アテネちゃんの執事!   作:通行人A'

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Task46:砂漠のエンカウンター パッチ2.0

 

 

 

 ――ちゃん、兄ちゃん!

 

「え?」

 

 目を開けると、そこは一面の雪景色――ではなく、一面の砂景色だった。

 

「おお、起きたか兄ちゃん!」

「えっと、あの」

 

 むくり。身体を起こすと、心配そうに顔を覗き込んでくる老人が。フードを被り、こんがりと焼けた肌にはいくつものしわが刻まれている。

 

「大丈夫かい兄ちゃん、立てるか」

「えぇ、大丈夫です。ありがとうございます」

 

 老人の声に頷きながら、綾崎ハヤテはよろよろと立ち上がる。まだぼんやりとした意識ながら、視界から入ってくる周りの状況を丁寧に脳内で咀嚼する。一面に砂の海が広がっている、ここは砂漠だろうか。

 砂漠?何故?

 

「びっくりしたわい。王国に着く目前で力尽きた旅人かと思ったわ」

「えっと」

 

 だんだんと意識がはっきりしていき、同時に記憶も脳裏に流れ込んできた。

 さっきまで教会にいたはず……そうだ試練だ。確かカプセルに入って仮想世界に。そうだった。仮想世界だ。

 

「あの、おじいさん!ここはどこですか!?今は何年です!?」

「お、おお、なんじゃいきなり!これ、落ち着かんか」

「僕以外の人を知りませんか!?金髪のツインテールの女の子とか!」

 

 ハヤテは老人の肩を掴むと、問い詰めるように激しく揺する。いきなりの事に目を丸くする老人は、それでもなんとか宥めるようにと声をかけ続けた。

 そんな応酬が数分続いたが、ようやく落ち着いて息をついてハヤテは申し訳なさそうにそっと肩から手を放す。

 

「すみません、ちょと気が動転してて」

「そのようじゃな、ほれ水でも飲みなさい」

 

 ありがとうございます。差し出された瓶を口元に。すっと冷たい清流が身体を駆け巡る感覚。そうして一気に脳までクールダウンするのもひしひしと感じた。

 

「ここは王国東部の砂漠じゃ。物流業者が利用する道が整備されておる」

「王国って」

 

 老人がさっと手を向ける先には、大きな大きな鉄の門がそびえ立っていた。いや、門と言うよりはあれは壁だろうか。巨大な壁が何かを囲うように一面に伸びている。

 

「ここ、アルダハ王国じゃ。周囲を鉄の柵で覆われた砂漠のオアシス、この東門と反対の西門からしか入ることができない鉄壁の要塞都市じゃよ」

「やっぱり、ここは仮想世界なのか」

「なんと?」

「あ、いいえ!こっちの話です」

 

 苦笑いをしてごまかすと、老人は「その様子なら大丈夫そうじゃな」といって彼の前から離れていった。「ちょっとおじいさん!」。慌ててハヤテが声をかけるが、一転して反応せずにそのまま門に向かって歩くのを止めない。まるで役割を終えた人形のように。肩を叩いても、腕を掴もうとしても止まらずに歩き続ける。

 

「もしかして、この世界の住人ってこのなのかな」

 

 NPC(ノンプレイヤーキャラクター)

 ユーザーが介在していない、プログラムに設定された動きをするキャラクターだ。彼の言葉にある程度反応を返してくれていたのは、そういったAIが組み込まれているからなのだろうか。

 

「仮想世界、か」

 

 国の名前はここに来る前に修道士やAIシステムから聞いていた。改めてここが現実ではなく、仮想世界であると理解するハヤテ。しかしまだ、実感はできない。

 先ほどの飲料の感覚といい、今頬にあたるそよ風の感覚といい、照りつける太陽の暑さといい、まるで本物だ。言われなければ、ここが現実でなないなどと誰が納得できようか。

 

「実際に体験してみると本当にすごいな……これが疑似体験だなんて信じられないよ」

 

 もう一つの現実。こんな技術が世の中に出回ってしまったら、一体世界がどうなってしまうのか、末恐ろしくもある。

 

「って感心してる場合じゃないぞ!お嬢様は、他の皆さんはどこに!?」

 

 慌てて周囲を見回すが眼前に広がるのは砂漠のみ。それ以外の景色は、先ほど老人が紹介してくれた鉄の壁に囲まれた門だけだ。闇雲に砂漠を歩いても、このフィールドがどこまで広がっているのか見当もつかない。

 

「もしかしたら、僕よりも先にこの国に入っているのかもしれないし」

 

 あの門に向かってみよう。

 ハヤテは足を動かし始めた。砂は想像以上に柔らかく、そして深い。足をとられながらも、よろよろと前進していく。

 

「こんな感触まで再現されてるなんて……」

 

 慣れないと上手く前にすら進めない。仮想世界だから疲労なんてないはずなのに、心なしか疲れすら感じる気さえする。

 そんな風にこの仮想世界のリアリティさをまざまざと実感しながらも、ハヤテはなんとか門の近くまで辿り着いた。

 

「おい貴様!」

「え?」

 

 不意にかかってきた声。何かの騒ぎか、キョロキョロと見回すが特別になにか起きているようには見えない。

 

「貴様だ貴様!そこの水色の髪のお前だ!」

「え、僕?」

 

 ハヤテのことらしい。声の方向に顔を向けると、銀色の胸当てとサレット*1を被った青年が、彼の方を睨んでいた。しかし、その顔にはどうも見覚えがある。つい最近、図々しくもハヤテ達のパーティーに潜り込んできた同級生の――

 

「って、東宮さん?」

 

 思わず目を見開くハヤテ。それもそのはず、兜から覗くその顔は東宮康太郎そのものだったからだ。

 何だ、彼も自分よりも早くにこの世界に到着していたのか。

 

「良かった、何かシステムトラブルが起きたみたいな起きたので離ればなれになってしまったのかと」

「は?」

 

 ハヤテは安堵するように息をつくと、東宮に近寄っていく。

 

「けど、なにをやってるんですか?そんな本格的なコスプレまでして」

「な、なんだ貴様!それ以上近づくな、僕は王国兵だぞ!」

「いやいや、そういうのはもういいですから。それよりもお嬢様たちはどこにいるか」

 

 つい今しがた、教会で一緒に試練を受けるべくフルダイブしたばかりじゃないですか。もう順応してあまつさえロールプレイまでし始めているとは。

 しかし、東宮はずっと警戒するように肩をこわ張らせ、ハヤテを睨み付けている。

 

「待て!そもそもどうして僕の名前を知っている?」

「……東宮さん?」

「その風体、行商の人間ではないな?さては砂漠の賊か?」

 

 どうも、話がかみ合っていない気がする。それどころか、彼の態度がいささかおかしい。その目にはありありと敵意色が浮かんでいるだけでなく、何か得たいの知れないものを見たときのような訝しげな色も混じっている。表情は完全に緊張で堅くなっているのが伝わってくるほどだ。

 

「あの、東宮さん、ですよね?」

「そうだ。僕はこのアルダハ王国期待の新兵にして、将来の師団長になるべく生まれた男さ」

「はぁ」

 

 顔がうり二つの別人、という訳ではないようだ。しかしこれは一体どういうことなんだろうか。彼はまるでこの世界の人間になりきっているように見える。

 

「で、貴様は誰だ?王国に入るには証明書が必要だが、もちろん持っているんだろうな?」

「あ、えーと……」

 

 このまま会話をしていても埒が明かない。ハヤテは少しばかり大げさに周りを見回すと、思い出したように手を打った。

 

「証明書ですよね!すみません、さっき馬車に置いてきたみたいです!一旦取りに戻りますね」

「あ、ちょっと待ておい!」

 

 言うが早いか、制止の声も無視してハヤテはそくさくと門から離れていく。そうして、最初に倒れていた場所まで戻ってきた。

 

(弱ったな、一体何が起こってるんだ?)

 

 困惑したように周りを見回すが、広がる砂の海と細く続く道が地平線まで延びているのみ。手がかりらしいものも見当たらない。

 

「恐らく、フルダイブの時に何らかの不具合が発生して一時的に記憶が改ざんされているのだろう」

「え?」

 

 そんな時、ふと声が聞こえた。この世界の住人の喧噪ではなく、明らかに、ハヤテに向けられてかけられた声だ。

 振り返ると、彼の後ろにはいつの間にか、1人の男性が腕を組んで立っていた。

 

「あなたは?」

「アレキサンマルコ教会の神父、リィン・レジオスター。人はそう呼んでいた」

 

 比較的若く、額にはこれ見よがしにバッテン模様の傷がある。首から下げられた金色の十字架のネックレスと黒い祭服の組み合わせは、ともすれば好物が麻婆豆腐かもしれないと思うほどに様になっていた。

 

「神父?」

「呼びにくければ秋葉のロード・ブリティッシュとでも呼んでくれたまえ」

「いや絶対に嫌ですけど」

 

 胸に手を当ててお辞儀をする神父の格好をした男にハヤテは訝しげに眉をつり上げる。

 

「というか、教会の神父って言いました?」

「正確にいえば、元神父だがね。私の生身の肉体は遙か昔に朽ち果てている」

「え?」

「平たく言えば私は死人ということだ」

 

 さらりと言ってのける神父に思わず

 

「え?でもその姿は?」

「この姿は私が20代のときのものだな。死んだはいいが、なんか若返った姿のままでな。特に疑問もなく今日まで過ごしているのだが、原理はと聞かれると――」

「あ、いやそういう事ではなくて」

 

 ハヤテは勝手に説明を始めそうになる神父を遮りつつ、さて何からツッコむべくかと思案を巡らせる。

 

「えっと、そうですね……まず、その話を信じるとして、神父さんは」

「日本橋(大阪の方)の風雲児と呼んでも構わんぞ、少年」

「呼ばんわ。神父さんは死んだと仰ってましたが、つまり幽霊ってことですか」

「ふむ、そんなところだ。遺憾ながらこの世に未練が有り余っていてな」

 

 神父は遠い目を空の彼方に向ける。

 

「言えばキリが無いが、最近では先行上映は満足度が高かったが果たして地上波でミリ○タのアニメが成功するのかとか、F○7Rの結末は一体どうなるのかなどが気になって夜も眠れない」

「あぁ、聞いて損したパターンか」

 

 確かに気にはなる。

 

「ま、死んで間もないころは天使が「来世で働け」とか「診断書が無い限りはいずれ外に出てもらう」とかあれこれと催促に来ていたが、頑なに無視していたらついぞ足が途絶えたみたいでな」

「そんなケースワーカーみたいな天使いるんですか」

「心置きなく、第二の現世生活を楽しんでいるところだ。ま、私が見える人間はほとんどおらんがね」

「ただの悪霊じゃないですかそれ」

 

 要するに成仏せずにぐずぐずと居残っている幽霊のようだった。

 

「失敬だな君は、仮にも聖職者に向かって」

「だったら神の導きに従ってさっさと成仏したらどうですか」

「私は信仰心など皆無でね。信じる神はとえば二次エロ界の神絵師だけだ」

「最低なんですけどこの人、聖職者の風上にも置けないんですけど」

 

 しゃべればしゃべるほどツッコミが追いつかなくなる。ハヤテは一度大きく息をついて、

 

「まぁそれはこの際いいです。もう一つ聞きたいのですが」

「質問の多い少年だな」

「アンタのせいだよ」

 

 言わずもがな。

 

「ここって、その現世というか、仮想世界なんですよね。何故幽霊のアナタがこの世界に?」

「あぁ、そんなことか」

 

 リィンは腕を組んで、こともなげに続けた。

 

「霊体になって様々なことにチャレンジする一環でな、数週間前に試しにサーバーシステムの中に入ってみたんだ。そしたらこの通りさ」

「えぇ!?そんなことが可能なんですか!?」

「さぁな。ただ現に出来ているから可能なんじゃないか」

 

 理屈は知らんが。

 

「そもそも、この仮想世界のシステムを用意させたのも私だ。死ぬ間際に、将来こういった仮想世界が実現することを見越して、遺言でこの教会にシステムを設置してもらうように発注したわけだ」

「鬼のような先見の明ですね」

「伊達に神父はしていないさ。千葉を中心とした空前の妹ブームも、秋葉がオタクの街になることも、40年前には既に見抜いていたしな」

 

 腕を組んだまま得意げに語るリィン。確かにそれが本当なら預言者と名乗ってもいい実力かもしれない。やっぱり違うかもしれない。

 

「しかし少々困ったことになってね。仮想世界に侵入したはいいんだが」

「が?」

「出れなくなった」

 

 ・・・・

 

「は?何故!?」

「知らん」

「アナタが発注したものでしょ!」

「作成者は私ではないからな、原理も理屈も不明なのだよ」

 

 その割には落ち着いた口調で続けるリィン。

 

「ま、私は既に死んでいるからな。幸い時間だけは余裕があってね、この世界に閉じ込められて随分経つが未だ脱出の手がかりはない」

「はぁ」

「それで外から人が来るのを待っては話しかけていたんだよ。始めて反応してくれたのが君だったというわけだ」

 

 ハヤテは困惑したように小首をひねる。

 

「なんだか分かるような分からないような。話とか時代の時系列とかなんかめちゃくちゃじゃありません?」

「その辺の設定は多分ガバガバだから深掘りしない方がいい。ろくな結果にならんぞ」

「初めて為になる発言しましたねアンタ」

 

 疲れたように深くため息をついて、力なくその場にしゃがみ込むハヤテ。

 

「何にしても、要するに僕は幽霊と仮想世界で行く宛てをなくしているってことですね」

「多分人類史上初の体験だな」

「でしょうね」

 

 こんな状況の人間が他にいてたまるものか。

 2人、正確に言えば1人と1霊は前方にそびえる巨大な門へと目を向ける。

 

「で、最初の話に戻るわけだが。一緒にダイブしてきた君の友達は恐らく記憶を書き換えられているのだろう。この世界の住人(キャラクター)として」

「さっきも言ってましたが、それってどういう仕組みなんですか?」

「原理は知らん。多分不具合的ななにかだろう」

「投げやりだなぁ」

 

 2人して門に直立する門番、東宮の顔をした門番を見つめる。

 

「どうやったら元に戻るのでしょうか」

「ま、得てしてこういう場合はなにか強いショックを与えるとかではないかな」

「つまり、殺さない程度にボコボコにすればいいのか」

「君ら友達じゃないのか?」

 

 さらりと物騒な発言をこぼす執事。

 

「あ、でも物理攻撃は仮想世界だから意味が無いのか。他の方法を探しましょう」

「意味があったら即実行していた口ぶりだな」

 

 強い刺激。

 ハヤテは目を閉じて考える。東宮とは知り合い程度、それも剣道部で一瞬だけ会話したかも怪しいくらいの関係だ。趣味も嗜好も詳しくはない。苦手や嫌いなものも知らないし、怖がっているものも分からない。あとは例えば好きな人とか――

 

「あ」

 

 

 門の前でぼーっと突っ立ている東宮はぼんやりと空を見上げた。頭上には燦々と輝くおてんとう様。砂漠の国ではあれは人々を見守る守護者ではなく、灼熱で従わせる支配者のごとく鬱陶しい。いい加減立っているのもうんざりだとこぼしそうになったとき、彼の前に1人の少年が駆け寄ってきた。

 

「東宮さん!」

「む?またお前か」

 

 先ほど追い返したはずの執事服の少年、ハヤテが先ほどとは打って変わって力強い顔つきで彼の前に再登場したのである。

 

「どうした?通行証は見つかったのか」

「えぇ、この世界を先に進める通行証を見つけました」

「は?」

 

 言うが早いか、彼は服の内ポケットから一枚の写真を取り出す。何が映っているのか、東宮には見えないが。

 

「東宮さん!これはアナタが大好きな、白皇学院生徒会長桂ヒナギクさんの、部活終わりの生着替え写真です!世界にたった1枚の超プレミア品、コピー無し!これを、僕は断腸の思いで燃やします!」

「な、なにィィィィイイイイ!?か、か、桂さんの生、生着替えだと!?」

 

 同時に取り出したライターで写真の端に火を付ける。

 

「うわぁあああああ!!バカお前何考えてんだ!!」

 

 東宮は真っ青な顔で駆け寄ると、写真を強奪。強く扇いだり、自分の衣服で大慌てで鎮火を試みる。なんとか煙だけになって、彼は大きな安堵の息を一つ。

 

「はぁ、良かった。初代かいりきリ○ードンよりも貴重な一枚だっていうのに――」

 

 見れば、写真には、服を脱いでる途中でカメラに気付き、慌てる三千院家執事長、クラウスの姿が。

 

「って誰じゃこのおっさんはぁぁアアアアッ!!」

 

 写真を砂に叩きつける東宮。そのままの勢いでハヤテの胸ぐらにつかみかかる。

 

「綾崎テメぇぇぇエ!!やって良いことと悪いことがあるぞ!全男子の希望と期待をこんな形で裏切りやがって!万死に値するぞそこになおれッ!!」

 

 と口走りながら、ハッとしたように目を丸くする東宮。

 

「って、アレ?綾崎?」

「良かった、ようやく記憶が戻りましたか。東宮さん」

 

 恐る恐ると手を放す彼の様子に、ほっとしたように問いかけるハヤテ。

 

「え?一体これは……つーか、ここどこだ?いや待て、その前に桂さんの写真は?」

「全国のヒナギクさんファンには申し訳ありませんが、そんな夢のような品はこの世に存在しませんよ」

「そんな……」

 

 なんと無情な世の中である。

 

 そんな様子を後ろで見ていた神父が2人にゆっくりと近づいてくる。

 

「やはり、現実とリンクした強いショックが正解のようだな少年」

「みたいですね」

 

 その意見に軽く肩をすくめて返す。

 

「僕たちは5人でダイブしてきました。もしかして、お嬢様や他の方も記憶が改ざんされて住人になっているのでしょうか」

「可能性は高いな。少なくとも、私は今日はまだ君らしか外から来たらしき人物は目にしていないぞ」

 

 ハヤテは遙か上空にまでそびえる鉄の門を見上げる。

 

「ひとまず、この『アルダハ』とかいう版権的に物騒極まりない国に入ってみますか。門番も目を覚ましたことですし」

「確か、まだこの世界はデモバージョンらしいからな。パッケージ4つも5つも冒険させられるということはなさそうだが」

「そうなったらもうタイトル変えてもらうしかありませんね」

 

 歩き出すハヤテと神父。

 

「って、東宮さん!いつまでめそめそしてるんですか、行きますよ」

「うぅ……桂さんの写真が」

 

 振り返ると、おっさんの映った写真を前にしゃがみ込んで落胆を続けている東宮少年が。

 

「分かりました。今度ヒナギクさんを説得して、ワンショット撮ってきますから。今は僕らを手伝ってください、緊急事態なんです」

「ホントだな綾崎!約束しろよ!?絶対だぞ!?」

「流石に着替えとかは無理ですよ」

 

 まだ犯罪者にはなりたくないので。

 ハヤテの説得により、東宮も渋々といった調子で2人の後に付いていくことに。

 

 

 

「くしゅん!」

 

 一方同じ頃。白皇学院の教室では補習を担当教員代理を終えたヒナギクが、小さくくしゃみをして身を震わせたとか。

 

「どうしました会長?風邪ですか?」

「うーん、ちょっと悪寒が」

 

 

 

*1
後部が裾になっている頭部用の防具。主に15世紀に欧州で使用されていたとされる





この進行度だと予定よりもう少し長くなるかもしれません……どうでもいい掛け合いとか描写ばかりが気になって本筋がおろそかになっている気がする……

物語の終わり方について

  • エンディングは一つのみが好ましい
  • 各ヒロインのルート分岐などがあっても良い
  • どうでもいい
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