ホロライブラバーズ外伝 有り得たかもしれない未来   作:アズール

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 誰がバットエンドだけだと言った!今回は書いてて恥ずかしいと思いながら書いた…訳ではない。とあるアニメのリスペクトです。消されたら、仕方ないかも…そのままじゃないから…許して?


 主人公に今は色を付けなくてもいいと思ったから今回から付けません。…本編に出たら付けます。

 因みに、番外編の主人公は、かなり本編に近いものから、本編の性格や、世界からかなり乖離した世界も存在します。

 主人公の一人称、我(おれ)と読んでも良いですし、(われ)とそのまま読んでもどちらでも良いです。(作者はわれ)


海賊七夜 とある1日

 海とは、全ての生命始まりともされ、命の母といわれるものだ。その海に、一際目立つ存在があった。それは、海というものを人間が自由に移動するために作られたもの…船。その船に乗っているのは…………

 

 

 「それでは、宝鐘海賊団、出港準備~!」

 

 

 海賊、海を荒らすものともされるが、彼女等は、お宝を求める。つまり、船は狙わないとしている。慈善行動もしているため、名だけの海賊団なのだ…

 

 

 「おい、見ろよ、あれが船長の宝鐘マリン船長だ。」

 

 

 「へぇ~、あれが噂の…相手はどこにいるんだ…?」

 

 

 「俺、この海賊団に入ってて良かったー、と思うわけ。だってあれを間近で見られたんだぜ?」

 

 

 「よ、流石は世界中に広がった告白を受けた女。格が違うぜ!」

 

 

 彼等は、新人も居れば、もう長い…と言っても、結成して半年しか経っていないが、それでも、最初は二人だけだった海賊団を、彼等はここまで大きくしたのだ。

 

 

 「ちょっと!あの時の事を振り返したの誰ですか!?帆に吊るしますよ!?」

 

 

 彼女達はとある事件に巻き込まれ、その時のとある行動により、解決したのだが、それは、彼女に全世界の人間が聞いている前で、告白するという、詳しくは後程話そう。その元凶は…

 

 

 ──良いではないか…また、聞きたいなら我がいつでも…

 

 

 「うわぁぁぁあ!?魔切さん!止めてください!ここでは流石に…」

 

 

 「良いじゃねぇか!もう全世界の人間が、宝鐘マリンは全世界が聞いてる前で愛してると告白されたイカれた男がいる、ってことはもう忘れられない記憶なんだからな。」

 

 

 「俺達に聞かれて恥ずかしいことはないよなぁ?だって…」

 

 

 「うがぁぁぁあ!?止めてください…それ以上、船長の事いうと、海に放り投げますよ…」

 

 

 彼女は、強がってはいるが、顔は真っ赤で、帽子で顔を覆わせて、恥ずかしいを全面に出してる時点で、威厳はもう無く、ただの乙女がそこにいるだけになっている。

 

 

 ──くくく、まぁいい、愛は後で語れば良いだろう。ほら、出港は済んでいないだろう?さっさと持ち場に付け!…よし、マリン。戻ってこい。

 

 

 「はっ!すいません。っていうか!魔切さんも!悪ノリしないでくださいよー!」

 

 

 ──くくく、すまんな、照れる顔が愛しいから、つい口が出てしまったようだ…

 

 

 彼は、マリンから怒られているが、軽くあしらうようにしながら、さらに口説いていく。

 

 

 「もぅ~直ぐそうやって船長を口説くのイケないと思います!」

 

 ──くく、善処するよ…だが、油断してると、後ろから囁くのは忘れるなよ?ほら、船長なんだから、みんなの所に行ってこい。

 

 

 「魔切さん!後で覚悟しておいてください!良いですね!」

 

 

 そう言って、マリンはそそくさとその場を立ち去る。ポツンと1人になった彼は、マリンが見えなくなるまで、見守ると、船の方を眺める。

 

 

 ──まさか…この船が変形するとは思うまいさ……可変できる船『アイフリード』かつての大海賊の遺産…マリンのお祖母さんの遺物。俺とマリンの二人の…そして、宝鐘海賊団の船に成ってくれたのは…何でだろうな…?なぁ…『アイフリード』…なんで俺達を選んでくれたんだ…。

 

 

 その問いに、答えるはずもなく、船はただそこにたたずんでいる。

 

 

 突然だが説明しよう!この船はかつて、世間を騒がせた『アイフリード海賊団』が所持していた。そして、何を思ったのか、当時の船長であるマリンの祖母が改良し、変形するロボットに成ってしまったのだ。その名も、『アイフリード』。海賊団に基づいて名前を付けたそうだ。

 

 

 武装は、剣、魔力のビームガン、胸部の大砲、小型の大砲による爆裂パンチ、推進力を使ったキックなど様々な武装が施されている。そして、水中でも戦えるように様々な所に推進力として、ブースターを設置という、水上、水中どちらでも戦える。そして、全ての武装に撥水加工しているという…何故ベストを尽くしたのか…

 

 

 更に魔力タンクも常備しており、先代ウンディーネの化石により、空中での戦闘も可能という…しかし、陸上では、あまり戦えない。水中や空中での戦闘を想定して作られているため、陸上だと、部品が壊れてしまうからだ。流石に宇宙ではまだ、戦うことは出来ない。

 

 

 ──選ばれただけでも、我は感謝している。ありがとう。『アイフリード』…さて、我も怒られる前に準備をしなければな…

 

 

 彼はそう言って準備に取り掛かった。『アイフリード』はその姿を、ずっと、先程の彼のように、見守っている……かもしれない。

 

 

 

 ~数刻後~

 

 

 「行ってらっしゃい~ここは、団長達で守るから!」

 

 

 「なんか絶対に取ってくるぺこよ!手持ち無沙汰で帰ったら承知しないぺこよ。」

 

 

 「が、頑張ってください…」

 

 

 「絶対に見つけて帰ってこいよー。」

 

 

 「あ、なんか魔道具はシオンにちょうだい!絶対に損させないから!」

 

 

 彼女達は、マリンや魔切の同級生で、この航海を後押ししてくれた友人だ。マリンや、魔切は休学扱いで、復学するのは、目処が出てないが、帰ってきたら、復学するとの約束の元。航海に応援してくれた者達だ。

 

 

 「出迎えご苦労様で~す。これから船長たちは、長い航海に出るから、寂しくても連絡出来ないぞ~?」

 

 

 「えぇ?団長は大丈夫だよ?それよりも、夫婦で航海旅行なんて羨ましいな…?(良いなぁ…マリン。魔切くんと二人で旅行なんて…悔しい…なぁ…)」

 

 

 「はぁ?誰が心配なんてするぺこか!リア充の心配なんて…さっさと財宝持って帰ってこいぺこ!(ぺこらが、あの位置に居れば…こんな嫉妬しなくても良かったのかもしれないけど…選んだのは魔切ぺこ…羨ましいぺこ…)」

 

 

 「…そうですね…少し、寂しいかもしれないですけど…るしあは大丈夫です!(魔切さん…るしあは…まだ、諦めません。…ですけど、傷は付けたくないのです…心にも、体にも。どうすれば…)」

 

 

 「ほら、バカ言ってないでさっさと行きな!皆、これから用事有るんだからさ…(…マリン…早く行ってよ…ようやく、魔切への想いを…整理できるんだからさ……やっぱり出来ないや…アタシ…諦め悪いからさ…)」

 

 

 「また下らないこと言ってないで、さっさと行きなさいよ!この元山賊!(んー、魔切が居ないのは、ちょっと寂しいけど、2度と会えない訳じゃないし、さっさと見つけて帰ってきて欲しいんだけど…)」

 

 

 彼女達は、それぞれの想いを、密かに隠しつつ、彼等の航海を応援する。それが、最善だと思っているからだ。報われなくても、彼女たちには、きっと、幸は訪れるだろう…

 

 

 「え?なんかメチャクチャ辛辣なんですけど…?るしあぐらいなんですけど?」

 

 

 そんな想いを露知らず、彼女は、応援にしては辛辣だと、若干傷心状態に成ってしまった。

 

 ──それだけ、信頼されているということだ。…さぁ、号令をかけるんだ……皆、すまんな!見送り感謝するぞ!また、皆で会えるのを楽しみにしておく。それまで…元気でな。

 

 

 魔切はそう言うと、マリンと共に、舵の所に向かう。

 

 

 「「「「(そういう所なんだよなあ…)」」」」

 

 

 と、一同が惚れ直した?のであろう。ジト目をしながら、その出港に立ち会う。

 

 

 ──いいか!我らはこれより、アイフリード海賊団が残した遺産を見つける。それまでは帰ってこれないと思えッ!…船長、一言言ってやりな…

 

 

 「ここまで、集まって貰って…物凄く嬉しいです。…船長。お祖母  ちゃんが残したものを…回収しに行くのに…いろいろ有ったんですけど…」

 

 「おい、話長いぞッ!幸せ船長!旦那を見習えよ!」

 

 

 「早くあれを聞きたいんだ!俺達はあんたらに着いていくぜ、そのために乗ってんだからなッ!」

 

 

 「「「「おう!」」」」

 

 

 「皆さん…分かりました!こんなうじうじ言うのは船長らしく有りませんね!では皆さん、ご一緒に…アイフリードの遺産求めて…」

 

 

 

 

「「「「出港~!」」」」

 

 

 

 彼女達は航海に出る。果てしない旅路か、はたまた直ぐに終わってしまう旅行かは、彼女達の運次第。しかし、その航海も、道半ばで潰えるとは、誰もそのときには、分からないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、本来なら、ここで終わりも良いだろう。…しかし、その告白シーンを見たくはないかね?ならば、この先を見るが良い!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回までのあらすじ!

 

 

 心の声が聞こえるロボットを使う相手と悪戦苦闘。

 

 

 ──くっ…我の声も分かるとは…どうすれば…

 

 

 「焦ってますねぇ!私にはこの世界の全ての声が聞こえます!貴方の事も、そこらへんに隠れてるスナイパーの小娘の事も丸分かりなんですねぇ!」

 

 

 「どうしようかな…」

 

 

 絶対に外せない、その状況の中で、一つ、彼の中で閃きが生まれる…

 

 

 ──そうか!この方法なら…

 

 

 そして、魔切が取った行動とは…

 

 

 ここから本編

 

 

 

 「貴方方の無様な姿を全世界の人間に届けてあげますよぉ!!」

 

 

 ──くっ…やはり、心を読まれるというのは…辛いものがある。我は読まれても良いが…ぼたんの心まで丸見えとなると、狙撃のタイミングが…

 

 

 「今の貴方の声も全世界に丸聞こえですよぉ?良いんですかぁ?そんなことを言ってしまっても…?大人しく屈辱を味わってください!」

 

 ──ちっ、面倒な…仕方ない、これを利用するか…ここで言うのは…本来は向き合って伝えたかったものだがな…

 

 

 「何をするつもりですか?下等民族が…うぐおあぁぁ!?」

 

 

 ──さぁ、全世界の人類よ!今から我は、告白というものをする!心の声が聞こえると言うのなら、存分に聞かせてやるッ!………多分、聞こえているだろう!我が愛しの君よ。全世界に、その名を轟かせてあげよう。我は!宝鐘マリンが、大好きだああぁぁぁぁぁ!

 

 

 「このガキ…何を考えているのです!?ここは、戦場ですよ!」

 

 

 ──好きと言っても、信じてくれないかもしれない。だがッ!いつ、どこで、どのように好きに成ったかを!説明する!始めは、クラスで隣に成ったあの日。あの時に、マリンに見惚れてしまった!あの時から、我の中で、好きという感情が生まれていた!

 

 

 これは、全世界が、世界の命運を掛けて戦っている場面で、あろうことか、魔切は告白を始めたのだ。実際に、その甘酸っぱい告白を聞いていると、聞いている側は、たまったものではないだろう…

 

 

 ──それだけじゃない!我がバトルロワイヤルでピンチの時も、メリットも無いのに我を助け、我と共に戦った初めての共闘も、その後での一対一の戦いも、我はずっと忘れない!

 

 

 「この声…すごいなぁ…皆に聞こえてるって分かるのに、それをここで言っちゃうんだ…」

 

 

 思わず隠れておかないといけないぼたんですら、この反応である。

 

 

 「うわっ、魔切くん。すごいことしてるね?」

 

 

 各地でも、やはりこの声は聞こえてるらしく、他の学園のメンバーも、その告白に唖然となっている。

 

 

 ──そこから、マリンのお祖母ちゃんの財産である。この船を狙ってくる奴らからの逃走劇の時も、二人でこの船で航海に出た時も、ずっと、ずっと!マリンの事を見てたんだ!マリンと二人で居たのが楽しかったんだ!

 

 

 「へぇー、そんなことをやってたんだ…シオンも混ぜて欲しかったなぁ…絶対に面白そうだったのに…」

 

 

 「あ、これ、マリン死んだぺこね。確定ぺこ。きっと今、顔真っ赤にして、魔切の所に突撃しに行ってるぺこ。」

 

 

 「はわわ…魔切さん…すごいのです…」

 

 

 魔切達を知らない人からすれば、イカれた人間だが、全世界に聞こえているのに、告白する度胸は、誉められるものだと、後に語られた。

 

 

 ──我は、好きという言葉じゃ足りない。愛しているんだ!もっとマリンの事を知りたい。愛故に、全てを知りたいのだ!マリンがこれを聞いて、どんな気持ちかも知りたい。マリンの全てを聞きたいんだ!

 

 

 「うわぁ、やるね。魔切君。皆、祝福してくれるよ。戦いに勝ったらね。絶対に私たちは祝福するよ!」

 

 

 「こんなことやるとは…魔切、アンタ、相当なバカだね……それを好きになった、アタシもバカって事だけどね…」

 

 

 彼の告白は、今も全ての、聞こえる人間に聞こえてしまい、もはや、ただの公開処刑になっている。

 

 

 ──もし、マリンが、好きな奴がいれば、そいつから全力で奪い取って見せるッ!もし、この告白に、異議がある奴が居るなら受けてたつッ!俺は絶対に、マリンの事を諦めたりはしない。マリンを譲ったりなんか…絶対にしない!

 

 

 「こんなことをされれば、受け手は当然羞恥にまみれてるはず…」

 

 

 彼は、すぐさま、告白を受けている当人の声を聞いてみた…

 

 

 「…うわぁぁぁあ!?何やってるんですか!?あの人!え?マジですか!?え?ホントに!?全世界に?この告白聞こえてるんですか!?…やっべ、今すぐ止めに行かねぇと…」

 

 

 そう言いながら、マリンは魔切の居る戦場へ駆けた。

 

 

 マリンが、この告白を受け取ってくれると言うのであれば、我は正面から抱き締めます。絶対に、逃がさないつもりだ!生涯を共にするって誓っても良い。俺と一緒に、永遠の航海に付いてきてくれないかッ!

 

 

 「あれがマリン?」「幸せにねー」「こんな告白する人奴、絶対に逃がすなよー。」「旦那にいっぱい抱き締めて貰いなよー」

 

 等と、ヤジを飛ばされる。その度に、顔は真っ赤に染まり、羞恥で心臓が止まらなくなっていた。…羞恥だけでなく、嬉しいという感情も混じりながらではあるが…今の彼女は、もはやそれすら気付かないぐらい、錯乱していた。

 

 

 返事はいつでも良い!覚悟が決まるまで、我の心は絶対に揺るがない!だからこそ、もう一度言わせてくれッ!マリィィィィン好きだぁぁぁぁ!お前が、欲しいッ!

 

 

 「ええい!青春もほどほどにしなさい!…そうだ!心の声を、まわりの音をカットすれば良いんだ!…………ふぅ、これでシリアスに戦闘が出来る…」

 

 

 彼は、余りの甘酸っぱさに耐えきれず、思わず、心の声を、周りの声を集める機能をカットしてしまった。…それが、致命傷になるとも知らずに…

 

 

 「さぁて、おや?…スナイパーの小娘の声が……聞こえない?」

 

 

 彼は、目の前のことに集中しすぎて、大事な、警戒というものをしていなかったのだ。故に…この好機を、ぼたんは逃すはずもなく…

 

 

 「悪いけど、今だね?」

 

 

 ロボットによく効く、一発で全ての機能を低下させる弾丸を、彼女は真っ直ぐに標的に放った。無警戒だった敵に、避ける術もなく、呆気なくクリティカルヒットした。

 

 

 「ぐぉぉぉぉあ!?しまったッ!つい、気を取られて…全機能低下だと!?」

 

 

 「今だよ、魔切!」

 

 

 ──ッ!了解ッ!行くぞ、『アイフリード』ッ!喰らえぇぇぇえ!

 

 

 そして、全ての機能が低下した相手に、全力で、制圧にかかり、乗っていた奴を確保し、事件は解決した。

 

 

 その後、マリンは怒りながらも、告白を受け取り、見事カップルが出来たのだ…しかも、全世界の人間公認という、すごい規模のカップルがここに誕生した。この告白は、ニュースにもなり、瞬く間に有名人になってしまったのだった。

 

 

 「どうして…こんなことに…」

 

 

 ──すまんな、相手の心を惑わすには、こうするしかなかったと思っていた…実際によく効いたから…だが、あの時に言ったことは全て心から言った言葉だ。…いつでも聞きたいなら今すぐにでも…

 

 

 「ああー!止めてください、これ以上船長は恥ずかしくなりたくありません…」

 

 

 これが、大告白の真相である。

 

 

 

 ここからは、少し余談である。

 

 

 

 

 「ダーリン大好き。ちゅっちゅ!」

 

 

 ──ハニー我も当然だぞ。さぁ、愛し合おうではないか!

 

 

 「すいません。やっぱり無理です。ダーリンとハニーは無理っすわ…」

 

 

なんて会話があったそうな…

 




 ししろんは、ロボットに致命傷を与えられる弾丸を、一発のみの状態で当てないといけない…と言う盤面でした。

 告白シーンでの使ったキャラは皆分かるかな?分かったら君もネット老人だ!
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