アテネちゃんの執事!   作:通行人A'

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Task49:砂漠のフィナーレ

 

 

 

「三千院家もろとも、ここで電子の海に沈んでいただきます!お覚悟を!!」

 

 シスターが右手を振り上げると、後ろに控えたサンドワームが巨大な口から怒号を走らせる。このままでは混乱に呑まれたまま、パーティーが壊滅する危険もあると考えたハヤテは一際声を張り上げた。

 

「待ってください!そもそも三千院家を狙う理由はなんですか!?」

 

 その言葉に、彼女はピタリと腕を止める。

 

「悪いがこちらとしてはお前の事情に覚えが無い。正体を明かすならば、悪役らしく理由説明もセットにしたらどうだ?」

 

 やや不遜な物言いとはいえ、ナギも冷静にそう問いかけた。

 

「おや、仮想世界だから現実味がないのですか?自分の状況が分かっていないようですね三千院のお嬢様」

「というか、急展開すぎてついていけてないのが正直なところだ」

 

 ナギの言葉に周囲もこくこくと頷く。無理もない、いきなり仮想世界に飛ばされ、さっきまでその世界の住人としての記憶を埋め込まれていたのだ。

 

「余裕ですね……いいでしょう、冥土の土産に、コ○ン君よろしく丁寧かつ同情を誘う動機を明かしてあげましょう」

「ハンガーをぶつけられたとかそんな理由じゃないことを祈るよ」

 

 シスターは手を止めてサンドワームを鎮めると、祈るように胸の前で手を合わせて語り始める。

 

 

 

 ――私の家は、代々シチリアでマフィアを営む家系でした。

 

 もちろん父もそうでしたし、私もいずれその仕事をするものだと父の背中を見て育ちました。が、残念ながら父はよく言えば人が良い、悪く言えばマフィアなんて悪党の才能は皆無、せいぜいアイスの当たり棒を偽造するのが精一杯の小悪党でした。

 

 そんなある日でした。上機嫌に帰ってきた父がこう切り出しました。

 

『聞いてくれソニア!我が娘よ!ついに父に要人暗殺の仕事が入ってきたんだぞ!!』

 

 要人暗殺はマフィアにとってが超ビッグな仕事。私は飛び上がらんばかり喜び父に抱きつきました。

 

『本当に!すごいお父さん!』

『はっはっは!これが成功すれば父も立派なシチリアンマフィアの仲間入りだぞ!』

 

 父に与えられた任務は、ミコノス島で三千院ナギを暗殺すること。父は彼女の行動を監視しつつ、日中についに決行することに。聞くところによると、市街地のごみ箱に隠れ、銃を手に、一斉一代のチャンスを待ったようですが……

 

 

 

「残念ながら任務は失敗。父は、あえなく三千院家の護衛と思わしき人物に返り討ちにあったそうです」

 

 シスターは力なく息をつく。

 

「なるほど、つまりそのときの恨み、お父様の復讐ですか」

「ふむ、ミコノスにいたときは年がら年中狙われていたからな。その中の1人だったというわけか」

 

 さらっと気苦労が絶えない事情をのたまうナギだったが、シスターは大きく振りかぶった。

 

「違う!肝心なのはここから先です!」

「は?」

 

 

 ――暗殺に失敗した父は、何かに目覚めたように人が変わってしまい。

 

『やっぱり暗殺とかは良くないよ。父さんは日本で板前になろうと思うんだ、一緒に行こうソニア!』

『えぇ、お父さん!?』

 

 2人で日本に渡り、父はとある料亭で板前見習として働き始めました。しかし順調に腕を上げていった矢先、父はあろうことかフグに当たり。

 

『shit!まさかフグに毒があるなんて!』

 

「搬送先の病院で亡くなりました」

 

 涙ながらに語るシスターに絶句する一行。

 

「あの時護衛に敗れて改心しなければ、父は、父は死なずにすんだのに」

「いや死因食中毒じゃねーか、完全に逆恨みだろ」

「あのとき板前になる決心をしたのは、三千院家に敗れたことが原因!」

「アカン全然人の話聞く気ないでコイツ」

 

 顔を見合わせる東宮と咲夜。

 しかし敵は待ってくれるはずもなく。

 

「だから私は誓ったのです!絶対に三千院家に復讐するとねッ!!」

 

 シスターは両手からトンファーを取り出すと、一気に地面を駆ける。狙いはもちろん三千院ナギとその執事。

 

 ナギを庇おうと身を挺して盾になろうとしたハヤテだが、それより早く数本のクナイがシスターの足下に突き刺さる。

 慌ててブレーキをかけ、上空を見上げると、ヨゾラが両手にクナイを構えてまさに振り降ろさんばかりに迫っていた。

 

「ナギお嬢様への狼藉を働く無礼者は、このくノ一メイドが成敗致します」

「くッ!」

 

 上空からの斬撃をトンファーで受け止めるシスター。

 

「メイド風情が!邪魔をするなッ!」

 

 シスターはそのまま横にトンファーをなぎ払うが、ヨゾラは軽やかに空中で回転し、回避。そのままクナイを投げ飛ばすが、シスターはバックステップで距離をとった。

 

「うろちょろと邪魔くさい!粘着質な性格が隠せていないようですね!」

「ふふ、よく言われます」

 

 苛立つシスターに冷笑で返すメイド。

 

「おお!なんとスタイリッシュなアクションか!これは私の新作にも使える!」

「確かに、メイドとシスターのガチバトル……流行るなこれは」

 

 暗殺宣言されているというのに、危機感無く目を輝かせるナギと神父。

 

「どいつもこいつも……こうなったらこの世界ごと破壊して、私もろとも道連れにするしかないようですね!」

「なんやて!?何する気やシスター!」

「三千院家を討てるなら本望というもの!私の権限でこの世界全てをデリートするプログラムを発動させるのです!」

 

 この世界を破壊する。いきなりとんでもなく不穏なことを口走るシスターに、ハヤテは手を伸ばして声をかける。

 

「待ってくださいシスター!こんなことをしてもお父様は喜びませんよ!」

「なにを分かったような口を!」

「お父様はきっと、貴女に生きて欲しいはずです!」

 

 その言葉にわずかに表情が崩れるのを、東宮は見逃さなかった。

 

「そ、そうだぞ!シスター!早まっちゃいけない!僕だって剣道部では最弱だし、散々桂さんには振られ、野々原にはボコられているし、挙げ句クラスではぼっちだがこうして生きているんだ!」

「いやお前自覚あったのかよ」

「うるさいぞ三千院!と、ともかくだ、そんな風に自暴自棄になっても何もいいことなんてないぞ、考え直せ!」

 

 シスターはふっと小さく息をつくと、東宮に若干の憐憫の視線を向けた。

 

「やっぱこの世界滅ぼします」

「ちょっと待てェェェ!お前今明らかに僕に同情したな!?それで世界を滅ぼす気だな!?」

「言ってる場合かヘタレの宮!もっと説得の方法を考えんか馬鹿者!」

 

 ワーキャーと叫ぶナギ達に構わず、シスターはおもむろに右手を空にかかげる。今まさに世界をデリートせんプログラムが放たれようとしていた。万事休す。そう思われた時だった。

 

 

「その必要はないよ、ソニア」

 

 その手は、伸びてきた別の手にそっと止められた。

 

「何やつ!?」

 

 慌てて振り返ると、そこには1人の男性が立っていた。

 

「え……貴方は」

 

 みるみると目を見開いて、後ずさるシスター。彼女にとって忘れるはずのない顔だった。何故かコックの服装をしているが、しかしそれは紛れもなく。

 

「父、さん……?」

「あぁ、父だよソニア!我が娘よ!」

 

 そう言って、コックス姿の男性はシスターに抱擁してみせた。

 ハヤテたちは訳も分からずに呆然とその様子を見つめている。

 

「そ、そんな馬鹿な……だって父さんは死んで」

「ソニア。それは違うのだよ、私は死んでいなかったんだ」

 

 男性はそっと娘から離れると、肩に手を置いて語り続ける。

 

「本当にすまないソニア。私は愚かな自分を許すことができず、君を探さすに逃げてしまったんだ」

「で、では今までどこに」

「お金持ちになって、そして君を迎えにいこうと思ってた。だが事業にはことごとく失敗してね」

 

 男性はバツが悪そうに眉を下げる。

 

「挙げ句の果てには、食うに困って窃盗までしようとしていた。本当に愚かだった、君から逃げた罰がくだったんだ」

「なのに、何故ここに」

「ある人に助けていただいたんだよ」

 

 まだ目を白黒させる娘に、父は優しく語りかける。

 

「盗みにはいった屋敷で捕まって、殺されるかと思ったのに。その方は慈悲を与えて見逃してくらるだけではなく、働き口も紹介してくれた!」

「では、本当に父さん、なの?」

「あぁ、そうだとも!本当にすまなかったソニア。許してほしいなんて虫のいい話かもしれない、でも私は変わったんだ」

 

 もう一度娘を抱擁する父。

 

「紹介してみらったお店で修行して、この春から新店舗をオーナーシェフとして任されることになったんだ!一国一城の主だ!だからこうして迎えにきた。ソニアが働いている教会を教えてもらって」

「父さん……」

「まさか、仮想世界に入って再会するとは思わなかったよ。また親切な人が僕に教えてくれたんだ、ここにソニアがいるって」

 

 そう言ってあふれんばかりの涙を流す父。

 

「だから、また一緒に暮らそう。父さんの夢は、ソニアと2人でギリシア一美味しいレストランを作ることなんだ」

 

 その温かい抱擁に、シスターの瞳からも自然と涙がこぼれる。

 

「だから、もう復讐なんて考えちゃいけない」

 

 いつの間にか涙を流すシスターは、こくこくと何度も頷いてみせる。そうして暫くの間、家族水入らずの時間がそこには流れていたが。

 

「で、感動の再会のところ申し訳ないけど。そろそろこの世界から出してほしいなーと」

「ちょ、東宮さん!さすがに今は」

 

 空気を読まずに声を上げる東宮の手を引っ張るハヤテ。しかし、シスターは涙を拭いながら首を振った。

 

「いえ、構いません。というか私が巻き込んだ元凶なのですから、皆さんにはなんとお詫びをしていいか……本当に申し訳ございません」

 

 先ほどの狂化ぶりが嘘のように丁寧に頭を下げるシスター。

 

「家族とはそれだけ大切なものです。もし私が同じ立場だとしても同じことを……しないとは思いますが」

「いやしないんかいッ!でもま、原因の一端はナギにあるようやしな。ここはあおいこっちゅーことで堪忍したるわ」

 

 その態度に、ヨゾラや咲夜もどこか毒気が抜かれたように肩をすくめてみせた。

 

「あれ?命狙われてたんだぞ私、どう考えても100パーアイツらが悪くない?」

「まあまあお嬢様、これで無理矢理にでもハッピーエンドっぽい流れにもっていけますから」

「腑に落ちんが……まあ良い。仮想世界の体験も新鮮だったし、存外この世界も楽しかったしな」

 

 ただし。ナギはびしっとシスターに指を突きつける。

 

「製品版が完成したらちゃんとこの三千院ナギに届けるように!VRMMOの完全版はまずこの私が味わい尽くすからな!」

「えぇ、必ず」

 

 最後までぶれないナギの発言に一同はひとしきり笑い合う。さて、これで元の世界に戻れば正真正銘のハッピーエンド。

 

 

 だったのだが。

 ここで、ずっと空気を読んで大人しくしていたはずのサンドワームが咆哮を上げる。

 

「な、サンドワーム!?」

「てかコイツ。ずっと黙っててくれたのか、良いやつだな」

 

 シスターは慌てて「大人しくしろ」と声をかけるが、先ほどと打って変わってサンドワームは荒ぶって言うことを聞こうとしない様子。それどころか、大きな口を開けて皆に向かって襲いかかってきた。

 

「オイシスター!?やっぱり私たちを狙ってたのか、あれは茶番だったのか!」

「違いますよ!でも、どういうこと!?私の権限でこの世界の生物は皆言うことを聞くようになっているのに」

 

 初撃こそなんとか避けるものの、サンドワームは猛然とこちらに向かって敵意を放ってきている。

 すると、周辺に響き渡るようなノイズ音が、どこからともなく聞こえてきた。

 

『あー、仮想世界の皆さん。聞こえますか?どうぞ』

 

 そして今度は男性の声が、辺り一帯に響くように広がっていく。ハヤテたちはこの声に聞き覚えがあった。

 

「アンドレさん!?」

『はい、教会のいアンドレです。良かった、やっとつながりましたね』

 

 それはアンドレの声であった。

 

『私は今、教会から皆さんに通信してます。ちょっと前から通信を試みていたのですが、やっとつながったようですね』

「アンドレさん!どうやら私の権限がはく奪されたようで、そちらからログアウト措置がとれませんか?」

『えぇ、シスター。それがちょっと厳しいのです』

 

 空の向こうからは申し訳なさそうな声色が返ってくる。

 

『実はつい先ほど教会の地下に住まう悪霊が、システムに入り込んでしまったらしく制御不能に……』

「まさかそんな!」

「つーか悪霊が機械に影響与えられるのか」

 

 東宮の疑問に、何故かドヤ顔になる神父。

 

「私は侵入すら容易にできたがね」

「威張って言わないでください、出れなくなってるでしょアンタ」

 

 ハヤテに脇を小突かれつつ。

 

 

『ですが、悪霊事態はさきほど到着したゴーストバスターの方が祓ってくれました。ただ影響をうけたシステムの不具合までは直せないようでして……通信機能だけは辛うじて回復しましたが、これも不安定で―――なのです。あぁ、もう通信ももちそうにありません』

「な、なるほど」

 

 不安定なのか急に途切れ途切れになるアンドレの言葉。

 

『――ですから――と推察します。このデモバージョンの目標をクリアすれば戻れる可能性が――です』

 

 シスターは蠢くサンドワームの方に目を向けた。

 

「あのサンドワーム、このデモバージョンのボスを倒せばワールドクリア、というわけですね」

『おそらくは。もしそうでなくとも――、何か進展があるはずですから』

 

 そこで、アンドレの言葉はぷつりと途切れてしまった。どうやら通信もできなくなったらしい。

 だが、大方の状況は整理できた。

 

「つまり、執事とらのあな最終試練はここから、というわけか」

「ですね」

 

 ナギの言葉に一同は頷く。

 そうして、前方で今にも襲いかかってきそうなサンドワームに目を向ける。

 

「しかし、あのサンドワームは無駄に堅そうですね。どうしたら」

「お、ここはウチの出番のようやな」

 

 そこで咲夜が人差し指を立てる。

 

「ウチ、こう見えても商人やからな。なんや便利そうなアイテムはえらい持っとるみたいや」

 

 そう言いながら、肩にかけたバッグから取り出したアイテムは。

 

「巨大モンスターには定番のこれ!痺れ罠や!」

「モン○ンじゃん」

 

 黄色い落とし穴とモンスターのアイコンが。

 

「しかしこれは使えるな。おいヘタレの宮!ここは男の見せ所だぞ、サンドワームを引きつけて罠に嵌めろ」

「は!?嫌に決まってんだろ!なんで僕なんだよ」

「はあぁ、お前ここで男みせないでどーするんだよ。そんなんじゃいつまでたってもヒナギクに相手にされんぞ」

「くっ、三千院テメー」

 

 やればいいんだろう、やれば!

 東宮は半ば無理矢理に痺れ罠を奪い取ると、そのままサンドワームに横にむかって駆けていく。

 

「おーいこのボンクラ!この僕が直々に相手をしてやるよ!!」

 

 そう言って手に持っていた王国兵御用達の盾と剣を投げつける。

 当然サンドワームの硬い肌にあっさりと弾かれたが、動く東宮に狙いを定めたようで、走って行く彼の方を追いかけ始めた。

 

 

 しかしある程度の距離はある、引き離して罠を仕掛ければ。

 

「って速!?あれおかしくないあの図体で!」

 

 すぐ後ろにまで迫っていた。大きな口を広げて。

 

「サンドワームは砂上のサメだからな。意外とスピードあるんだよな」

「んな豆知識はいいんだよッ!?」

 

 状況を見ろ状況を!

 

「うおおおおッ!!燃えろ、僕の中の何かぁぁあああ!!」

 

 自分を丸ごと飲み込まんとする口撃、これを辛うじてひとっ飛びして避ける東宮。そのまま砂上を滑るようにして、罠を設置する。

 

 

 もう一度大きな口を開けて襲いかかってきたサンドワームの懐に、ピンポイントに痺れ罠が。

 大きなうめき声をあげて、全身を震わせてその場に崩れ落ちる。

 

「好機です、仕掛けましょう!」

「お手柄です東谷さん!」

「東宮だよッ!!」

 

 この好機を逃すまいと、執事とメイド、シスターの3人はサンドワームの元に駆ける。

 頭部にはメイドからの無数のクナイの雨が降り注ぎ、腹部には執事の蹴りとシスターのトンファーから繰り出される重い一撃が。

 

「くッ、なんて堅い肌でしょうか!」

「厄介な!」

 

 しかしサンドワームの堅い鱗はクナイをことごとく弾き、蹴りもトンファーも軽々はね返されてしまった。

 うめく怪物から距離をとる一同。どうやら有効打は与えられていないようだ。

 

「任せろ、ここは賢者である私の大魔法で消し炭にしてやろう!」

「あ、お嬢様!」

 

 ナギが駆けようとした瞬間、サンドワームが大きく咆哮した。

 

 地震が起きたかと思えば、そのまま、彼らの周りの砂がまるで蟻地獄のように、怪物の口にぐんぐんんと吸い込まれていく。まるで砂の渦潮だ。

 

「なんという吸引力か!ダイ○ンも形無しだ!」

「言ってる場合か、飲み込まれるぞ!」

 

 たまらず膝をついて、抵抗を試みるハヤテたちだったが

 

「うわ!?」

「お嬢様!!」

 

 バランスを崩したナギが、そのまま転がるように一気にサンドワームの口元に。

 

 

 ドクン。

 ハヤテは心臓が一気に跳ねて、周りの動きがスローモーションのように遅くなる感覚に襲われた。

 

 このままじゃお嬢様が。でもどうしたら。

 こんな時、力があれば。そうすれば、お嬢様を助けられるのに。

 

 

「ならばイメージするんだ」

 

 脳裏に聞こえてきたのは神父の声。

 

「君の心が主人を守る力になる。故にあとはイメージするんだ。最強の自分を、主人を助ける最強の自分を」

 

 

 ――僕の心

 

 ――守りたいんだ。どんな時でも、どんな場所でも。

 

 ――誰よりも速く、君の元に駆けつけて。

 

 

 その時、周囲にいた誰もが驚くべき光景を目にした。

 ハヤテから放たれた一閃の光が、怪物まるで両断するかのように貫いてた。

 

 

 その光景を言葉にするならば、それはまさしく『疾風のごとく』

 

 

 

 

 その後、一同の視界は真っ白な光に包まれる。次に気が付いたときは、カプセルの中だった。

 

「お帰りなさい、皆様」

「お、おう。というかなんで伊澄がここに?」

「ふふ、単なる通りすがりよ、ナギ」

「どんな通りすがりだよ」

 

 ナー○ギアを外したハヤテたちを、お出迎えしたのは何故か伊澄だったのだが。ともかく、ハヤテたちは無事に現実世界へと帰還することに成功したのである。

 

 

「綾崎!今回はお前に花を持たせてやったことを忘れるなよ!」

「は、はぁ」

「でもま、暇つぶしにはなったぞ。学校でももしお前が僕と一緒に昼ご飯を食べたいと」

「あ、それは別にいいです」

「せめて最後まで言わせて!?」

 

 東宮は自宅に帰宅。

 

「咲夜、私は怒ってます!私が活躍するはずだった長編でまさか咲夜に奪い取られるなんて。これは断固異議申立です、提訴です」

「あー。はいはい。ほなら、これでお暇するで。この迷子はこっちで連れて帰るから」

 

 咲夜は伊澄を半ば強引に引きずりながらログアウト。

 

「ではソニア!僕らの地中海に帰ろうか、次はギリシア一の日本料理屋を目指すぞ!」

「はい、父さん!」

 

 父と娘は末永くお幸せに。

 

「ではナギお嬢様、皆様、忍びらしくドロンさせていただきます。また縁があらんことを」

「いやまず格好を忍べよ」

 

 目立つメイド服のまま、しかし本当に忍術を使ったように消えるヨゾラ。

 

「感謝するぞ、少年よ。おかげで私は久々に秋葉でも散策もできるようになった」

「そんなことよりさっさと成仏したらどーですか」

「はっは、今回の件でより未練が出来たからね。もう少し現世に引きこもろうと思うよ」

 

 ひとしきり軽快に笑って神父もまた部屋を出て行く。

 こうして、苦楽をともにしてきたパーティーは別れを惜しみつつ、解散をするのだった。

 

「というか、結局僕の試練がどーなるんでしょう」

「あぁ、それはこっちでなんとかするさ。今回は明らかにクラウスの落ち度だからな」

 

 ハヤテたちも教会を出ようと、地下から礼拝堂に上がったところで、ふと何かに気が付いたようにハヤテが足を止めた。

 

「そういえば、アンドレさんはどこにいらっしゃるのでしょう」

「ん?そういえばそうだな」

 

 辺りを見回すが、地下にも礼拝堂にも彼の姿は無かった。

 

「帰ったんじゃね、バイトって言ってたし」

「えぇ、せめて僕たちが仮想世界から帰ってくるまでいてくれても」

「ま、最近の若者はサービス残業という概念はないというからなぁ。変にそういうこというと『それって業務ですか?業務の命令ですか?』って返ってくるぞ」

「いやなんの話をしてるんですか」

 

 そう言いながら教会の扉開けて外にでるお嬢様と執事。

 

「んー、しかしなにか忘れているような気がする」

「どうしました?」

「いや、誰かに何かを頼んだような気がしてたんだが……ま、いいか。帰るぞハヤテ」

「は、はい!」

 

 2人が教会を後にして、完全に無人になったアレキサンマルコ教会。はずだったが、ひょっこりと祭壇の裏から1人の男――アンドレが姿を現した。

 

「えぇ、今帰りました。これで任務完了ですね」

 

 彼が手にしたスマホ越しからは呆れたような女性の声が。

 

『まったく、暫く音信不通かと思えば、いきなりギリシャのお店から人を呼べだなんて。もう少し落ち着いて行動できませんの?』

「まあまあ。おかげで丸く収まったみたいですし」

 

 全く、と電話越しからはため息が聞こえる。

 

『けれど、よく分かりましたわね。彼女が娘だと……出自も名前も偽っていたのでしょう』

「仕事ですから。けど、今回はちょっと長引きましたね」

『どんな手を使ったかは聞かないでおくわ、私自身のために』

 

 彼は返事をする代わりに肩をすくめる。

 

「しかし驚きましたよ、ヨゾラさんまでこっちに来るなんて」

『私もよ。急に執事くえすと?に行くとか言い出して、どこかで悪いものでも拾い食いしたのかと思ったわ』

「でもま、良い感じに溶け込んでたみたいですし。今後は彼女にも手伝ってもらってもいいかも」

『それは……』

 

 電話越しの声は言い淀むように言葉を切ったが。

 

『ともかく、用が済んだら戻ってきてちょうだい。寂しがってるわ、マキナが』

「倒置法で自分じゃないアピールとは、ありきたりなツンデレですね」

『ど・こ・が・よッ!』

 

 言い終わるや否や、通話が切れる。

 やれやれと、誰に言うわけでもなく息をつく。そうしてアンドレの顔をしたマスクをゆっくりとはぎ取って。アイルもまた、教会を後にするのだった。

 

 

 

 

 





 やっとこさ、執事とらのあな編終了です。
 いや、本当に長くなってすみませんでした。まさかここまでかかるとは……しかも最後は駆け足やっつけで申し訳ないです。

 ソニアの父は今作の2-3話に出てくる男性です。生かして料理人を継続していたので、こういった結末となりました。彼女は結構好きなキャラだったのですが、途中から登場機会も減ってしまい残念だったので、いっそのこと敵対関係を解消してまえと思ってこんな展開に。結局故郷に帰ってしまうことになったので、暫くは出番が無さそうですが・・・アテネ編では活躍してもらいたいなーと。


 では、次回からはバレンタインをやったり、ヒナちゃん家お泊まりの回、ヒナ祭りをやったりと原作であったイベントをオリジナル展開で構成して進めていって、3部に突入かなと思ってます。
 ヒナ祭りは根本から別展開にしようかなと思ってます、メインはもちろんヒナギクさんで、彼女自身とそれを支える周りの話、みたいな展開を今検討中です。独自要素とか出まくってしまうかもしれません!原作通りのイベントを期待していただいてた皆様には申し訳ありません!

 また、オリジナル展開の都合上、原作イベントは結構飛ばし飛ばしで進めていくと思うので、ご理解いただけると幸いです!次回からもまたよろしくお願いいたします!




 ★おまけ。


 前回の人物紹介から間も空いたので、現時点でのこの作品での立ち位置や進捗をまとめました。定期的にあとがきでこういう進捗紹介ができればと考えています。それだけだと何か物寂しいので、何かしら趣味とかそういう情報もぽつりと付け足そうかなと。
そんなわけで今回は「音楽の趣味」。キャラごとに「こういうの好きそう」という勝手なのイメージです、解釈違いでしたらすみません!

なお、新規紹介キャラは基本情報から追加してます。
 

 ※seven74様より、アイルくんのイメージイラストをいただきました。本当にありがとうございます!


─天王州家関係者─
 
 天王州(てんのうす)アテネ

【進捗報告】
 日本に戻り、白皇の理事長として仕事をする傍ら、ハヤテのことを見守っている。一方で、直接会うのにはどうしても一歩が踏み出せないという周囲から見るとじれったい状況も続いている。ナギの執事になり、周囲とも順調に交友関係を構築していく彼には安堵の念を抱きつつ、同時に複雑な気持ちも抱いている。ハヤテ以外にもう一つ重要な目的があるようで、今はそちらに集中するべくアイル達にも指示を出している。主人公なのに最近は裏方が多く、出番少なめ。

【音楽の趣味】
 やはりお嬢様なので定番のクラシック。特にロマン派とか好きそう。癒やしのひとときは可愛い動物の動画を見ているときか、お気に入りのクラシックを聴いて紅茶を飲んでいるとき。機械には弱いので流行の曲とかには疎い。最近は子猫一生懸命メロディーを口ずさむ動画をみて可愛さのあまり卒倒手前までいったとか。


 アイル

【挿絵表示】

seven74様よりいただきました、キャラクターのイメージです。

【進捗報告】
 アテネはもちろんのこと、白皇での理事会や生徒会をサポートしつつ、三千院家や鷺ノ宮家などのお手伝いもしたりと幅広く活動。アテネがハヤテと会うのに渋っている理由は理解しつつも、なんとか進展させられないかと頭を悩ませている。

【音楽の趣味】
 執事なので誰とでも盛り上がれるように年代・ジャンル問わず様々な曲に対応可能。意外とアイドルの曲とかも好きで、マキナと一緒に聴いたりもしている。あとは70-90年代の洋楽を好むイメージ。
旧生徒会で結成されたバンドではドラム担当。


 マキナ

【進捗報告】
 天王州家のデジタル分野担当。アテネの好きな動物系の番組を最高画質で予約したり、動画サイトを巡回して手軽にまとめたりと癒やしの提供に余念が無い。最近は料理も少しずつアイルに教わっている。基本アイルよりも動きが白皇内、アテネのそばになるのでこちらも出番は少なめ。

【音楽の趣味】
 アテネと正反対で機械に強いので流行の曲とかよく聴く。アイドルの曲とかキラキラしたものが好きで、動画サイトなどで見つけてはアイルと一緒に聴くのが最近の楽しみ。


 ヨゾラ

【プロフィール】
 年齢 :不明
 身長 :158㎝
 誕生日:不明
 血液型:不明

 記憶喪失の少女。アテネに保護され、流れで専属メイドに。何故か発見時にメイド服を着ていた。翡翠色の綺麗な長髪を伸ばしつつ、両サイドに黒いリボンを結んでいる。記憶喪失なので出身も年齢も何もかも不明だが、ペンダントに『YOZORA』と彫ってあったことから命名。記憶はないものの、メイド業務は手際よくそつなくこなすため、似たような仕事をしていたものと推察される。遠慮のない性格かつボケ担当の片鱗をあますことなく発揮中。

【捕捉】
 オリジナルキャラではありません、念のため。まあその辺の事情はこの作品が進む中で明らかになるかと思います。言わずもがなボケ担当なので、アテネお嬢様はボケの従者を2人も抱えることになります。気苦労が絶えませんね笑

【音楽の趣味】
記憶が無いので不明。現状の性格的に落語とか聴いてそう。


─三千院家関係者─

 三千院(さんぜんいん)ナギ

【進捗報告】 
 ハヤテと出会い、そして原作通りに勘違いを加速させたまま主人に執事の関係に。この2人の関係については原作とは異なる感じで進めようかなと検討中。今のところは「全ての者をナギ倒せ」との名前の由来通り、基本あらゆるメタをナギ倒さん勢いで突き進むお嬢様を書いていきたい。

【音楽の趣味】
 言わずもがな、アニソンやゲーソン、ゲーミングミュージック、ボカロなどサブカル系全般に精通。神ゲーたるゆえんに、ゲームミュージックがどれほど重要な役割を果たしているかと常々説いて回っている。


 マリア

【進捗報告】
 一部では年上の余裕や茶目っ気もみせていたパーフェクトメイドさん。新しく執事になったハヤテ少年のサポートやフォローもばっちりとまさに三千院家に相応しい非の打ち所のない活躍ぶりをみせている。最近は舞台が白皇や外の世界に集中していたため、出番も少なかったが、今後は安定と信頼の活躍を見せてくれるはず。特にバレンタイン編では大活躍?の予定。過去の生徒会編もちょいちょいやりたい。

【音楽の趣味】
 ナギの影響で題名は知らずともアニソンなどが耳に残ることが多い。流行の曲にはやや疎く、70-80年代の歌謡曲とか好き。あれ?設定では17歳って、などとは1ミリたりとも考えてはいけない。
旧生徒会で結成されたバンドではギターボーカル担当。


 綾崎(あやさき)ハヤテ

【進捗報告】
 無事にナギの執事となり、新しい母校にも編入。今までの苦境が嘘のように執事と学生生活を謳歌している。最近は話の都合上ハヤテが中心になることも多い。周りにボケが多いこともあって、ツッコミのキレは三千院家の執事に相応しい鋭さをみせている。ナギとの関係は大切な主人様で、案の定彼女の好意には気がついていない。アテネとの関係があるため、少なくともアテネ編までは中心になることも多くなる予定。

【音楽の趣味】
 執事なので年代・ジャンル問わずに対応可能。個人としては、流行の一歩昔のJPOPとかよく聴いてそう。


─白皇学院関係者─

 (かつら)ヒナギク

【進捗報告】
 我らが無敵の生徒会長は戦闘力にますます磨きをかけることに余念がない様子。単体撃破性能もさることながら、複数の敵にも強いともはや死角なし。あまりにも強すぎるため、執事とらのあな編ではやむなくスタメン見送りに。今後の重要な戦闘では万夫不当の豪傑のごとき活躍は間違いなし。一方恋愛関係では周りの勘違いなどに巻き込まれる苦労人ポジションになりそう。

【音楽の趣味】
 ジャンルに拘らず、好きなものは好きというタイプのイメージ。仕事中はクラシックとか聴いて落ち着いてそう。生徒会メンバーにカラオケとか付き合わされたりで、意外と流行の曲も歌えたり。


 (かすみ)愛歌(あいか)

【進捗報告】
 変わらず頼れるお姉さん、屋台骨として、生徒会メンバーを支える。原作の進捗的にまだ出番が少ないが、マスターオブラブ師匠降臨の日も近いか。原作完全版の表紙や4コマは安定の可愛さだった模様。

【音楽の趣味】
 つかみ所のない性格からジャズなどを好んで聴いてるイメージ。原作では着物を着てたので、雅楽とか三味線とか日本の古典音楽にも精通してそう。


 春風(はるかぜ)千桜(ちはる)

【進捗報告】
 メガネの似合うクールな書記キャラは継続。愛歌同様まだ出番は少なめだが、活躍の日は近い。原作完全版の(ry

【音楽の趣味】
 言わずもがな、サブカル全般対応可能。ナギと談義すれば何が神曲で意見がぶつかったりしそう。


 瀬川(せがわ)(いずみ)花菱(はなびし)美希(みき)朝風(あさかぜ)理紗(りさ)


【進捗報告】
 言わずもがなムードメーカーの3人娘。マラソン大会が省略されてしまったので出番がちょっと少ないものの、必ずや挽物語をおもしろおかしく、可愛らしく引っかき回す活躍ぶりをお見せするので乞うご期待。

【音楽の趣味】
 3人は仲良くワイワイできる曲ならなんでも好き。昭和歌謡も流行の曲も、勉強をサボってカラオケで仲良く歌ってる感じかなと。
  

 (かつら)雪路(ゆきじ)

【プロフィール】
 年齢 :28歳
 身長 :165㎝
 誕生日:11月10日
 血液型:B型

 生徒会長であるヒナギクの姉で、学院の教師。担当は世界史。三度の飯よりも酒をこよなく愛する飲んだくれ。しかし脳天気かつ底抜けに明るいその性格で生徒からの信頼は結構厚い。意外にも勉強上手、だが真面目に教える機会が少ない。妹同様、身体能力はずば抜けて高く、本気になられるとハヤテでも止めるのが困難。なんだかんだやらかしても、周囲は呆れつつも見守ってくれるくらいには関係を築いている。昔本気で音楽をやっていて、ギターがめちゃくちゃ上手い。

【補足】
 破天荒といえば今でもこの人が思い浮かぶくらいには強烈に印象に残ってるキャラでした。大体ハヤテのごとくのトラブルの大元を辿ると、この人がいることが多かったような笑 彼女を主役にした読み切りは是非読んでみたかったですね
 
【音楽の趣味】
 ロック。それは生き様である。邦楽洋楽共に聴く。演奏もする。


 東宮(あづまみや)康太郎(こうたろう)

【プロフィール】
 年齢 :16歳
 身長 :165㎝
 誕生日:6月24日
 血液型:A型

 剣道部の次期エース(自称)。生徒会長で剣道部主将のヒナギクが好きで好きでたまらない悩める男子高校生。しかしながら剣道の腕はあまり上がらない模様。手先が器用で趣味は家庭菜園や小物づくり。プラモデルなんかも得意。野々原からのスパルタ教育におっかなびっくりしながらも、慕っている。

【補足】
 原作では序盤に出てきたあとは、中盤まで出てこなかったキャラクターでしたが、結構好きでした。周りが超人ばかりなので、常識人的感性を持ってるという意味では貴重です。原作どうようヒナギクさんが大好きですが、今作の彼女は自分よりも強い人が好きとか言いだしかねない戦闘人なので、思いが実るには異世界転生してチートになって帰ってくるくらいのことをしないと厳しそうです。

【音楽の趣味】
 実家の関係上、アニソンなどはかなり聴く。あと実はKPOPとかも好き。


 野々原(ののはら)(かえで)

【プロフィール】
 年齢 :18歳
 身長 :170㎝
 誕生日:8月12日
 血液型:A型

 東宮家に仕える女性執事。剣道部の前主将でもある。その戦闘力は手を抜いてもハヤテを楽々と追い込めるほど。ヒナギク曰く「剣道で勝ったことが無い」とか。強く、優しく、正しくをモットーにした彼女はめっちゃモテる、主に同性から。女子限定のファンクラブが複数立ち上がり、勢力争いをするほど。主人である東宮に強くあってほしいと教育に邁進する毎日。

【補足】
 原作の没設定で、実は女性だったという話を読んだときから面白そうダナと考えていました。アニメでは結構活躍することもあったけど、原作では早々にフェードアウトしたので、もっと見たかったキャラでした。今作はヒナギクさんとも仲が良いし、もうちょっと皆と絡ませたりしたいなと。東宮くんと一緒に!

【音楽の趣味】
 ジャズやクラシック。実は演奏する方でもあり、サックスが得意。


 大河内(おおこうち)大河(たいが)

【プロフィール】
 年齢 :10歳
 身長 :125㎝
 誕生日:9月29日
 血液型:B型

 執事の氷室が大好きな小さな主人。原作同様、氷室の朝食を作り、コーヒーを淹れ、着替えさせてから一緒に朝食を食べている。氷室は彼にとって最強のヒーロー。

【補足】
 今作でもまだ1回しか出ていません。原作でもほぼ出番がなかったので、謎が多いキャラですよね。しかし10歳だったとは、これを書くために改めてプロフィールを見ていて驚きました。マキナあたりと同じくらいなので、絡ませてみたい。

【音楽の趣味】
 特撮ヒーローの主題歌など。音楽では意外にも接点のなさそうな伊澄と趣味が合うという。


 冴木(さえき)氷室(ひむろ)

【プロフィール】
 年齢 :17歳
 身長 :187㎝
 誕生日:7月4日
 血液型:O型

 17歳なのに貫禄はクラウス以上の大河内家執事。謎の多き人物、執事としてのランクも未知数だが、本人はお金と大河がいればそれでいいという感じ。一流の定義が理解しつつも、さほど形式に固執しない自由な一面も。作中でもっとも美形なので、学院内のファンクラブ数もトップレベル。噂では大河に嫉妬する女子生徒までいるとか。

【補足】
 謎のキャラであり、一番真相を知りたかったキャラクターですよね。原作者の畑先生が裏話をあるVチューバーさんと語っている動画では、元々かなり重要なキャラだったと聞いて、ものすごく気になっている今日この頃です。重要というから宝玉関係に噛んでたりするのかなと勝手に予想、ないし妄想してます。今作でもミステリアスながら、ハヤテ達の前に立ちはだかる事があるのか否か。

【歌の趣味】
 全くイメージが沸かなかった……


―愛沢家関係者―

 愛沢(あいざわ)咲夜(さくや)

【進捗報告】
 パワフル関西娘は、幼なじみの伊澄お嬢様を差し置いてまさかのとらのあな編の選抜メンバーに。原作ではラブコメに巻き込まれそうで巻き込まれなかった彼女は本作ではどうなるか。持ち前の明るさと笑いへの飽くなき執念は今後も必見。

【音楽の趣味】
 関西人たるもの流行の曲には敏感。あと上手い。でも昭和、平成歌謡とかでも楽観的だったり明るい曲は好き。盛り上げ上手で距離も近いので学校でも、男女問わずよくカラオケに誘われる。勘違いしそうになる哀しき男子も多いとか。


―鷺ノ宮家関係者―

 鷺ノ宮(さぎのみや)伊澄(いすみ)

【進捗報告】
妖怪悪霊退治のイベントではもはやレギュラー。アイルや咲夜だけでなく、ヒナギクに家宝である武器を貸すという協力関係を築き上げ、もはや対悪霊の布陣は盤石に。とらのあな編で見せ場を奪われたのでちょっと拗ねている。

【音楽の趣味】
 特撮系の主題歌とかに精通。ナギとはそういった話題でも盛り上がる。家柄的にお琴とかもしてそう。


ーその他ー


 西沢(にしざわ)(あゆむ)

【進捗報告】
 ヒロインズの中で一番ハヤテとの付き合いが長い、いわば先輩ヒロインだが、ぽっと出ヒロイン(彼女目線で)のナギとの(カラオケ)対決でまさかの敗北を喫する。しかしながらその強靱なメンタルで、飽くなきハヤテへの恋慕はむしろ強さを増した模様。バレンタインでは己が思いを伝えるべく、大活躍予定その2。

【音楽の趣味】
 華のJKたるもの、流行の曲は常にチェック。カラオケのレパートリーを更新し続けるが、どっこい歌唱力はイマイチ上がらない模様。でもなんだかんだで友だちにはカラオケに誘われることが多そう。お気に入りの曲は恋愛ドラマの主題歌に偏りがち。


 牧村(まきむら)志織(しおり)

【進捗報告】
 混じりっけのない清らかな心で世界平和を祈り続けるマッドサイエンティスト。今後は白皇とより関わりが深くなるとみられ、アイルの胃痛が待ったなし。

【音楽の趣味】
 意外とパンクとかヘビメタとか。あとはエンジン音とかそういうジャンル。旧生徒会で結成されたバンドではベース兼サブボーカル担当。


 ソニア・シャフルナーズ

【プロフィール】
 年齢 :19歳
 身長 :163㎝
 誕生日:2月1日
 血液型:AB型

 都内にあるアレキサンマルコ教会に務めるシスター、というのは仮初めの姿。その正体は三千院家に復讐を誓う地中海かたの刺客。でもシスターはシスターらしい。シスター・フォルテシアが不在の隙に執事とらのあなを掌握し、ハヤテたちを誘う込み暗殺を狙うも失敗。
 復讐の原因だった実父が実は生きていたことが発覚し、その後は地中海に戻って父と仲良く暮らすことに。

【補足】
 原作ではワタルにフラグが立ったものの、その後少しずつフェードアウトしていたキャラでしたね。たまに出てきてましたが……今作では復讐の原因根本を解決したので、ひとまず日本に未練はなく、故郷に帰った。敵対関係でもなくなったので、地中海に行く際はきっと協力してくれる、はず。

【音楽の趣味】
 この人もあまり思い浮かばない。シスターらしくバロック派のクラシックとか。


 リィン・レジオスター

【プロフィール】
 年齢 :享年82歳
 身長 :175㎝(生前)
 誕生日:1月3日
 血液型:B型

 生前はアレキサンマルコ教会の神父だった。通称秋葉のロードブリティッシュ。どういう原理か知らないが、死して成仏することなく現世を彷徨い、仮想世界に侵入してしまった。ハヤテたちの活躍のどさくさ紛れで仮想世界から脱出。未練が無くなったら成仏すると言っているがそのときはくるのか。

【補足】 
 原作でもおなじみ、読者の心の代弁者こと、神父さんです。今作でも色々なことに首を突っ込みつつ、ハヤテくんにつきまとうことになるかもしれません。

【音楽の趣味】
 お待たせしました、本日3人目のサブカル全般。秋葉のロードを自称するので、ボカロPとして曲を生み出す側でもある。

物語の終わり方について

  • エンディングは一つのみが好ましい
  • 各ヒロインのルート分岐などがあっても良い
  • どうでもいい
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