ワシはソロモン72柱じゃぞ!?人間の作ったものなんぞに傾倒するバカと一緒にするな!」
古の悪魔のプライドからなのかそう突っぱねる。
「うぬ?何が気にいらなかったのだ?」
「悪魔にもいろいろといますからね。」
ボティスが怒るのに疑問を持ったシディにブラックがそう答えて取引を続ける。
「で、どうします?契約しますか?」
「・・・ってするか!いつもさとしが酷い目に合ってるの知ってんだぞ!」
そう彼の契約は一見すれば魅力的だが彼が用意した分厚い契約書を読まずに安易にサインするとトンでも無い目にあうのだ・・・
「カカカっ、あれはさとしくんの自業自得です。」
まぁ、さとしもろくでもない願いで契約するのでどっちもどっちだが・・・
「契約はしねーけど協力はしてもいい。」
「今のままと手がかりないしブラックさんの悪魔的な力でどうか!」
カゲチヨとカンナが共闘を持ち掛けた。
「まぁ、ブラックさんの能力は頼りになりますしね・・・」
「うむ、ブラックがいれば心強いな。」
「あの人のためにも見つけたいしね・・・」
シディとフィーア、ヒサメ賛成している。
「では今回は共闘ということで。」
こうしてブラックの悪魔の力で本拠地を見つけ出したのであった・・・
sideカゲチヨ
こうして本拠地に来たんだが・・・
「面白い形の建物だな。」
シディの言う通り家は目や描かれていてまるで顔をイメージした不気味な家だった。
「ここにオールグレイズがいるの?」
ヒサがブラックに確認すると
「間違いありません。どーします?カゲチヨさん。」
ブラックが問いかけてくるがよく言うぜ・・・
「その気なのに聞くんじゃねーよここまで来たら行くしかねーだろ。」
そういって入ったんだが・・・
「真っ暗ですね。」
ブラックの言う通り光がないホントの暗闇だったんだ・・・怖ぇ・・・」
「シディ前歩いて~」
「うむ、四人とも気をつけろ。」
やっぱ頼りになるぜ!
「さっきまでの威勢はどこいった。」
「口だけにならないでくださいよ・・・」
うるせー!ここまで暗いと誰だってこうなるだろ!
「シディさん俺ちゃんもいますよ?」
「ブラックは強いから大丈夫だ。」
「シディさんに褒められるなんて光栄ですね~」
「でもここまで暗いとなんかでたりして・・・」
おいカンナ辞めろ!皆で騒いでいると
パシャッ!
「ウヒャっ!?」
俺はビビって情けない声を出してしまう!
「カメラちゃん!」
「じー!」
ブラックはカメラちゃんと後ろを見るが誰もいなかった。
「・・・ネズミでもいたんでしょうか。」
「ったくびびらせんなよな~。あ、俺がじゃなくてな?うちのヒーちゃんは怖がりだから・・・」
そういってヒサをからかおうとしたが・・・
「え・・・?」
「四人がいなくなってますね。」
そう、あたりを見回しても四人がいなかったのだ。
「くそっ・・・!」
俺は探そうと駆け出すが
「落ち着いてください、この廊下の奥・・・鬼ヤバな予感がします!」
ブラックがそういう、とりあえず廊下の奥を調べてみるか・・・
そして廊下の奥の部屋にいたのは頭が鏡になっている人型の生物だった。
「これはかなり鬼ヤバですよ。」
「悪魔に刃向かうとは・・・愚かな奴らだな・・・」
そういって奴は青い火の玉を出してきた!
「悪魔!?こいつも!?」
「そうみたいですね~でも名前もない下級悪魔です。俺ちゃんたちの敵じゃないですよ。」
なるほどだったら・・・
「よし、じゃあ行けブラック!」
「俺ちゃん武闘派じゃないんですけどねぇ・・・」
はぁ!?
「俺だってカレコレ屋ではブレーン担当何だぞ!」
「それはカンナさんでは?」
「アイツは危険なブレーンだ。」
「カカカ!確かに!」
まぁ、そんなことグチグチ言ってる場合じゃねーな!
俺は血液で奴を拘束!
「・・・」
ボウっ!
マジか・・・奴の炎で血液を焼かれてしまった・・・
「あらら」
「おいブラック!強ぇじゃねぇかよ!?」
「おかしいですねぇ、下級悪魔にここまでの力があるとは。」
あぁ仕方ねぇ!
「ブラック、共闘するっていったよな!?俺がアイツを追い込む!
間合いに入ったらどうにかしろ!」
「どうにかとは?」
そこはアドリブだ!
俺は奴のだす火の玉をよけ
「おらっ!」
血液の雨を降らせ足止めをする!
「ブラック!今だ!」
「了解です!」
くっ!?
ブラックはそう言って俺に刃を突き刺した。
そして俺の体は倒れる。
「カーカカカッ!ディス・イズ・炎ターテイメント!」
ブラックはお馴染みのセリフをいって高笑いする。
「馬鹿な男だ、悪魔は人間と共闘などしない・・・」
くそっ・・・
悪魔が俺を足蹴にして馬鹿にする。
「こいつは不死身らしいが弱点がある。そうだったな?」
「えぇ、すみませんカゲチヨさん、オレちゃんみなさんをここに連れてきたかっただけなんです。」
あとで覚えとけよ・・・!
そう思って俺は機を伺うことにした。